イタリア版Wikipediaの「羽生結弦」ページが詳し過ぎる件

オフシーズン、イタリアは深刻なハニューロスなので、イタリア版Wikipediaの「羽生結弦」ページについて少し。

何しろ凄いんです!日本版より詳しいんじゃないかというくらい詳しい!

私が知る限り、少なくとも4年前から羽生君のページだけやけに詳しく、しかもタイムリーに更新されています!
2015年NHK杯とGPFの歴代最高得点についてはGOE満点のジャンプやジャッジが出した10点の数まで詳しく触れ、このシーズンのボストン世界選手権では右足甲の怪我のためにフリー後半の4T を4Sに変更せざるを得なかったと日本語版にすら書かれていないことにまで言及しています。

平昌オリンピックについては、圧巻の演技でディック・バトン以来66年ぶりの五輪二連覇を成し遂げたものの、大会後に怪我の状態が想像以上に深刻で、実は痛み止めがないとジャンプを跳べない状態だったことが明かされ、そしてまさにこの理由から、怪我の治療とリハビリに専念するためにミラノ世界選手権には出場出来なかったと

更にアイスショー「Continues with Wings」についても結構詳しく書かれています!

一体誰が書いているのか???

膨大な量なので印象的な部分をピックアップしてみます

 

it.Wikipedia.org原文>>

 

<振付、トレーニング、技術>の段落より

David W. Carmichael撮影
David W. Carmichael撮影 – http://davecskatingphoto.com
CC BY-SA 1.0

羽生は2011/2012年シーズンの終わりまで阿部奈々美の指導の下、故郷の仙台で練習していた。学校に通学していたことに加え、喘息の問題もあり、1日に2時間しか練習出来ないことがしばしばあった。2011年3月11日の震災により、彼の町のリンク下の排水管の幾つかが破裂し、若きスケーターは2011年7月24日にリンクが再開するまで、横浜、八戸、青森で練習しなければならなかった。

2012-2013年シーズンから羽生はトロントのクリケットクラブに練習拠点を移し、2010年のオリンピックチャンピオン、キム・ヨナのコーチとして知られるブライアン・オーサーの指導を受けることになった。

ジュニア時代の彼のプログラムは全て阿部奈々美の振付だった。
2012-2013年シーズンからデヴィッド・ウィルソン、シェイ=リーン・ボーン、ジェフリー・バトルが競技用プログラムの振付を担当した。
一方、エキシビション用プログラムではカート・ブラウニングと宮本賢二が振り付けたこともある。

羽生はオールラウンダーのスケーターとして認識されており、究極難度の技術と最高クオリティの芸術性を融合させる傑出した能力がある。

2006年のオリンピック銀メダリストであるステファン・ランビエールは彼について「おそらくフィギュアスケート史上最もコンプリートな選手」と定義している。

また多くの解説や専門家が、特に2個目のオリンピック金メダル獲得の後、羽生を史上最高のスケーターと認めている。

技術に関して羽生は4種類の4回転ジャンプ:ルッツ、サルコウ、トゥループ、ループを跳ぶことが出来る。4ループは彼自身が史上初めて成功させたジャンプである。

バックカウンターなどの非常に難しい入り方から3アクセルを実施することでも有名である。

アイスショーでは3連続3アクセル、4T-3Aなどのコンビネーションジャンプを決めたこともある。

要約すると、彼の全てのジャンプ要素は非常に幅があり、極めて正確に実施されるため、高い出来栄え点を得ることが出来る。

彼のプログラムには一般的に男子には難しい、高い柔軟性を要するスピン(例:ビールマン)が含まれている。

ハイドロブレーディグも彼の代名詞的な技である。

 

<記録>の段落より

☆まず彼の12回に渡る歴代最高得点の内訳がリストアップされています。そしてその下の

<その他の記録>より

  • 史上初めて試合で4ループを成功(2017年オータムクラシックインターナショナル)
  • グランプリファイナル四連覇を成し遂げた史上初唯一のスケーター
  • 1962年のディック・バトン以来、男子シングルでオリンピック二連覇を成し遂げた初めてのスケーター
  • 1948年-1952年のディック・バトン以来、オリンピックタイトルを獲得した最も若いスケーター(ソチ2014年-19歳)
  • 2002年のアレクセイ・ヤグディン以来、同じシーズンにグランプリファイナル、オリンピック、世界選手権の三冠の偉業を成し遂げた最初のスケーター。
  • オリンピック金メダルを獲得したアジア人初の男子スケーター
  • 複数の世界タイトルを手に入れたアジア人初の男子スケーター
  • フリープログラム後半に4回転ジャンプを3度成功させた史上初のスケーター(2017年国別対抗戦)
  • プログラム後半に4トゥループ/ループ/3サルコウのコンビネーションジャンプを成功させた史上初のスケーター

 

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☆最近、Wikipediaが更新され、他の選手のページもかなり詳しくなりましたが、先シーズンぐらいまではハビエルやパトリックのページでさえ半ページ程度の略歴しか掲載されていなかったのに、羽生君のページだけはノービス時代の成績から事細かに紹介されていて、マッシミリアーノさんが執筆・更新しているんじゃないかと疑っています(他の選手のページもある程度充実した今も、羽生君のページだけ段違いに内容が詳しい)。

記録の段落、12回の歴代最高得点に加えて9項目もの記録!
改めて史上最高の、数百年に一人のスケーター(この先、彼のようなスケーターが再び現れるのは難しいだろう・・・By アンジェロ・ドルフィーニ)の進化をリアルタイムで追うことが出来る幸せを噛み締めました。

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