イタリア解説EuroSport版「2017四大陸世界選手権より~羽生結弦FS」

男子フリーから

羽生結弦選手の演技の解説です
(ユロスポでは早朝4時半から生中継で放送してくれました!)

 ☆Elena C.さんが動画を上げてくれました!
ありがとう!Grazie Elena!

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A

 

M:さあ羽生結弦の番だ

仙台の地球外生命体

現オリンピックチャンピョン

彼も3種類4本のクワドを跳ぶつもりでリンクに降りる

でも注意して欲しい

既に新しいクワド、ルッツを練習中だ

今日は見られないけれどヘルシンキは分からない

来シーズンは確実だ

A:今シーズンは羽生にとってはトランジションのシーズンだ

M:彼がとても好きな作曲家の音楽

(演技中)

A:久石譲

Hope&Legacy

A;最初のジャンプは

4ループ

素晴らしい出来だった

A:4サルコウ

少し重心が前だったけれど、非常にきれいに決めた

A:3フリップ

いつも通り非常に豊かなステップから

そして鍵となる瞬間、2本目のサルコウ

ダブルになってしまった・・・ループ・・・何も後に付けずにそのままにした

予定を変更した

M:それから?

A:(笑)今から何をするか見てみよう

次はトゥループだ

完璧な4トゥループ

3アクセル/3トゥループ

ファンタスティコなコンビネーション

再びトゥループに挑戦するつもりだ

4トゥループ/2トゥループ!(笑)

ほとんどプログラムの最後だ

M:即興している!

A:ここでは本来2本目の3アクセルを跳ぶ予定だった

3アクセル/ループ/3サルコウの予定だった

だから最終的に羽生もクワドを4本決めた

A:またアクセル!!

プログラムの最後に3アクセル!

M:信じられない!!!

プログラムの4分後に!!!

A:驚異的だ(爆笑)

それに何という3アクセルだ!

ルッツの代わりだった

戦意を喪失するクオリティだった

羽生がどれだけ得点を稼いだか見てよ

ジャンプの1本が1点半か最高でも2点ほどだったにもかかわらず

(演技後)

M:信じられない

ミスの後、滑りながらどんな風に即興で構成を変えたか・・・驚異的だ

3アクセル/ループ/3サルコウを跳ぶことが出来なかったから3連続コンボがなかったけれど

練習では何をしているか

彼は4サルコウが開いてダブルになってしまうと嬉々として後にループ/4サルコウを付けることがよくある

多分、このアイデアが頭をよぎったんだろう

でもこの瞬間、そんなエレメントを実施出来るだけの十分なスピードと力がなかった

A:だからあきらめて何をしたか

2本の4トゥループを跳んだ

驚異的だ

実質プログラム開始から3分後に4トゥループを2本跳び、4分後に2本目の3アクセルを完璧に決めた

これは将来有望であることを教えてくれるプログラムだ

A:確かにそうだね

ミスがあったけれど

M:一つね

A:(笑)一つ、でも重いミスがね

だって4回転が2回転になるのは重いミスだ

彼は計算しているね、ハハハ

M:いや、ブライアン・オーサーにさっきのミスについて合図したんだ

A:そうだね

いずれにしても繰り返したジャンプの数も正しい

最終的にコンビネーションも3本

確かに3連続ジャンプはなかったけれど

滑りながらこんな風にリカバリー出来る羽生は恐ろしい

M:彼はループ/4サルコウをやる気だったと僕は断言する

A:そうだね

M:途方もない

彼も宇野昌磨と同じように前半は完璧だった

A:全くだ、素晴らしい4ループ

見てよ

高い確率で入るようになってきた

完璧に振付に組み込まれていて、長い助走からのジャンプじゃない

A:4サルコウもよかったけれど、今大会ではムラがあって他の大会ほどきれいではなかった

M:数字が示しているね

四大陸選手権では3本中1本だった

彼はこの大会でまだ優勝したことがない

今日、勝てばジュニア、シニア通して全ての主要な国際大会を制した男子初めての選手になる

A:途方もないよ

もう王手をかけている

実際にはまだネイサン・チャンが残っているけれど

でも今見た技術点では余裕で首位に立つだろうし

確かにネイサン・チェンはショートでリードしているけれど

結弦のトータルスコアを待とう

この羽生を破るのは簡単なことではない

M:間違いなく今シーズン最高のフリープログラム

余裕で200点を超えるだろし、トータルでも300点を超えるだろう

史上彼とハビエル・フェルナンデスしか達したことのない大台だけれど彼が試合で300点を超えるのはこれで4度目だ

1シーズン半の間で4回

これは恐るべき数字だ

A:本当に恐ろしい

羽生はフィギュアスケートをこれまで見たこともないレベルに到達させた

M:そして常に伸びしろを残している

A:確かに

僕達はまだこの新しい構成のプログラムで完璧な演技をまだ見ていない

先シーズンは4サルコウ1本、4トゥループ2本、3アクセル2本の構成で完璧な演技を滑って見せた

今のところ、あの構成のプログラムの方が圧倒的な高得点に達している

330点に達したからね

M:羽生とオーサーの会話を聞けたらすごく面白いだろうね(笑)

A:(笑)そうだね

M:キス&クライ、それにフェンス際の会話も

A:そうだね

出来れば練習中の会話も

M:演技構成点で何点出るか見てみよう

宇野昌磨は91点だった

この2人の間にはデフォルトで5-6点の点差はあるだろう

A:そうだね

そうあるべきだ

見てみよう

M:得点は

A:ハハハ、羽生は凄く喜んでいるね

M:傑出した得点

206.67はフリーの今シーズン最高得点

演技構成点は94.34点

僕はあと2-3点は高い点が出ると思っていた

A:事実、あと2-3点は出てもよかった、つまり210点

いずれにしても羽生のはモンスターのような演技だった

M:羽生結弦は300点を超える得点

A:恐ろしい

プロトコル>>

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最後の3アクセルで2人とも絶叫→爆笑していました!

まさかネイサンが逃げ切るとは思わなかったけれど、今シーズン最高のフリープログラム
本当に鳥肌が立ちました。

いずれにしてもショートでクワド1本、フリーでトリプルジャンプが2本(ルッツとサルコウ)足りなくて、しかもかなり渋めの演技構成点で303点って凄いですね

フリーはジャンプが全て入ったら220点を超えそう・・・

で・・・

M:彼はループ/4サルコウをやる気だったと僕は断言する

えっBIgBb・・・そうだったの???
でも・・・羽生君ならやりかねない・・・

ちなみに「たらば」を言っても仕方ないけれど、ここで普通に2S/lo/3Sにしていれば、おそらく勝てていた(GOE次第でもあったけど)

銀メダルは残念だったけれど、五輪と同じ会場で同じ時間帯にこの演技が出来たことは金メダル以上の収穫だったと私は思います

もう何度目になるか分からないけれど、感動をありがとう!

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