イタリアフォーラムより「マルセイユGPF~現地観戦記(その4)」

前回の続き
今回はスピッチーネさんの感想です

イタリア羽生結弦フォーラムより

ようやく外傷後急性ユヅリーテの発作から回復して、医師が隔離病棟から出してくれたからユヅとGPFについて語ることが出来るわ

何よりもみんなに実際に会うことが出来て本当に嬉しかったわ(初めての人も2度目の人も)
そしてこのクリニックを快適な場所だと感じてくれている皆さんと皆さんの情熱に感謝します。

 

木曜日

男子ショートプログラムでは全員が会場に集合したわ。

席は人によってカテゴリーが違って別々だったけれど、会場は小さかったし、手を振り合って挨拶することが出来た。

ディディとブルーは私達の傍の席で、私達のバナーはゴールドの席を取ったラブリーとその友人の手に委ねられた

このバナー>>

私達が席に着くや否やユヅが他の選手達とK&Cエリアに現れた。

それから選手達はリンクインして、まず選手の紹介があって(今年から始まった新しい試みね)、それから6分間練習が始まった。

私にとってユヅを実際に見るのはこれで2度目だったけれど、バルセロナの時と同じ印象を受けたわ。動画やテレビと同じ、違いは実際に生身の人間として私達の前にいるということ。

身体を温めるためにリンクを2周ほど回った後、彼はすぐにジャンプを跳び始めたわ。勿論、少しも時間を無駄にせずにすぐに4Lo・・・

それから衣装の上に着ていた上着を脱いだ。

SEIMEIの衣装と同様、どれほどキラキラ光っていたか、映像からでは想像出来ないと思うわ!

正直、衣装については生で見るのと動画で見るのとどちらがいいのかは分からないけれど、実際に見ると少なくともパンツはあまり色が変化せず、紫色に見えた。いずれにしても6分間練習は衣装と同じようにファンタスティコだった!

半分大惨事だったハビ、ショーマ、ネイサンの演技を見た後、アダムの美しい演技で私達の気持ちが少しアップして・・・いよいよユヅの番になった。

彼がリンクに足を踏み入れた時、とても集中していて少し緊張しているのが分かったわ。

でもあの4Loの後、笑い出した瞬間にその緊張の大部分から解き放たれたんだと思うわ。一体どんな『物理の法則』によってあのジャンプをこらえたのかは謎だけれど・・・ハビの4Sもそうだけれど、クリケットでは重力に逆らう方法を教えているのは明白ね(爆笑)

そして3Aの後は文字通り爆発した!!!

誓って言うけれど、生で見るプリンスは本当に驚異的だった。

途方もないエネルギー

そして何よりもどんな風に彼が観客を誘って巻き込んだか!!!

まずはあの眼差しで・・・ジャッジの反対側の席を占めていた(2階席にいた私達を含む)観客を全員ノックアウトした(残念ながらテレビでは背を向けていて、彼の表情は見えなかった)

それから観客を手振りで煽ってあのスラインディング!!!

:faint:

SPが終わった後、私達はまだ頭の中がグルグル回っていたわ

それで会場を出て、冷たい風で頭を冷やして・・・

でも幸運なことに私達は会場から出てきたブライアンに出くわしたのよ!!!

私達は彼におめでとうと言ったわ

そして彼はきっと私達が哀れな精神病患者の集団だと分かったんでしょうね・・・

「ありがとう」と答えた後、足早に立ち去っていったわ(爆笑)

土曜日

土曜日は男子ジュニアの公式練習が始まる8時半に会場に入って、男子FSが終わる深夜まで実質1日中、会場にいたわ。

練習はいつものようにファンタスティコだった。

もし試合を観戦するなら練習も見逃さないでね。

だって45分もの間、目の前で滑るユヅをずっと見ていることが出来るのよ!!

勿論、私達はユヅがこちらを向いて挨拶するたびに私達のバナーを掲げたわ。

ポジションから考えて絶対に見えていたと思う!

白熱した試合が続いた午後の後、会場はようやく満席になったわ。

そして男子フリーの時間がやってきた。

フリーの私達の席はサイドの前列だった。

6分間練習中、ユヅはジャンプ、特に4Loと4S-3Tのコンボを取りわけ集中的に試していた(どちらのジャンプも私達の前で跳んだのよ!)

