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マッシミリアーノさんのFBより「羽生結弦の卒業論文」

ファングループが作成した羽生君卒論の概要を紹介する動画。
私も見ましたが、ドキュメンタリー風で秀逸な仕上がりになっていると思います。
マッシミリアーノさんが反応してFBで取り上げていました。

 

https://fb.watch/5SZI2RMxKF/

テクノロジーを適切に駆使することにより、フィギュアスケートの様々な側面を如何に改善出来るかテーマとした羽生結弦の卒業論文に対する関心は高まる一方であり、全文の英訳版が待ち望まれる。

もし15分時間を取れるなら、是非この動画を注意深く視聴することをお勧めする。著名な作者の思考に沿いながら、論文の趣旨を要約しようと行動を起こしたファングループによって巧みに制作された動画である。

論文で提案されている見解の大部分は、かなり以前から特定の概念について聞き慣れている伊ユロスポの視聴者にとっては目新しいことではないが、史上最も偉大なアスリートの一人が自らの競技とスポーツ全体の進化に貢献するという目的を持ってこのテーマを深く掘り下げる決意をしたことに意義がある。

フィギュアスケートの未来が一刻も早く現実になるかもしれない希望は残されている。


☆そしてイタリアのスケートファンの皆さんから寄せられたコメントの数々

動画の中で断片が登場するあなたとアンジェロの動画は、私が初めて見た本格的な技術解析だったわ。本当に興味深い解説をありがとう!結弦については・・・もはや何と言えばいいのか・・・彼は別の惑星の人ね・・・幸運なことに私達の星に現れて、その演技で私達を魅了してくれている。それに、結弦の話を聞いたことがある人なら誰でも知っているように、彼は一流の頭脳を持ち、誰よりもこの競技の知識が豊富だわ。ISUが何かを、それも早急に変えるべき時が来た事を理解してくれることを願っているわ。

 

採点システムを支援するテクノロジー?素晴らしいアイデアだわ。そしてジャッジの誠実さが問われるわね。羽生結弦には驚かされっぱなしだけれど、私達が思っていた通り、彼には思考の頭脳があり、独自の方法でこの厄介な問題を喚起している・・・称賛に値するわ。

羽生のこの作品も彼が別の惑星からやってきたことを示しているわね。

これは彼がフィギュアスケート界とスポーツ界全体に残すもう一つの遺産だと思うわ。彼の情熱、彼の愛、彼の献身は彼のあらゆる行い、あらゆる言葉にはっきりと現れているわ。挫折の後、怪我の後、落胆の後、いつも彼は再び立ち上がる姿を私達に見せてくれる。もはやメダル云々の問題ではない。彼のスケートを見ることが純度100%の芸術なのよ。

技術的にも芸術的にも10-15年前には想像も出来なかったレベルにフィギュアスケートを押し上げた後で今、彼は採点システムに対しても同じことをやろうとしている。彼が多くを与え、多くを受け取ったこのスポーツを救おうとしている。おそらく非常な難しく、ほぼ不可能に近いことだけれど、もしこれが可能な人がいるとしたら、それは羽生結弦だわ。

私はこのファンタスティックなアスリートで科学者である彼を賛美しています。素晴らしい投稿をありがとう!このシステムは他のスポーツにも応用することが出来る。

ありがとう・・・是非、結弦に栄誉ある対談を打診して、SOIでのセルフコレオ体験、卒業論文、彼の実験についてインタビューして頂戴!
3夜連続でもいいわ!私達が寂しさで死にそうになる前に、リモート通訳で結弦をゲストに迎えて、イタリアの素晴らしい選手達にも出演してもらって・・・出来れば私達ファンの質問箱も設けて・・・そんな番組が出来たら・・・私達はその番組を何度も何度も見返し、聞き返し、何カ月も羽生結弦と一緒に居られるわ!

この青年は万能の天才で、氷上における無我の境地であるだけでなく、フィギュアスケート界の「ボナッティ」(数々の不可能な登攀をなしとげて「極限のアルピニズム」という新時代をもたらし、最も傑出した人物と謳われた登山家)と言うことが出来るね。つまり、フロンティア(限界)を動かし、競技とその競技を取り巻く世界を改革したという意味だ。

彼の並外れたこの作品も皆にとっての「光」になることを願っていわ・・・もう何度目か分からないけれど、この途方もないアスリートを前にして私達はただ開いた口が塞がらなくなるばかりだわ。

動画をありがとう。ISUのジャッジが念頭に置いてくれることをただ願うばかりだわ。

結弦には驚かされっぱなしだわ!ISUがこの傑作で目を醒ますことを願っているわ。いつもとても技術的な解説をしてくれるあなたとアンジェロに感謝します。そして実況とはそうあるべきです。視聴者はスポーツを見ているのだから。

テクノロジーは存在する。あとは意志と誠意だけ。

ありがとうマックス、そして存在してくれてありがとう、結弦!

