イタリア解説RaiSport版「2016マルセイユGPF~羽生結弦SP」

氷上のエイリアン~演技が始まる前からマンマ・ミーア!
マンマ解説でお馴染みのRai Sport版男子ショートから羽生結弦選手の演技の解説です

☆Elena Cさんが動画を上げてくれていました!
いつもありがとう! Grazie Elena!

実況:ジョバンナ・カロッロ(G)
解説:ファブリツィオ・ペドラッツィーニ(F)

(演技前)

G:彼よ

このグランプリ大会の王者

少なくとも男子シングルでは

男子ショートプログラム

羽生結弦

G:彼もブライアン・オーサーやトレーシー・ウィルソンの元で練習しています。

ショートはプリンスの曲

F:おそらく唯一のエイリアンの登場だ(笑)

G:私たちはアポテオージ(英雄の神格化)を見ようとしているのね

F:氷上のエイリアン

マンマ・ミーア

(演技中)

F:4ループ

どんな風にこらえたか見てほしい

今年からこの4ループを入れている

F:奇跡のように素晴らしい4サルコウ/3トゥループ

F:3アクセル

(演技終了)

G:私はこのショートより優れたどんな曲も音楽も存在しないと思うわ。

だって何よりも彼は本当にクレージーだから

クレージーというは

F:いい意味でね(爆笑)

G:勿論、いい意味でよ

彼には許されるのよ

(リンクはプレゼントの雨)

何が起こっているか見て下さい!

ここはマルセイユです

F:ここはマルセイユだけれど、日本人のスケーターに何が起こっているか見てほしい

羽生結弦

技術点を見てほしい

全くミスをしなかったパトリック・チャンを6点引き離してはい、さようなら

ここではスピンのレベルが見られるけれど、全てレベル4

でも何より出来栄え点だ

君の言う通りクレージー

これは生意気さを伴うエレガンス

だから全てを愉快でナチュラルで魅力的にしている

G:例えばもう一人の偉大なスケーター、パトリック・チャンとはスタイルが全く異なるわね

氷を優しく撫でているようなパトリック・チャンに対し、彼は氷を攻めている。

F:その通り、彼は氷を攻めている。そして全てが音楽と同調し、音を引き立てている。

個性を強調し、観客やジャッジと遊ぶために、従来のフィギュアスケートのポジションの模範を少し外れているのかもしれない

僕は熱狂しているよ(笑)

そして全てが音楽に合っている

クレシェンドするギターの音色に合わせたスピン

G:それに1音1音、全ての音を表現しているわ

F:それに歌詞もね

だからただのBGMじゃない

魔法だよ。魔法だ

 

(スロー映像)

F:これは今シーズンから入れている4ループ

どんな風にこらえたか見てほしい、それに素晴らしかったのは・・・
あ~残念!映らなかった
ジャンプをこらえることが出来た時の結弦の表情が素晴らしかったんだ

これはこのプログラムのダイヤモンド

4サルコウ/3トゥループ
この着氷を見てよ
まるでカフェにコーヒーを飲みに行く時のように落ち着き払っている

G:ファンタスティコなブライアン・オーサー(笑)

F:疲れ切っているね

G:彼を追っているわ

彼の一つ一つの動きを

F:キャメルスピンは非常に難しいポジションだ

これがとても有名な彼のアクセルの入り方
バックアウトカウンター
着氷で膝を深く屈曲したが、彼は表現と多大なカリスマ性でカバーした

もう他に何を言ったらいいのか分からない

唯一の小さな乱れはループの着氷と、少しアクセルの着氷も

どんなふうに観客を煽って熱狂させているか見てよ
彼の眼差し!

僕は彼の練習も見たけれど彼は練習ではよく転倒する。
それは彼が色んなことを夢中になって試すからだ
でもすぐに立ち上がってパンツをはたき、練習を進める

彼のこの非常に自然で陽気なスピリットは特別だ。

見てよ、彼の傍にいる人達は彼のこんな在り方に間違いなく満足しているはずだ。

現在、彼の今日のショートは唯一無比だ

今日彼が引き出した演技、コントロールが少なめで、まさに彼自身だった。
このことは僕が思うにずっと価値の高いことなのだ

G:まるで彼とリンクの対決のようだったわね

F:得点を見てみよう

Peformanceが9.75

G:ほとんど満点ね

F:10点近い

Interpretationは

得点が一番高いのPerformanceだ

僕達が話していた印象

クレージーで攻撃的でナチュラル

実際、最も高い演技構成点を獲得した

106点

上昇する得点

G:1位ね

F:こんな風に飛び立って、パトリック・チャンを7点も引き離した

マンマ・ミーア!

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現地で見ていましたが、ループこらえでリミッターが外れたのか、爆発的な異次元の演技でした。

ステップシークエンスは言葉で形容するのが不可能なほど圧巻で、ジャッジは目の前でこれを見せられて冷静に採点出来るんだろうかと心配になったほどでした。

とにかく全てが異次元で、ジャンプに入るスピード、ジャンプの高さと飛距離も傑出していました。

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