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イタリア解説EuroSport版「2018NHK杯~紀平梨花EX+」

先ほど放送されたエキシから梨花ちゃんの演技
大絶賛されていました!

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A

 

M:広島の観客のスタンディングオベーション
なぜなら今大会の絶対的主役、紀平梨花がリンクに降りようとしているからだ

彼女がこの大会のMVP

A:これについて疑問の余地は全くない

M: 衝撃的なシニアグランプリデビューだった

A: 規格外の選手
僕達は随分前からこの選手がシニアに上がれば衝撃を与えると予想していた
確かに彼女の世代には非常に強力なロシア選手達がいるけれど
でもこの少女の才能はこのNHK杯で見る者を圧倒した。

M:梨花にとってターニングポイントとなったのは試合で3アクセルを2度成功させたことではない。これは以前にも成功させていた。ポイントはルッツとフリップが安定したことだ。

 

A;確かにそうだ
つまり3アクセル以外の部分だね
ここではそれが出来た。それも最高のクオリティで
もはや歴史的と言えるパフォーマンスを引き出そうとしている

 

M:数字が物語っている
彼女はこの構成で最高99点近いTESに達することが出来る
今回は87点だった

A:つまり完璧に近かったということだ

M:シニアでTES99点に達する構成のフリープログラムを披露した女子選手は未だかつて存在しなかった。

A:いないね
それに僕達が既に説明したように、紀平はこの大会で本当に多くの記録を獲得した。

M;それに、このフリープログラムにはまだ進化の余地があることを忘れてはならない。
どうやって?

セカンドループのコンビネーションを入れることだ
彼女は練習ではセカンドループのコンボを跳んでいる
こうすれば2アクセルを入れるスペースが出来る。
つまり

ATES100点を超えられるプログラムだ

M:今の得点に更に5点近く上乗せできる

A:ポテンシャル100点のTESの壁を超えるには、精神的バリアを打破しなければならないね
ジュニアの女子達は既に挑戦しているけれど

 

M:彼女は8トリプルだ
広島で見たトゥクタミシェワは7トリプル+2アクセル2本だった
つまり高得点を稼げるジャンプ(2アクセル以上のジャンプ)が9
紀平は8本だった。
でも何らかの方法で彼女も9本にできる
8トリプルを含む高得点ジャンプ9本が実現したら途方もないことになる

 

A:この構成で既にライバル達を全滅させた

M:こうなるとザギトワがどうするのか?とりわけザギトワの戦略に興味がある
ただし、何かを追加するスペースはほとんど残っていない

A:無理だろう
だってジャンプが1種類足りないわけだから
この場合、3アクセルのことだけれど

 

M:ショートで別のジャンプを後半に移動することは出来る
3フリップではなく3ルッツからのコンボを後半にする

A:確かに。でもこの変更で上乗せ出来る点は限られている

M1点程度だろう

 

☆大会中のその他の印象的なコメント

(リーザと梨花ちゃんの3アクセルの違いについて)

M:紀平梨花の3アクセルとの違いは何か?
トゥクタミシェワの3アクセルはプログラムと全く無関係な要素になっている。
つまり、3アクセル前の15秒間、振付が完全にお留守になる。
紀平の3アクセルはより振付の中に溶け込んでいる
残念ながらこの空白の15秒間はPCSにおいて高い代償を払うことになる

(リーザのジャンプのクオリティについては絶賛。特に3ルッツは教本通りの素晴らしいジャンプだと)

 

☆羽生君の名前も何度も出てきましたが、その中から印象的な部分を少し

(羽生君は他の選手達に比べて何が凄いのか)

M:羽生との大きな違いはスケーティングの特性だ
羽生は助走やクロスオーバーが少なく、スケーティングの滑らかさでも上回っている。
そしてトランジションがより豊かなスケート

 

☆樋口新葉に期待していたけれど、右足甲の疲労骨折でグランプリは欠場せざるを得なくなってしまって残念という話から

 

M:(怪我の状態によって樋口は)全日本に照準を合わせるのかもしれないし、もしかしたら今シーズンは難しいのかもしれない

A:スケーターにとって今のこの時期に怪我をするのは致命的だ。シーズン全体を棒に振らざるを得なくなる可能性がある

M:羽生はこの時期に大怪我したにも拘わらず、オリンピックで金メダルを獲ったけれど、彼は地球外生命体だから

 

 

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☆羽生君が右足首を怪我したのもこの時期でしたね(涙)
新葉ちゃん、右足甲のリスフラン損傷って羽生君の2016年の怪我と同じでしょうか?
羽生君もボストンワールドの後、練習を再開出来るまで何カ月もかかったんですよね。
新葉ちゃんも素晴らしいポテンシャルと才能を持つ逸材なので、無理をせず完全に治して欲しいです。

 梨花ちゃん、世界中に衝撃を与えるセンセーショナルなシニアグランプリデビューでした。
プログラムの最後にウォーリーから余裕で3サルコウを跳べる梨花ちゃんならeu/3S3連続ジャンプも入れられそう。

ファイナルは男子では宇野君とミハルが決定、羽生君とネイサンは確実として、ヴォロノフもほぼ決定、6人目が誰になるか?
今のところ一番有力なのはスケカナで2位だったキーガン・メッシングかな?

女子は様々な可能性があります。
知子ちゃんとリーザは決定、アリーナもほぼ確実。
ロステレ杯でアリーナ1位、山下真湖ちゃんが2位なら、アリーナと真湖ちゃんが決定、梨花ちゃんはフランス大会3位以上で決定、メドちゃんは優勝なら決定ですが、もし2位なら坂本花織ちゃんとポイントで並ぶのでタイブレーキングが適用されるのかな?

次はモスクワ大会
羽生君が元気で、いい練習が出来ていますように
モスクワのリンクがちゃんと製氷されていますように

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち