エキシビションの実況解説です
マッシミリアーノ・アンべージ(M)冬季競技アナリスト、ジャーナリスト
アンジェロ・ドルフィーニ(A)元男子シングル伊チャンピオン、コーチ、国際テクニカルスペシャリスト
M:次に登場する選手は拍手喝采で迎えられる
羽生結弦
2度のオリンピックチャンピオン
今大会は4位だった。
彼のエキシビションを見よう
A:フィギュアスケートの真の本物のレジェンドだ
M:羽生も母国の旋律に乗せて滑った。
音楽は「春よ来い」
ここ数年間で何度も披露したエキシビションだ。
永遠に色褪せることのない不朽のクラシックだ
A:それに素晴らしいシングルアクセルも披露した。
昔は競技プロでも見ることが出来たエレメントだ
80年代に遡らなければならないけど
美しいエレメントで特に彼が実施するシングルアクセルはスペクタクルだ
M:ここ数日間、彼は公式練習に頻繁に参加し、過去の王道プログラムを披露していた。
素晴らしいクオリティで
足首の怪我という古傷が戻ってきたにも拘わらず
☆こちらはユロスポチャンネルで紹介された動画に添えられた説明文です
オリンピック-エキシビションで羽生結弦がいつもの魔法を作り上げる
ピアノ曲で演じた羽生結弦は怪我にも拘わらす、観客を歓ばすために、この場に存在することも、ジャンプすることも断念しなかった。身体が万全でない時も高い音楽性がその演技を補う。
☆エキシはイタリア時間で早朝だったにも拘わらずYuzuruHanyuがトレンド入り😲
#YuzuruHanyu trending in italy!🥰 pic.twitter.com/N6UevY4CEO
— betin(4)a certified 4A✨ (@nosecrinkleyuzu) February 20, 2022
☆しかもその下に「チリでもトレンドになりました!」「メキシコでも!」という返信が!
フィギュアスケートがほとんど普及していないチリでトレンドってどういうことですか?🤣
☆「春よ来い」この世のものとは思われないほど美しかったです。
ここ数日間の公式練習で過去プログラムを惜しみなく披露していましたが、エキシで彼が選んだのは、コロナ禍の孤独な練習でどん底に落ち込んでいた時に彼を救ったという清塚さんの「春よ来い」でした。
過去ナンバーをメドレーした公式練習は有料でも動画配信して欲しかった😭(ジオブロック無しで)。
例え有料でも世界中のファンが視聴したと思いますよ。
エキシ後のインタビューで右足に怪我を抱え、痛み止めを服用しながらも、ここ数日の練習で過去プログラムを滑ったことについて「楽しかったですし、何より、皆さんに見てもらえるのが嬉しかったですね」という言葉を聞いて、この2年間、コーチ無しで深夜に一人で練習していたという事実の重さを改めて痛感しました。
2年間ですよ・・・
リモートでコーチとやり取りをしていたとは言え、2年もの間、練習中に「ブラボー、ユヅ」とか「今のは良かった」とか「ここはもっとこうした方が」という生のインタラクション無しに、夜中のリンクでたった一人で練習するというのがどういうことなのか、途轍もないことだと思っていましたが、非現実過ぎてイメージすることが出来ませんでした。
羽生君の「皆さんに見てもらえるのが嬉しかった」という言葉の中に、彼のこの2年間の孤独、孤高の戦いを見た気がしました。
ファンの願いは、この先どんな形でもどんなフィールドでもいいので「羽生結弦のフィギュアスケート」を見続けられることです。
そのためにも、帰国したら右足首をしっかり治して下さいね。
素晴らしい演技と感動、そして4アクセルをありがとう!
地面に打ち付けられても打ち付けられても立ち上がって挑戦し続ける姿に無限の勇気をもらいました。