イタリア解説EuroSport版「2019埼玉世界選手権~羽生結弦EX」

エキシから
羽生結弦選手の演技の解説です

☆エレナさんが動画を上げて下さいました。いつもありがとう!
Grazie Elena!💛

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)(国際テクニカルスペシャリスト)

M:羽生は自国開催のこの世界選手権における日本人唯一のメダリストだった
彼が5年前、ここで優勝した。
今回はコンディションが万全でないというハンデがありながら、壮麗なフリーによって高い競争力があることを示した

今回、何が足りなかったのか?
4サルコウだ
ショートではゼロ点になり、フリーでは回転不足になった。
このジャンプが入っていたらネイサン・チェンと互角に勝負できた。

A:ネイサン・チェンが見事だったことは認めなければならないけれど

M:羽生のエキシ「春よ来い」を見よう

M:心の琴線に触れるエキシ
相応しいスタンディングオベーションで称えられている

でも羽生のシーズンはここで終わりではない。
よりベストなコンディションで国別対抗戦に出場するかもしれない。
彼が出場したがることを願っているけれど
もし、そうなったら僕達を楽しませてくれるだろう

今シーズンは彼にとって4アクセルのシーズンになるはずだったが、怪我の問題でこのエレメントは保留になった。あくまでも一時的な話だ。

A:そうだね。
それに僕が個人的に一番心配しているのは・・・
この敗北に羽生結弦がどうリアクションするかだ(爆笑)

彼は明確なメッセージを発信した。
一番になるためにもっと練習すると断言している

確かにネイサン・チェンはハードルを押し上げ、驚異的なレベルに達したことは事実だ。
でも君が強調したように、羽生にはミスがあった。

つまりベストな羽生ならネイサン・チェンと互角だった。
彼の意見はそうじゃないみたいだけれど(笑)
彼はかつてそうだったように、ライバル達に大差で圧勝したいと思っている

M:いずれにしてもこの2つのミスで技術点だけで20点は失った。
ミスによって演技構成点で失った点も考慮すると23点失ったことになる。

A:ネイサン・チェンとの点差とほぼ同じだ

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☆ロステレでは見られなかった「春よ来い」
この世のものとは思われないほど美しかった・・・

羽生君は圧倒的に勝ちたい人だから、4ルッツや4アクセルも入れて基礎点でも勝った上でGOEとPCSで差を付けて圧勝したいんだろうなあと思います。
彼は絶対に言い訳にしないけれど、今回、怪我による安静期間が数か月あって、氷に乗り始めてからも、練習を相当制限せざるを得なかった状態だったんだと思います。
それでも、これほど高難度のプログラムをほぼ完ぺきに滑り切り、こんな異次元の演技が出来るのだから、きっと怪我の問題さえなければ、彼に不可能や限界はないのでしょう。

それだけに、足首の状態が切ない・・・😥
何の心配もなく好きなだけ練習させてあげたい・・・

アンジェロさんの「僕が一番心配なのは~」に笑いました。
お二人共羽生君の気性をよく理解しているから😂

☆エキシに関係ないけれど、2012年に「羽生結弦はISUに採点システムを変えさせる」と予言し、Junior、Seniorの上にカテゴリー「HANYU」を作るべきだと発言したダニエル・グラッスル君のコーチ、ロレンツォ・マグリさんが羽生君とのツーショットをインスタに上げていたので自分用に

 

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🤩💪😍🥇🥈 with Mr. Yuzuru and Mr. Nathan 🇯🇵 🇺🇸 . . . . #worldchampionships #figureskating #ice #tokyo #japan #legend #sport #yuzuruhanyu #nathanchen

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Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu