イタリア解説EuroSport版「平昌2018男子FS~6分間練習」

イタリア時間の深夜3時頃から始まった男子フリー
私はアリエフ選手の演技の途中から見始めたので、6分間練習は録画はしていたのですが、見逃していました!!

 

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)

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M:この試合の最も重要な瞬間がやってきた

A:ここに絶対的主役の一人、羽生結弦が映っている
彼の後に続くのはリンクメイトのハビ・フェルナンデス

これからショートで他の選手達をリードしている最強の選手達が紹介される

M:ドミトリー・アリエフ
ロシアの選手で現在、サンクトペテルブルクで練習しているけれど、ロシア極東の出身だ

ジン・ボーヤン、最近行われた四大陸選手権の勝者

パトリック・チャン、オリンピック金メダル以外の全てのタイトルを手にしている
ソチ大会では銀メダルだったが、数日前の団体戦で金メダルを獲得した

羽生結弦、彼は本当に全てのタイトルを総なめにしている選手だ
四大陸選手権が欠けているけれど、あまり重要な大会ではない

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ハビエル・フェルナンデス、この4年間で2度世界チャンピオンに輝いた
パトリック・チェンと共にこのグループでは大ベテランだ

そして宇野昌磨、もう一人の日本人で世界ジュニアチャンピオン
シニアに上がってからは重要な大会で崩れることはごく稀で、安定して表彰台に乗っているが、まだ一番高い位置に上ったことがない。

A:いずれにしても現世界選手権銀メダリストだ。つまり日本は現世界チャンピオンと世界選手権第2位をこの大会に送り込んできた。
日本は金銀独占という大きな野望を抱いているが、大会の現在の状況を考えると非常に困難だ。ショートプログラムのフェルナンデスは絶好調で日本人2人の間に割って入った。

それにネイサン・チェンの怒涛の追い上げに注意が必要だ。
このグループの偉大な選手達にとっても、彼の得点を超えることは決して簡単なことではない。例え、ショートプログラムで大きくリードしていても

M:ジン、チャン、フェルナンデスのプログラム構成ははっきりしている。つまり最近の試合で披露した構成を変えることはないだろう。まあ、パトリック・チャンは今シーズン、国際大会であまり見ていないけれど

アリエフ、羽生、宇野は複数のオプションを持っている。だから状況に応じて何かを加えたり、抜いたりすることが出来る。

A:そうだね、僕達はユヅルが選んだ構成に非常に興味がある
ランスル―では4トゥループ2本、4サルコウ2本、3アクセル1本のプログラムを滑るつもりのように見えた

M:でも僕達は彼が4ループを綺麗に成功させているのも見た

A:つまりループ1本、トゥループ1本、サルコウ2本、アクセル1本の構成も可能ということだ。もし4ループが安定しているなら最も好ましい構成だ

M:コーチとしては、どれがベストの戦略だと思う?

A:難しいね。でも僕は出来るだけクリーンなプログラムを滑ることを重視すべきだと思う。

もしループの確率があまり高くないなら、僕ならクワド3本、トゥループ2本、サルコウ1本、またはサルコウ2本、トゥループ1本でアクセル2本

もしループが安定しているのなら、ループ、サルコウ、そして後半にサルコウ、トゥループ、そしてアクセル2本

勿論、難度を落とし過ぎてはダメだ。いずれにしてもトータルで300点以上の得点は必要になるから

ネイサン・チェンの297点を大幅に超えなければならないし、宇野昌磨、ジン・ボーヤン、フェルナンデスが300点を超えられる得点を握っていることも考慮しなければならない。だから選択肢があると言っても、それほど範囲が広いわけではない。

M:ショートの結果を考えると、少なくとも4人が300点を超えられる可能性がある。

パトリック・チャンは300点を超える得点を持っていない。
300点を超えるにはフリーの自己ベストを大幅に上回らなければならないし、彼が披露するクオリティにも拘わらず、おそらくエレメントが足りない、つまり基礎点が少し足りないと思う。

