太陽と碧天と~トリノGPF公式練習:Giorgiaの曲でクールダウン

トリノGPファイナル、12月4日の公式練習でのことです

練習終了数分前、BGMの音楽がそれまでのアップテンポのロックナンバーからイタリアのシンガーGiorgiaが歌うロマンチックな曲調の音楽に変わりました。

すると羽生君が曲に合わせてクールダウンを始めたのです。

Rai Sportのファブリツィオ・ペドラッツィーニさんが「ユヅルは曲に合わせて滑るのではなく、彼自身が音楽」と言っていましたが、まさにその通りです。

彼の中に音楽があるのですね。

だから初めて聴く曲でも、スッと自然に曲の中に入ってしまう。

意識して曲に合わせているのではなく、身体が、脳が、細胞が勝手に反応して、感性の赴くままに氷上で即興曲を奏でているようです・・・

Youtube版

羽生君のしなやかなムーブメントと美しいポージング、流麗なスケーティングが、この曲のしっとりとした曲想、甘い美声、心を打つ感動的な歌詞に見事にマッチしています。

おそらく彼にとっては初めて聴く曲で、歌詞も知らないはずなのに・・・

天才的な感性です。

 

そしてファンの方が撮影したこの美しいクールダウンの映像が何とGiorgia自身の目にも留まったようなのです!

 

ご本人が返信

彼はファンタスティコ、何という感動でしょう!🙏

 

Giorgia(ジョルジャ)はイタリアのポピュラー音楽に疎い(というかほとんど知らない)私でも知っているほど有名な、イタリアを代表するシンガーソングライターです。

公式練習で流れたこの曲「Di sole e d’azzurro 」(太陽と碧天と)は2001年のサンレモ音楽祭で2位に入賞した彼女の代表曲の一つです。

 

素敵な情報を提供してくれたエレナさんに感謝します!

Grazie Elena per questa bellissima notizia!♥

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu