マンマ解説でお馴染みのRaiSport版の実況解説です
遅くなりましたがエキシビションの解説です。
実況:アリアンナ・セコンディーニ
解説:フランカ・ビアンコーニ
(演技前)
ア:レディース&ジェントルマン
リンクにフェノーメノ(超常現象)、羽生結弦を迎える準備は出来ていますか?
フ:観客は発狂しているわ
ア:記録の男、本当に驚異的!
フ:何という歓声!
ア:このスケーターは万人の心を打ちました。
これは日本を襲った津波の被害者に捧げるプログラムです
(演技後)
ア:本当に心に響く感動的な演技
日本中に衝撃を与えた恐ろしい自然災害の被災者達のために尽くしたいと彼が切望することになった経緯を知っているから尚更です。
世界選手権の直前のことでした。
結局、世界選手権は場所をモスクワに変えて開催されたけれど、日本の選手達にとって競技することは容易ではなかったはずです。
特に結弦は大きな被害を受けた仙台の出身。こうやって彼の被災地への想いが生まれました。
結弦は『このプログラムの鮮烈さを観客は分かってくれるはず』と言っています
フ:本当に鮮烈なプログラム。おそらく震災を身近で体験したことによって生まれた彼の中にある絶望が感じられる。どんな状況でもジャンプを跳ぶことが出来る選手であるだけでなく、真のアーティストになったことが感じられる。
今では彼は2つの極面の完璧な融合になった。4回転ジャンプに象徴されるよりアクロバットな側面と、まさに魂と心から湧き上がるものを音楽と身体を使って表現するアーティストとしての側面。彼はまさに完成形のスケーター
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☆フォーラムの人も皆書いていましたが、このレクイエムは、心の一番深い部分に響く特別なプログラム。
フィギュアスケート史上、偉大な表現者と評されたスケーターは何人もいるけれど、これほどむき出しの感情をダイレクトに表現する、そして心に強く、深く訴えかけてくるスケーターを私は他に知らない。
まさに魂を揺さぶるスケーター