A:そうだね・・・

M:パトリック・チェンが300点を超えるにはフリーで210点が必要だ
ネイサン・チェンは今日何本クワドを跳んだか?6本だよ、6本

A:今日のネイサン・チェンはクワド6本のフリープログラムで215点だった

M:パトリック・チャンが300点を超えられないと言っている理由がこれだ
おそらく彼はネイサン・チェンに勝つことは出来ないだろう

2人は短期間の間、リンクメイトでもあった

このグループではブライアン・オーサーは大忙しだ
羽生とフェルナンデスを見なければならないからね

しかも羽生の直後がフェルナンデスだからおそらく羽生のキス&クライに同席出来ない

A:だから羽生のキス&クライの時にはもうリンクサイドでスペインのチャンピオンを見ていなければならない

M:フェルナンデスはクワド3本だ

我々はこのオリンピックで最も待ち望まれていた試合の一つ、男子フリーを生中継している。
現在、首位に立っているのはネイサン・チェン

彼は今夜、究極難度のフリープログラムを滑り、何と6本もの4回転ジャンプを降りた

クワド6本はオリンピック史上初だ

ショートプログラムの後、ネイサン・チェンは17位だった

でも最低でも7位には入れるだろう

2位は彼と同国のヴィンセント・ジョウ
彼は5本の4回転ジャンプを降りた
ただしジャンプの質については議論の余地がある。

どういうことかと言うと、ネイサン・チェンのトゥジャンプは本物のトゥジャンプだ。着氷は見直す必要があるけれど。

一方、ヴィンセント・ジョウはトゥジャンプでかなりプレローテーションする傾向があり、踏切で半回転は稼いでいる。しかも着氷も見直さなければならない。

それにネイサン・チェンが全てのクオリティにおいてヴィンセント・ジョウより優れていることは明白だ。

3位はロシアのミハエル・コリヤダ。巨大なポテンシャルを持つ選手だが、今日もミスを連発した。いずれにしてもトップ10には入れた。

4位はアダム・リッポンだからアメリカ3人の選手は全員トップ10に入った。

問題は表彰台に届くかどうか
ネイサン・チェンには望みがあるけれど、彼の運命は他の選手達の手に委ねられている。
ショートプログラムで100点を超えた選手達が大量のミスを犯すことを願わなければならない

ショートで100点を超えたのは誰か?

A:まず自己ベストを更新した中国のジン・ボーヤン

そして当然のことながら自身の持つ世界記録に近い得点を出した羽生結弦
彼は同じ曲、同じプログラム、同じ構成で秋に世界最高得点を更新している

M:9月末だから秋の始まりだったね

A:そして107.58で現在2位のスペインのハビ・フェルナンデス
これは彼のポテンシャルのほぼ上限に達する得点だ

M:スペインは冬季オリンピックの全競技を合わせても史上3個しかメダルを獲得していないことを思い出してもらいたい

中国も優れた選手達を輩出してきたが、五輪でメダル争いが出来るほど競争力のある選手はこれまでいなかった。

日本は羽生のおかげで現在オリンピックタイトルを保持している。
羽生は日本にとって荒川に次ぐ2人目の金メダリストだ。彼女も彼と同じ仙台出身だ

A:言うまでもなく静香は女子シングルの金メダリストだった
ショートで100点越えをした4人目の選手はもう一人の日本人、宇野昌磨だ

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☆6分間練習の動画はさっき初めて見たのですが、4Sで結構苦戦していたんですね!!!
見なくてよかった・・・これを見ていたら怖くなってしまって本番の演技をライブで観られなくなっていたかも!!!

日曜日のアイスショーでは3Fと4T-3Tも帰還!!:awww:

ていうか羽生さん、ジャンプが戻ってくるの早過ぎないですか???
数週間前には確かリハビリを兼ねてLo、F、Lz以外のトリプルを跳び始めて、Loは1回転だけ、FとLzは構えすらも試していないと言っていたような・・・
でも回復に半年近くかかる大怪我を負い、クワドを跳び始めたのが出発の2週間前で、痛みが一番酷い時から30%ほどしか引いていなくて、強い痛み止めを服用しなければジャンプが跳べない状態で、しかも3カ月以上も実戦から遠ざかっていてオリンピックがぶっつけ本番でも2位以下を10点近く引き離して金メダルを獲っちゃう人だから

惑星ハニューは時間の流れるサイクルが違うのか、細胞の再生速度が速いのか、何かもう色々理解の域を超えている

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