アリアンナさん&ファブリツィオさん感涙!
マンマ解説でお馴染みのRaiSport版の実況解説です
実況:アリアンナ・セコンディーニ
解説:ファブリツィオ・ペドラッツィーニ
(演技前)
マ:さあ、羽生結弦の番です
羽生は昨日、2014年のソチ五輪で自身が獲得した記録を破り、ショートプログラムの新しい歴代最高得点を更新しました
101.45点でしたが、今後新しい歴代最高得点は106.33になりました。
彼はプレスカンファレンスで『得点は関係ない。一生懸命やりたい』と言っていましたから、
帝に仕える占術・魔術師、陰陽師である安倍清明をモデルにした映画のテーマ曲を使った彼のプログラムに注目しましょう。
(演技終了)
ア:これは羽生結弦の占術と魔術です!
これほど相応しいサウンドトラックは他にはなかった
ファンタスティコ!マンマ・ミーア!!!
ファ:マンマ・ミーア、ユヅル!!!
ア:ファンタスティコ!!!
羽生結弦、オリンピックチャンピョンはこのスタンディングオーベーションと称賛に値します。
私とファブリツィオ・ペドラッツィーニは目から涙を流しています。
ファ:僕は感動した・・・マンマ・ミーア
ア:ファンタスティコなプログラムでした!!!他の言葉は思いつかない・・・
何と表現したらいいのか、適切な言葉が浮かんでこない・・・
素晴しい?スペクタクル?
ファ:いや、僕はこのプログラムを描写する新たな言葉を作り始めなければならないと思うよ。
誓って言うけれど、見ての通り僕は感動したよ、アリアンナ。
ア:誰が羽生結弦に勝てる?
ファ:今現在、彼に勝てるのは彼だけだろう(笑)
ア:その通り、彼が彼自身に勝つのです
ファ:彼が一体何を成し遂げたのか
非常に鮮烈な、そして引き込まれるプログラム
ア:彼がジャッジに投げかける眼差しを見た?
音楽の全てのニュアンスを引き立てている・・・本当に素晴らしい
各ジャンプ要素を着氷した時、
最後のルッツを決めた時のガッツポーズ
何と言うチャンピョン!
ファ:フィギュアスケートの魔法とか、何かそんな種類のものだ
それに僕が笑ってしまったのは・・・
(羽生君がブライアン・オーサーとハグ)
ア:ちょっと待って
「I have no word」と言っています!
私達も同じです。言葉がない
このエキシビション、このパフォーマンスに
「Amazing」素晴らしいと言っています
彼はいつも通り皆に「ありがとう」と言っています
ファ:僕が笑ってしまったのは、後半の4T-3Tのコンビネーションを決めた時、ちょうど後ろにブライアン・オーサーが見えて、4アクセルを跳んでいた(笑)
(スロー映像を見ながら)
ファ:これは最初の4サルコウ
この安定感、精度、軽やかさを見て欲しい!
マ:何というチャンピョン
ファ:これは4トゥループ、流れがあり、冷静で確かな着氷
昨日より更に支配出来ている
自分自身を支配し、全てのエレメンツを支配し、眼差しの持つ驚異的な引力を支配している
彼があらゆることを行う際の眼差しを見て欲しい
何度でも繰り返すけれど僕は歴史を見た
曲調が激変するこの場面
ここの彼を見て下さい
(ステップシークエンスの前向きクロスロール)
彼は何をするでもなく無数のことを伝えている
前向きにただ進んで行く、その目力で見る者を引き込みながら
この2本目の4トゥループと3トゥループのコンビネーション
映像では見えないけれど、僕達の左側にはブライアン・オーサーがいて大喜びしている
3アクセル/2アクセルの幅と、何よりも軽やかさを見て欲しい
しかも既にプログラム後半だ
もう1本の3アクセルから1ループ-3サルコウ
僕は・・・冗談じゃなくて本当に(涙が出るほど)感動した
君はここで僕を見ているから分かっているだろうけれど
ア:そうね、私達はここで涙を流している
ファ:そしてこのステップシークエンスは一体何なのか!!!
それにこういうプログラムを見ると、究極の芸術というだけでなく、まあこの青年が最大の芸術なんだけれど、彼がフィギュアスケートを愛していて、自分の国と人々のために滑っていること、そしてこのようなプログラムを滑り切ったことへの歓びと満足感が伝わってくる。
(演技終了直後のガッツポーズ)
ア:これは羽生結弦の最も素晴らしい映像!
オリンピックチャンピョン!
ファ:彼のコーチに拍手を送っている
ア:先シーズンは苦難の連続でした。手術、そしてハンヤンとの衝突事故。
でも彼は復活しました。
彼は先シーズンのバルセロナGPF優勝者です。
ファ:沈黙したね
ア:(現在の)歴代最高得点は2013年ボンパール杯でチャンが出した295.27点です
(得点表示)
ア:皆さん!!!!!
ファ:オホホホホホホ
ア:私達が黙っているのは、この素晴らしい瞬間と羽生結弦の歓びを皆さんに感じてもらいたいからです
皆さん、これは世界新記録のプログラムです!!!
総合得点は322.40点!フリーは216.07点
彼は世界記録の男です!!!
今日からショートプログラム、フリープログラム、トータル、全ての歴代最高得点はチャンピョン、シニョール(Mr)ユヅル・ハニューが保持します
熟練した技術の安定感を見せつけました