イタリア解説EuroSport版「2016NHK杯~羽生結弦SP」

今朝生中継で放送された男子ショートから
羽生結弦選手の演技と6分間練習の抜粋です

実況がマッシミリアーノさんじゃありませんでした!!!なぜ???
アンジョーニ・ランゼロットという人が実況で、名前が『ア』から始まりますので、アンジョーニさんは苗字の頭文字『ラ』と表記します。

2016NHK_SP実況:アンジョーニ・ランゼロット
解説:アンジェロ・ドルフィーニ

 

6分間練習の羽生君部分>

動画>>
Elena Cさんが動画を上げてくれました。早い!
ありがとう!Grazie Elena!

ラ:第2グループの選手達は(第1グループの表彰台候補の選手がミスを連発した)前半に何が起こったか見ただろうから、戦略に関してより明確な考えを持ってリンクに降りていくことが出来る。

ア:そうだね。この際、羽生のような選手は、ほとんどリラックスして試合に臨めるだろう。

でもリラックスし過ぎないことを願っているよ。なぜなら1年前のこのNHK杯で僕達にプレゼントしてくれた、そう未だに僕達の目と脳裏に焼き付いている途方もないパフォーマンスに再び立ち合えれば素敵だからだ。長野のリンクで・・・まさに伝説に残る演技だった。今回は札幌だけれど、あの時の演技が再現されることを・・・いやそれどころか超えられることを願っている。

 

<ショート演技>

エレナさんの動画です!いつもありがとう!
Grazie Elena!

(演技前)

ラ:会場が静寂に包まているのは・・・これから別の惑星に行くから?そう言ってもいいよね?

羽生結弦の番だ

オリンピックチャンピオン、2014年の世界王者、昨年は世界選手権銀メダル

21歳

今年のカナダ大会では2位だった
今日は母国の観客の前で滑る
だから途方もないプログラムを期待しよう

ア:極めて野心的なプログラム構成
プリンスの曲
カナダではうまく行かなかった

(演技中)

ラ:パトリック・チャンに敗れたんだよね

ア:最初のエレメントに注意

ア:4ループはステップアウト!!!

ア:次のコンビネーションだ

4サルコウ/3トゥループ!
途方もない!!!素晴らしいクオリティだった

ア:まだジャンプ要素が一つ残っている

当然、アクセルだけれど

3アクセル!
しかもフィギュアスケートの非常に難しい要素、バックカウンターから
初めてじゃないし、僕達は羽生のこの技を見るのにもはや慣れてしまったけれど

ラ:TESカウンターが独走状態で上昇している。
最終的な得点は最後まで分からないけれど
まだプログラムの半分を少し過ぎたぐらいなのに

ア:ステップシークエンス

まだコンビネーションスピンが残っている。

1年前、羽生はNHK杯で60点近い技術点を叩き出した。
あの得点からそう遠くない点に達するだろう。

(演技後)

ア:完璧な演技ではなかったけれど、次元が変わったのは明らかだ
このショートプログラムは100点を余裕で超えるだろう
このパフォーマンスの後、彼の優勝はほぼ確実になった。

56点半のTES

でも大技4ループのGOEで大量の点を失ったことを忘れないでもらいたい。
これはTES60点を越えるショートプログラムだ

(こんな得点を見るのは)初めてじゃないけれど

確かにこのプログラムはまだWork in progress(進行中)だ
何故なら今シーズンからこの非常に難しいジャンプ、4ループを組み入れることにしたからだ。

ネイサン・チャンが先ほど挑戦して失敗した4ルッツより基礎点は低いけれど、2本のクワドを入れている。4ループと4サルコウ

4サルコウは素晴らしかった

羽生は極上のパフォーマンスを披露した
スケートカナダに比べると断然調子が上がっている
これは予想出来たことだけれど

スケートカナダではショートがかなりがっかりな出来だった。
確かにフリーは首位で、最終的に2位で試合を終えたけれど、ショートは79点で4位だった。
ここでは20点、いやそれ以上の点が上乗せされるだろう。

(今シーズンの)グランプリ大会では僕達はまだ100点を越えるショートプログラムを見ていない。
ロステレコム杯での宇野昌磨の98.59点、フランス杯におけるフェルナンデスの96点

ラ:フェルナンデスは彼のライバル達を見ているだろうか?
彼はロシアとフランスで優勝して中国杯はテレビの前でくつろぎながら見ていただろう。

でもこの日本の試合を見ていたら、あまり平静ではいられないよね。

ファイナルで彼と対決しなければならない訳だから

ア:この際、事実を言おう。
僕達が今見ている選手は依然として立って最後まで滑り切ったら最強の選手だ。そのことは明白だ。

統括的なポテンシャルにおいて他の選手に比べて余りにも卓越している。

完璧に振付に組み込まれた究極難度のエレメンツを振付の一部のようにこなすことが出来る。
彼のような選手は・・・他には誰も存在しないと僕は思う。

ラ:彼が新しいエレメンツ(4Lo)を入れて更に難度を上げたのは、彼にとっての最大のライバル、彼自身への挑戦なんだろうね。

ア:そうなんだ

彼は既に昨年から他の選手にとっては未知の得点を掌握していることを見せつけた
NHK杯ではライバルを侮辱するほどの大差をつけて圧勝した
そのライバルとはジン・ボーヤン。2つのプログラムで6本の4回転ジャンプを跳ぶという1年半前までは予想も出来なかったようなことをやってのける選手だ
羽生は何か驚異的なことを達成した。

グランプリファイナルではフェルナンデスを含むライバル達を全滅させた。

そのフェルナンデスもその後、一気に得点を上げて、羽生の記録に近づきはしたけれど、到達することは出来なかった。ただし更に難しいことに挑戦することになったのでまだミスすることが多い。

いずれにしても満足している
彼のコーチ、ブライアン・オーサーの姿が見える

(得点表示)

103.89点

今シーズン最高のショート

演技構成点もまだ伸びていくだろう。
既にもっと高い点を出したことがある

でも1年前のNHK杯とほぼ同じ点だ
当然、4ループのステップアウトの点差があるけれど。

ラ:観客は評価し、拍手している

彼はここ札幌でもアイドルだ。というよりフィギュアスケート界全体におけるアイドルだろう

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FBのコメントによれば、マッシミリアーノさんは別の仕事が入っていて実況出来なかったようです(確かに同じくユロスポチャンネルでスキージャンプの解説をしていました。ということは雪山に行っているのかな?)。でも相変わらず光の速さでツイートしていました(仕事中なんじゃないの???・・・)。
彼のツイートによればここ
12か月間で羽生君はショートで103点以上を4度も出しているそうです(しかも公認大会で102点以上を出したことのある選手は彼以外いない)

アンジェロさんの「この際、事実を言おう」という口調が面白かった。
世界タイトルこそ怪我とか不運が重なって2年連続でハビエル選手にさらわれてしまっているけれど、アンジェロさんとしては羽生君が史上最高のスケーターであることに変わりはなく、こういう品種が再び現れるまで何年待たねばならないか想像もつかないほど特別な選手だということを強調したかったんでしょうね。

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