マンマ解説でお馴染みのRaiSportチャンネルの実況解説から
羽生結弦選手のフリーの演技です
Elena Cさんの動画です
いつもありがとう!Grazie!
Youtube版>>
イタリアフォーラムのIce Princessさんの動画です。
Grazie Ice!
実況:アリアンナ・セコンディーニ
解説:ファブリツィオ・ペドラッツィーニ
(演技前)
ア:さあ、これから男子の試合を見ましょう。
まずは、羽生結弦がリンクに降ります。
宇宙的な対戦です。
というのも今、リンクに入っていったオリンピックチャンピョン、羽生結弦とオリンピック銀メダリストのパトリック・チャンが再び対決するからです。
この二人はソチ以来、対戦していませんでした。
羽生結弦はショートプログラムで問題があって、ご覧頂いているように6位です。
でもこれから日本の物語、映画『陰陽師』をモチーフにしたこのプログラムを初めて私達に見せてくれます。
魔術と天文学と占星術に長けていた人物の物語です
(演技中)
ファ:4サルコウ
ファ:4トゥループ
ファ:高速ステップシークエンスからの3フリップ
驚異的なクオリティのジャンプ
ファ:4トゥループ/2トゥループ
タッチダウン
後半の4トゥループだよ、アリアンナ
ファ:3アクセル/シングルトゥループ
ファ:3アクセル/ループ/3サルコウ
ファ:3ループ
ファ:3ルッツで転倒
(演技後)
ア:観客が羽生結弦に発狂しています
ショートプログラムでは6位という信じられない1日になってしまいましたので、彼は攻めなければなりませんでした。
でも皆さん、彼は3本の4回転ジャンプを披露しました。公言した通り実行して見せました。驚異的な安定感を見せつけました。
ファ:見てよ、ファン達が皆プーを投げ込んでいるよ(笑)
ア:このプーの光景は素晴らしいわ
もはやファンの間ではプーのぬいぐるみが彼の幸運のお守りでお気に入りのキャラクターであることは知れ渡っています。
埼玉では数えきれないほどのプーがリンクに投げ込まれたことを今でも思い出します。
でも私達は慣習に従って羽生結弦のお馴染みになっているフレーズ
マンマ・ミーア!ファンタスティコ!
ファ:マンマ・ミーア!
ア:だって本当にファンタスティコだから
ファ:衝撃的だ・・・ファンタスティコ
ア:日本の音楽、彼が演じているのは自然科学とカルトがミックスされた陰陽師、安倍清明で、彼の使命は京都にはびこる悪霊を退治することでした。中世が舞台になっている映画で、とても美しい音楽です。結弦とブライアン・オーサーは今シーズン、この映画を選びました。
本当に独特のプログラムです。
ファ:僕は何といったらいいのか分からない。僕達が話している対象は人間ではない。
僕は羽生結弦の演技に困惑している。
なぜなら、まずプログラムの基礎点を考慮すると、90.50という困惑するような点に達している。
そして彼がどんな状況でも、小さなミスやよろめきがあっても跳ぶことが出来る能力に困惑している。
僕は2~3週間前、バリーのオータムクラシック・インターナショナルというトロントから1時間の場所で行われた国際大会で彼を見たけれど、困惑すべきものだった。アリアンナ、何度も繰り返すようだけれど、僕は困惑している。
ア:あなたは彼を1度見て、今日のスケートカナダで再び見たのね。じゃあ訊くけれど、前より進歩した?成長した?
ファ:羽生結弦、彼はパーフェクトだ。演技によって違う
これは4サルコウ。問題は彼が戦意を喪失させるような簡単さで跳んでしまうということだ。非常にほっそりとした体格のおかげなのか分からないけれど。
この4トゥループを見てよ。コンビネーションにして・・・いや、これは2番目に跳んだ単独ジャンプの方だ。
こっちがコンビネーション、4トゥループ/2トゥループ
彼には才能がある。練習で彼を見たけれど・・
これは転倒したジャンプ
奇妙なことに彼が転倒する時(笑)、『崩れ落ちる』ような印象を与える。他の選手はもっとアクティブだ。
僕はバリーで彼の練習を見たけれど、衝撃的だった。
セッション開始から3分後、他の選手がまだ手袋をはめたり、鼻をかんだりしている時に、彼はワルツの3拍子で振り返りながら3アクセル/3トゥループを跳ぶんだ。
あまりにも簡単に跳んでしまうその能力に困惑させられる。
ア:259.54点、この得点で221.02点のペトロフを抜き首位に立ちました。
186.29点
技術点を見て下さい。98.35点です。
演技構成点は88.94点
避けられない(転倒による)減点
羽生結弦は彼のハードルを元に戻しましたので、これからリンクに降りる選手にとって状況は非常に困難になりました
(中略)
ア:パトリック・チャンにとってこれはグランプリシリーズ10勝目、スケートカナダ4勝目です。オリンピックで彼を破った羽生結弦に対して小さな勝利を収めました。
優勝はパトリック・チャン、2位が羽生結弦。でも何という羽生結弦でしょう。結弦はショートの6位から挽回したことを強調しなければなりません。3位は252.25の村上大介。
ファンタスティコな試合でした。
ファ:全くその通り
今回のスケートカナダ、今大会の開催国のエースによる男子シングルの戦いはスケートカナダ史上、最も刺激的で興味深いイベントだったと僕は思う。
ア:表彰式の準備をしています。
(表彰式)
ア:もう一度、勝者達を見ましょう。
表彰台の一番高い位置にパトリック・チャン
2位に羽生結弦。
ソチの表彰台が逆になりました。
ソチではパトリック・チャンが完全な暗闇の中にいて、羽生結弦はオリンピック金メダルで幸せ一杯でした。
でもフィギュアスケートの偉大なチャンピョンが復活し、刺激的な戦いが再開したと言わなければなりません。羽生結弦は勿論ですが、村上大介のようは素晴らしいスケーター達が他にもいることを忘れてはなりません。
そして現世界チャンピョン、ハビエル・フェルナンデスの初戦も控えています。
何と言う戦いでしょうか
ファ:え~君が全部言ってくれた。僕はシーズンがどう展開して行くのか見るのが待ちきれないよ。
☆本ブログに掲載されている翻訳のあらゆる形式での複製(読み上げによる音声での再現、テキスト動画、印刷物などが含まれますがこれに限定されません)、全文の無断転載、Youtube等の他のメディアでの使用は固くお断り致します。