でもそんなに緊張しているようには見えなかった。

私はユヅのフリーがとても好きだわ。

でも完成させるまでにはきっとまだ時間が必要なのね。

前半は本当にファンタスティコだった。

まるで羽毛のように軽やかだった・・・

後半はエレメンツに集中していて、当然魔法は少し失われたわ。

残念ながらバルセロナの時のように記録の誕生に立ち会うことは出来なかったけれど、正直そんなことはどうでもよかった

試合の途中で・・・ユヅが2位でショーマが台落ちという最悪のシナリオを想像してパニックに陥るあまり:panic: 、妹と一緒にチャンの失敗を願ってしまったけれど(スポーツマンシップに反しているのは分かっているわ・・・でも気持ちが強過ぎて抑えることが出来なかった!笑)

でも例え違う結果であったとしても重要ではなかった。

だってユヅも、他の全ての選手達も生で見るに値するし、現地に試合を見に行ってがっかりすることは絶対にないと保証出来る

日曜日

エキシの練習

エキシの練習はフリーの練習より観客が多かった

この練習も絶対に見る価値があるし、ある意味、試合前の練習より面白かったわ。

どの選手もリラックスしているし、特にユヅにとってはエキシの練習はもはや彼の頭に浮かんでくるあらゆるアイデアを試す絶好の機会になっているから(彼を監視するブライアンがいないからよね???)

何よりも彼の愛すべき独り言やジャンプが思い通りに決まらなかった時の自分自身への愛らしい悪態を確認することが出来たわ!(笑)

エフゲニアとは仲良しね。

練習時間が終わると、彼をリンクから出るよう説得するために、製氷車を使って彼を外に放り出さなければならなかった:stralol:

スピーカーは『日本の選手、練習時間は終了です』とわざわざアナウンスしなければならず、ユヅは周りを見渡して人気のないリンクに自分一人しか残っていないことに気が付いた:stralol:

この長い抒情詩を締めくくると、現地で観戦する方が、ずっと冷静に試合を見られるし、不安も少ない。だから私達の精神的健康のためにも生観戦は必須なのよ!!!

私達の次の目標は保健制度の最後の治療機会としてオリンピックの試合会場に入れてもらうことよ!:stralol:

 

マルセイユで出会った全てのユヅファン(日本人、イタリア人、そしてその他の国のファン)に感謝します。

私達は本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来たし、本当に楽しかった!

勇敢にも頭のイカれた私達に近づいてバナーの写真を撮ってくれた勇気ある皆さん、ありがとう!

木曜日のゴールドのチケットを譲って下さった日本人の女性に感謝します。
おかげで女子フリーを初めてリンクのすぐ傍の1列目で観戦することが出来ました!

そして私達のキャンペーン#YuzutoWorlds2018に賛同して下さった全ての方に感謝します!
私達イタリア人だけじゃなく、他の国の多くのファン達もユヅをイタリアで見たいと望んでくれていることを知って嬉しかった!

いつも私達のクレージーなコメントを読んでくれてありがとう!:flowers:

あっ!忘れるところだったけれど、これは正式なニュースよ!

たった今、医師達が今シーズン中、数人の患者達にもう一度外出許可を出すことを決定したの(どうやら彼らはユヅリーテ病棟に患者があまり残っていない方が平和で、自由時間を満喫できることに気が付いたようね)

だからヘルシンキにも行きます!!!

ユヅを応援して、私達のキャンペーンを推し進めるために!!!

次は世界選手権で会いましょう!

 

スピッチーネさんの妹さんがデザイン/制作した
#YuzutoWorlds2018ステッカー>>

 

***************************************

スピッチーネさんも書いている通り、生プリンスは異次元でした。
私は彼女達とは反対側のジャッジ側の席だったので、あのズサーが真正面で・・・心臓を矢で射貫かれるほどの迫力と破壊力がありました。
とにかくジャンプやステップは勿論、視線とか表情とか何にかもが超自然的で圧倒されました。
そして全てが完璧に音楽と同調していた
音楽に合っているというより、まるで音楽が彼の一部のようで、特に
3アクセルと着氷後の足上げの音ハメは鳥肌が立ちました。

個人的なことになりますが、この大会、開催場所が治安の悪さで悪評高いマルセイユで、しかも南仏は英語が通じなさそうと少々不安だったので、フランス語が堪能な夫を「ユヅル・ハニューは100年に一度現れるかどうかの超常現象だから絶対に1度は生で見ておくべき!」と訳の分からないことを言って丸め込み、一緒に来てもらった訳なのですが、スポーツはサッカー以外見ない典型的なイタリア人で、フィギュアスケートの試合を観戦するのも勿論初めてだった夫が羽生君のショートの演技の後、かなり興奮して「他の選手も全員ブラボーだけれど、彼は次元が違う。マラドーナやジダンやアイルトン・セナのように、他の選手達がどんなに努力しても絶対に敵わない生まれながらの天才で超常現象なんだろう」と言っていました。

フリーはミスがあったけれど「懸命に難しいジャンプを跳んでいることが伝わってくる他の選手と違って全てがナチュラルでいずれにしても異次元」だそうです。

フィギュアスケートに対する知識が全くない人が見ても、Fenomeno(超常現象)だとすぐに分かるんですね

Previous Entries イタリアフォーラムより「マルセイユGPF現地観戦記(その3)」 Next Entries イタリアフォーラムより「マルセイユGPF~現地観戦記(その5)」