動画を共有してくれてありがとう。これは結弦が如何に偉大かを示すもう何個目か分からない証であり、彼が自分の競技とスポーツ全般をより完全にするために役立つ改善を如何に純粋に願っているかを示しているわ。

ジャンプ観察中のジャッジ達の視線をアイトラッカーで分析したら面白いでしょうね。

羽生結弦は1つ、または2つの記録を塗り替えるつもりだと私は確信しているわ。

私が愛する青年・・・

イタリア語版もよろしく!イタリア語字幕でもいいわ!

羽生さんは卒論の中でジャッジ達が試合でフィギュアスケートの様々な技術の正しく判定出来るよう支援するソフトウェアについて研究しているのね。

彼はスケートが並外れて上手いだけでなく、類稀な知性も持っている。

早稲田大学リポジトリ (nii.ac.jp)

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☆昨日ご紹介したポッドキャストでアンジェロさんはISUはチートジャンプに対してGOEで差別化するなど何らかの手を打つつもりだろうと話していました。
ランビスクールはスイスにあり、ステファンは何かとISUに近いですから、ISU関係者からそういう話を聞いているかもしれません。

これは私の勝手な憶測ですが、昨年一度発表されながら1ヵ月足らずに撤回されたチートジャンプルール(撤回させたのは絶対ラケルニクかロシア陣営でしょう😡)はアイデア自体はまだ生きていて、いずれ実施されるのではないかと思ます。

というのも最近、ロシア男子達が一斉に4ループの練習を始め、エテリ・トゥトベリーゼのサンボ70でも第一次クワド女子(トゥル-シェル)は最も基礎点の高い4ルッツと4フリップから始めましたが、第二次クワド女子(ワリエワ、フロミフ他)には4トゥループと4サルコウから練習させているからです。

なので、もしかしたらパンデミックという大義名分もあり今回は見送られましたが、北京後まで執行猶予が与えられただけではないかと思う訳です。

アンジェロさんが言うようにこの跳び方は10年以上前から存在しましたが、ロシア女子のクワドを見ると180度どころか250度近く氷上で回転を稼ぎ、完全に前向きで離氷していますから、このようなジャンプにクワドと言うだけで高い基礎点だけでなく4点近い加点が与えられるのはおかしい、3回転までしかなくても正しい技術でジャンプを実施する選手達に不公平、と考える関係者も結構いるのではないでしょうか。

しかし、アンジェロさんが指摘しているように、トゥジャンプ(ルッツ、フリップ、トゥループ)はジャンプの性質上、多少のプレロテ(正しい技術で跳ぶ選手なら45-90度)はやむを得ませんから、どこまでを許容範囲と見なすかが難しい、という問題があります。

そして仮に180度以上はGOEで減点とルールで定めたとしても、ジャンプ前のステップの有無さえ見分けられなかったジャッジの皆さんが、5コンポーネントと他のエレメントのGOEも評価しながらプレロテが180度未満か以上かを果たして判断出来るのか、という懸念があります。

しかし、羽生先生の論文は具体的なデータを示してプレロテジャンプのAI判定の可能性を示唆し、このような難題に対するソリューションを具体的に提唱しています。

フルブレードかどうかという問題について、アンジェロさんは選手のチェスチャーだけを見て判断するのは困難と言っていました。例えば宇野君の場合、踏切のスロー映像を見るとブレード全体で氷面をスライドしているように見えますが、アンジェロさんがトレースを確認したところ、実際にはトゥだけで回転していて、ブレードは氷面に接触していませんでした。
確かにこのような違いを肉眼で見分けるのは無理です。

しかし、マルティーナさんの調査によれば、ISUのジャッジセミナー動画では以下ようなトレースを見せ、クリーンな3アクセルとスキッドで踏み切る3アクセル(GOEのガイドラインによればクリーンな3アクセルより低くなるべき)の違いを説明していると言うではないですか?

つまりISUもトレースを見て踏切を検証する、という知識と手段は一応持ち合わせているのです。

ISUとアメリカ連盟はNBCからの放送権収入に依存しており、アメリカでスターを作ることに躍起になっているようですが、全米の後アメリカのスケートファン達はジェイソンとネイサンのPCSがほとんど変わらなかったことにかなり怒っていたとか。確かに全米のジェイソンはジャンプの回転数以外、繋ぎもスケーティングもスピンもステップも、そしてプログラムの完成度と世界観という点においても他の選手達とは別格でしたから、クワドを何本も着氷したネイサンが優勝したのは妥当として、なぜ演技構成点までほぼ同点だったのか視聴者には全く理解出来なかったでしょう。
むしろ演技構成点でもっとうんと差を付けて、芸術vs技術という分かりやすい構図にして勝負を煽った方が視聴者的には面白かったのではないでしょうか?

そして採点スポーツでジャッジングが毎回不透明で不可解だと、印象と得点のギャップに納得が行かない視聴者はそのスポーツを見なくなるでしょう。

フィギュアスケートはスポーツなのです。

ISUは的外れなプロパガンダばかりしていないで、公平性と透明性というスポーツ理念の原点に立ち返り、ジャッジ育成とジャッジングシステムの改善にもっと真剣に取り組むべではないですか?

AIシステムの導入が簡単でないことは理解出来ますが、テニスや体操といった様々な競技で審判のAI化が進む中、未だに広いリンクにカメラが1台しかないなんて時代遅れにも程があります。

 

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち