イタリア解説EuroSport版「2017ヘルシンキ世界選手権より~羽生結弦FS」

マッシミリアーノさん絶叫>号泣でしばらく実況出来ず・・・

2017WC_FS

エレナさんがフリーの動画をまず上げてくれたのでまずこちらから訳します
Dailymotionの動画は電通に削除されてしまったのでVimeoに動画を上げ直してくれました
日本語と英語の二か国語の字幕付きです(英訳はLysさん)

動画(ニコ動版)>>
エレナさんの元動画にMiiさんが翻訳を挿入してくれています

 

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)

 

M:最初に滑るのは現オリンピックチャンピオン、羽生結弦だ

競技人生で全てのタイトルを獲得した選手

四大陸選手権以外(笑)

この競技のアイコン

皆が待望する羽生結弦

大会予想では大本命だったがショートを5位で終えた

羽生は12月に22歳になったばかりの選手

母国のレジェンド、いや母国だけじゃない

彼の運命を支配するのは彼だ

何故なら、もし彼が完璧なフリーを滑ったなら、この試合を勝つことも出来るからだ

A:もはや皆さんも知っている久石譲の曲

 

(演技中)

A:奇跡のように素晴らしい4ループ

M:+3だ

A:傑作選に入る4サルコウ

A:3フリップ

難しいステップで挟んで

ファンタスティコだ

A:次に注目して欲しい

彼のプログラムの命運を分ける瞬間がやってくる

4サルコウ/3トゥループ!!完璧!

A:4トゥループ(笑)

A:3アクセル、両手を上げて2アクセル

A:3アクセル/ループ/3サルコウ

着氷後にイーグルを付けて!(笑)

恐ろしい・・・(笑)

A:まだ1本ジャンプが残っている

注意して欲しい

ルッツだ

A:3ルーッツ!!!全くミスをしなかった

これは新しい歴代最高得点だ

技術点121点、まだこのスピンが残っている

 

(演技後)

M:惑星ハニューにおかえりなさい!

住人は一人、彼だけだ!

君が続けてくれる?僕はもう無理だ・・・

(マッシミリアーノさん、号泣してしまってしゃべれない模様)

A:(爆笑)凄まじい

羽生結弦がこれまでに滑った中で最高のフリープログラム、すなわち史上最高のプログラムということだ

技術点125点は・・・何か戦慄が走る得点だ

ライバル達を全滅させることが出来る

演技構成点は90点を大幅に超えるだろう

このプログラムは

M:90点?僕はこんなジャンルのプログラムは初めて見た

これに100点を与えないなんてあり得ないだろう!!

A:(笑)

M:全ての項目で10点を与えるべきだ!!

何故ならこんな代物は未だかつて誰も見たことがないからだ

Interpretation 10点!
Choreography 10点!

Transition、議論の余地があると思う?
これから滑る他の選手と比べて欲しい

Performance

M/A:10点!

A:Performanceは絶対10点だ!

M:Skating skills これは君たちが見ることの出来る最高のものだ!

未だかつて見たことがない究極難度のステップ!

繰り返すけれど、君が続けてくれる?
僕は泣いてしまっている

だってこれは驚異的なプログラムだ

これはスポーツ界全体における歴史的瞬間だ

恐ろしい

人類のレジェンドだ

A:そう、彼は生きた伝説だ

さあ、圧巻の得点を待つとしよう

220点を大幅に超えるだろう

つまり220点は確実に超える

何点超えるか見てみよう

(笑)恐ろしい

僕達は既に彼の途方もない演技を何度も見てきたけれど、こんな羽生は未だかつて見たことがない

M:ショートプログラムの後、思うところがあったんだろう。

彼の頭で何かスイッチが入った。彼はあの得点に納得していなかった

A:そしてここでヒエラルキーを再設定した。他の選手達にとって滑るのは非常に困難になった

M:そうだね、全員に大きなプレッシャーがかかる

ベストのフェルナンデスは挑むことが出来る

A:そうだね

ベストのフェルナンデスなら可能だ

210とか215点が出せるかもしれない

M:言っておきたいけれど、史上最高TESは120.92、演技構成点では彼は98.56に達した。でもここでは10点満点を引き出す属性が必要だ

何故ならこんなプログラムはフィギュアスケート史上、未だかつて見たことがないからだ

A:確かに・・・その通りだ

ショートが98点だったのは残念だ

だからトータルスコアで歴代最高得点に達するのは難しい

彼は330点に達しているから

今回は330点にはどうやっても届かない

でもそれはショートのせいで、フリーは羽生史上最高の演技だった

だからフリープログラムではこれまでに見たことのない高得点が出るだろう

羽生は圧巻だ・・・本当に圧巻だ

M:僕は言葉がないよ

これは圧巻の演技

練習中のランスルーでもこのプログラムをこんな風に滑ったことはなかった。

思い出して欲しいけれど、日本の男子選手で世界選手権を2度優勝した選手はまだ誰もいない。

フェルナンデスにはショートの大差があるから、簡単なことではないけれど

昨年に比べて立場が逆転した

後を追う者が完璧なプログラムを滑った

彼の記録は219.48点だ

223.20点

(演技構成点)97.08はスキャンダルだ

A:本当にスキャンダルだ(笑)

M:正式に記録しよう

これはあり得ないことだ

223.20点はこの競技史上最高のフリープログラム

さあ彼を捕まえられるものなら捕まえてみるがいい

まだ終わりじゃないよ

まだ5人選手が残っている

コリヤダの表情が全てを物語っている

 

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今晩、イタリアに戻ってきました。

ヘルシンキ滞在中の睡眠不足に加え、帰路の旅では飛行機は遅れるし、ロストバゲージには遭うしで、さすがに疲れたので、今日はさっさと寝ようと思ったのですが、ユロスポで世界選手権のダイジェストを放送していたので、見逃すわけにいかず、その後、エレナさんがフリーの動画を上げてくれているのを見つけてしまったので結局訳してしまいました。

 サルコウのコンボが決まった後から、明らかに鼻をすすり上げる音が!!!

2人とも号泣!
でも私も会場で泣いていました

マッシミリアーノさんは試合直後、FBの個人のタイムラインに以下のようなコメントを寄せていました。

羽生結弦は試合で320点の壁を超えた唯一の選手だ。しかもこの快挙を3度も達成している。
彼は競技人生で世界タイトルを2度獲得した日本人初の選手になった。

しかしながら、数字や順位を超えて、一番重要なのは、彼だけが彼のスケートによって生み出すことの出来る感動だ。
何か特別なものが君の中に入り込み、君を別の次元へと連れていく

彼が実施している内容が重要なことは疑う余地もないが、より重要なのは彼がそれをどのように実施しているかだ。

要約すると、ヘルシンキで彼が滑ったフリープログラムはただただ芸術作品だったが、彼にとってはまだ十分ではない (“Well, i had to give more”、これは彼がフリーの歴代最高得点を獲得した後、コーチのブライアン・オーサーに言った言葉である)

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