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イタリア解説EuroSport版「2019埼玉世界選手権~アリーナ・ザギトワSP」

女子ショートは全体的に神大会でした
でも今日、私が一番感動したのはアリーナの演技
ユロスポの実況解説から印象的な部分を抜粋します

 

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)(テクニカルスペシャリスト)

M:試合の最後を締めくくるのは現五輪女王アリーナ・ザギトワ
ジュニアとシニアの全ての主要タイトルを獲得するまで、残されたタイトルはただ一つ。
ザギトワはまだ非常に5月中旬に17歳になる。
今シーズン、80点を超えたことのあるプログラムだ

A:もし80点が出せれば、ここでタイトル争いから紀平を排除することが出来るかもしれない。
10点差を挽回するのは容易ではない
タイトルに王手をかける上で非常に重要なのは最初のコンビネーションだ
3Lz-3Lo
素晴らしい出来だった

M:何てクオリティだ

A:この試合で最も高得点のエレメントだ

A:3フリップ
ザギトワは素晴らしい演技だ

意志の強さを引き出した
ここ一番の一番大切な舞台で

現五輪女王の見事な演技だ
技術点を見てよ

M:スピンは宮原と共に女子最高だ
素晴らしい3F、質の高い2A
(レビューにかかっている)最初のエレメントが通過すればとんでもない高得点が出る
セカンドにループを付ける場合、ルッツで着氷したブレードをすぐに離氷するので、スローで確認しないと分かりにくい。

A:僕には回転し切っているように見えた

M:でも、これは80点を超えるプログラムだ
なぜなら演技構成点でザギトワがメドヴェデワより低いというのはあり得ないからだ。
万が一、そうなったら僕達は店じまいをして立ち去らなければならない。
メドヴェデワは36.63だった。
これはメドヴェデワより優れた演技だった

A:そうだね。
より豊かな滑りだった
最初のエレメントを見直そう

M:ルッツは問題ない。非常に素晴らしい
ループも何の問題もない(笑)

A:ということは80点以上と断言していいだろう

M:いや80点を大幅に超える点だろう
おそらく世界最高得点か、それに近い点が出るんじゃないかな
歴代最高得点は紀平がGPFで出した82.51点だ
ここでも82点前後の得点が出ると思う
もし彼女に相応しい演技構成点が与えられたらだけれど
メドヴェデワに36.60を与えるなら、彼女の得点はもっと高いだろう
プログラムの繋ぎはずっと豊かだった

A:つまり37点か、もしかしたらもう少し高いかもしれない

M:世界最高得点には届かなかったけれど、82点を超えた
82.08点は3アクセル無しの構成で到達可能なほぼ上限の得点だ
ザギトワは相応しい得点で首位に立った

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☆圧巻の演技でした。
演技の後、涙ぐんでいる彼女を見てもらい泣きしそうになりました。:awww:
15歳でオリンピックチャンピオンになっても決して舞い上がらず、以前と変わらず謙虚にストイックに練習に打ち込み、戦い続けるアリーナの姿には心を打たれます。
五輪女王としての重圧、身体の成長、下から迫ってくる高難度ジャンプを跳ぶ後輩達、外野の雑音。
苦しいことも色々思うところもあると思うのに、余計な発言をせず、いつも黙ってスケートの演技で答えを返す姿勢は素晴らしい。

強く、美しく、聡明で、心優しいオリンピックチャンピオン
フリーでは彼女らしい素晴らしいカルメンが見られますように

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち