イタリアフォーラムより「FaOI神戸~レクイエム感想その3」

レクイエムの感想の続きです。

requiem10 イタリア羽生結弦フォーラムより

「今日、改めてレクイエムを見たわ・・・そして私は、これは2011年の震災の生存者なのだと呟いた!!!時として忘れてしまいそうになる・・彼はあの瞬間を体験し、想像に絶するほど辛い日々を過ごしたのだということを・・・彼は闘い、オリンピックの金メダルを手に入れた!そしてあれから4年たった今、あの時間に感じた全てを彼の魂を削る手段であるブレードで表現する力を見つけてくれた。彼は、故郷の人々の苦しみを代弁し、自らの傷つきやすい心をさらけ出してくれた。

つまり、彼の身に起こった苦難の深刻さを考えれば、成し遂げられないリスクもあったのに・・・彼は偉大だった、それ以外の何者でもない!」

「彼は無比の存在よ!!

そうね、時に忘れてしまいそうになるけれど、これほど多くの犠牲者を出した震災で生き延びたユヅは幸運だったのね・・・考えるだけで鳥肌が立つわ・・・」

「アリジュ、ユヅルについてのあなたの言葉は素晴らしいわ!!!彼の中には100人の人間に相当する強さがある。彼は多くのものを失ったけれど、決して敗者にはならなかった。それどころか以前に増して強くなり、同年代の少年達に比べて精神的にずっとずっと大人になった」

「素晴らしいコメントだわ!!本当にそうね・・・忘れてしまいそうになるけれど、あの日命を落としていた可能性だってあったのよね・・・アリジュの言う通り、レクイエムを滑る時、ユヅは傷ついた心をさらけ出す」

「本当にユヅが無事でよかった。リンクの建物が倒壊しなくてよかった・・・彼は、彼と同じように生き延びた人々に希望を与えるために生き延びたのね」

「アリジュのコメントは素晴らしいわね。これほどの悲劇を体験した後で、彼が見せた気持ちの強さは本当に驚異的ね」

「ユヅはフィギュアスケートの進化に大きく貢献している。私が彼を大好きな理由のひとつよ。彼はフィギュアスケートを、ジャンプを次々に跳ぶだけの技術的エクササイズになり下げるようなことをしたくない。でも芸術面・表現面をおろそかにすることなく、技術的難度も上げようとしている(これはフィギュアスケートが他のどのスポーツとも違う、唯一のスポーツになっている特徴だと私は思っているわ!!)

それに彼の途方もないカリスマ性と並外れたパーソナリティも忘れてはならない!!!
100年後も『仙台の白鳥』は語り継がれているだろうと私は確信しているわ!!!」

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☆ 素晴らしい言葉ですね・・・フォーラムの人達はいつも私の思っていることを代弁してくれます。

羽生君が被災したのは16歳の時。

私がフィギュアスケーター、羽生結弦を初めて見たのは震災の前の2011年四大陸選手権でした。
信じられないほど簡単に跳んでしまう美しい
ジャンプと、粗削りながら心を鷲掴みにする内面から迸るような強い表現力に衝撃を受け、これまでの常識を覆す新しいタイプのスケーター、必ず世界チャンピョンになると確信しました。

でも、そのすぐ後で震災が起き、彼自身、練習場所を失い、大変な思いをしていたはずなのに『被災地のため』と彼の年齢の少年には重過ぎるものを背負い込み、それが年々どんどん大きくなっていくようで、そんなに一人で抱え込まないで、と思っていました。

でも、被災地のために滑るということが、今の彼にとって大きなモチベーションの一つになっているんでしょうね。

だからこそ、彼の演技にはこれほど魂を揺すぶられるのだと思います。

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