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ノッテステッラータ・プロジェクト~共に、前へ

白壁通信が途絶えて2カ月になりますが、本人は姿を見せなくても、こんなに素敵なプロジェクトを企画・プロデュースしてくれていたんですね!

ノッテステッラータ・プロジェクト~羽生結弦展 共に、前へ

オフィシャルサイト
https://www.tomonimaee.jp

来年は東日本大震災からちょうど10周年になりますから、きっと随分前から構想を温めていたのでしょう。

しかもタイトルが「ノッテステッラータ・プロジェクト」!

ノッテステッラータと言えば、原曲はフランスの作曲家、カミーユ・サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」(Le cygne)ですが、タチアナ・タラソワから贈られた曲はイタリアのボーカルグループIl Voloが歌う、イタリア語のボーカル入りバージョンですから、イタリアのユヅリーテ達はとても喜んでいます。

 

そしてロゴが可愛すぎ!

羽生君は避難所で体育館の外に出た時、電灯がなく、真っ暗闇の中で星が美しく輝いていたのが印象的だったと語っていました。

タラソワさんから贈られたCDを聴いた時、震災の年のショートプログラムだった「ホワイトレジェンド」と同じ白鳥がテーマであることに加え、日本語で「星降る夜」を意味する「Notte Stellata」というタイトルも、彼のインスピレーションを刺激したのではないでしょうか。

大好きなスケートをやめるべきかと思い詰めるほど16歳の少年の人生と価値観を激変させた未曾有の災害。しかし、彼はこの震災から被災地の人々を励ましたいという新たなモチベーションを見出しました。

そして数々の苦難を乗り越えて進化を続け、五輪二連覇まで成し遂げた今の彼は地球上の多くのファンの心を照らす光、まさに暗闇の中でも輝き続ける星のような存在になっています。

グッズが震災時に使えるアイテムというアイデアも素晴らしいです。

 

東日本大震災の時、私はちょうど日本に帰国中でした。

実家は被害には遭いませんでしたが、今まで体験したことのない強い揺れで怖かったですし、その後、しばらく余震が続きましたから、それからしばらくの間、懐中電灯、水筒、防寒具、タオル、手袋、救急箱、ウェットティッシュなどの防災グッズをリュックに詰め、枕元に置いて寝ていました。

 

そして翌年の2012年5月、イタリア北部でも地震がありました。

揺れは東日本大震災ほどではありませんでしたが、正直、こっちの方がずっと怖かったです。

私達が住んでいる住居はルネサンス時代に建てられた石造りの古い建物で、当然、耐震建築ではありませんから、重い天井が落ちてきたら間違いなく死ぬと思いました。

しかも、寝室から玄関にたどり着くにはリビングと長い廊下を通り抜けねばならず、窓から飛び降りたらうまく行っても全身骨折です。

出口まで行く途中で廊下の本棚が倒れたら、リビングのシャンデリアが落ちてきたら😱
日本の小学校では地震の時はまず机の下へ、と教えられたけれど、イタリアの建物は建材がレンガとか石で重いから机ごとペチャンコになりそう😨・・・ていうかウチのリビングのテーブルは天板がガラスだった~!!!😭

揺れは結構長く続き、しかも一度収まってまた揺れましたので、その間、こんな考えが次々と頭の中を駆け巡りました。

建物は倒壊せず、家具も倒れず、最終的にコップ一つ割れませんでしたが、翌朝、壁や天井に亀裂が走っているのを発見しました。

天井

幸い、表面の漆喰にヒビが入っただけで、構造上の問題を招くような亀裂ではありませんでしたが、翌日から再び防災グッズを詰めたリュックを枕元に準備して寝ることに。

そして光度の強い懐中電灯やソーラー充電式LEDカンテラなどを買い込み、アンティークショップで灯油ランプを見つけて、長時間に渡る停電の際に便利かも!と購入しました。

イタリア北部地震直後に買い揃えたこれらのグッズが当時の心境を物語っていますw

防災訓練を受けたことがなく、そもそも「防災」の概念がない夫は「何やってんだ~???」という目で見ていましたが。

 

あれから数年が経過した今、当時の危機感は薄れてきましたが、「備えあれば憂いなし」と言いますから、「ノッテステッラータ」オフィシャルグッズは是非ゲットしたいところです。

ソーラーライトは夜バルコニーのテーブルに置いても素敵ですし、折り畳みクッションは現地観戦とか、例えばヴェローナ野外劇場にオペラを見に行ったりする時にも使えそうです。

まだ「Coming Soon」のアイテムが幾つもありますので、どんなグッズが出てくるのか楽しみです!

しかし、通販は瞬く間に完売しそう・・・

 

展覧会は、きっと羽生君自身の被災体験、彼が被災地と共に歩んだ10年間に焦点を当てた内容なんでしょうね。

展覧会の東京開催は12月16日から1月17日まで。

例年であれば、ちょうど日本に一時帰国する期間ですが・・・現在のコロナ状況を考えると今年のお正月は帰国するのは無理そうです😭・・・

 

その後、福岡→宮城→大阪→宮崎と巡回するようですが

巡回が終わってもどこか、例えば宮城県庁とか仙台市役所とかで常設展示して欲しいなあ、と思います。

最後に平昌オリンピックのノッテステッラータを(伊ユロスポ版)

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち