マッシミリアーノさんのFBより「男子史上初のスーパースラム達成」

フリーに関する投稿から

 

ソウルの木洞アイスリンクは自身初の四大陸選手権優勝を飾った羽生結弦のもう何度目か分からない快挙の舞台となった。

この勝利によっていわゆる「スーパースラム」を達成し、男子シングルでシニア/ジュニアの主要なタイトルを全て獲得した史上初のスケーターになった。
彼がシニアの主要大会で最初のメダルを獲得してから9年が経過していることを強調すれば、日本の規格外の選手の偉大さと、如何に長い期間、競技の世界でトップレベルを維持しているかを理解してもらえるだろう。

フリープログラムは全てが順調という訳ではなかった。
6分間練習では完璧だった4ルッツはステップアウトで片手を氷についた。
また、2本の4トゥループでは両方共に問題が発生し、1本目は何とか堪えるものの、2本は回転がギリギリで転倒だった。
その他のジャンプは全て完璧に実施され、特に4サルコウと3トゥループとのコンビネーションにした2本目の3アクセルは特筆に値する。
何の問題もなく実施された3フリップのエッジ判定に疑問が残る。

このプログラムが数週間前に「アセンブリ」されたばかりであることを考慮すると、今日の結果は満足の行くものである。
しかしながら、更にバーを引き上げるにはフィジカルコンディションを更に上げていかなければならない。
羽生は300点に小数点届かなかったものの、史上前例のない16回目の290点越えを果たした。

https://www.youtube.com/watch?v=km3t1f-t6Nk

こちらの投稿も

羽生結弦は競技人生10年余りをかけて男子シングルでは史上初となるフィギュアスケートの『スーパースラム』を達成した。

🏅04/12-2009, JGPファイナル、東京(日本)
🏅11/03-2010, ジュニア世界選手権、デン・ハーグ(オランダ)
🏅06/12-2013, GPファイナル、福岡(日本)
🏅14/02-2014, 五輪、ソチ(ロシア)
🏅28/03-2014, 世界選手権、埼玉(日本)
🏅09/02-2020, 四大陸選手権、ソウル(韓国)

今日までにこの偉業を達成することが出来た選手は韓国のキムヨナ(2010)、ロシアのマキシム・トランコフ(2014)、カナダのテッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア(2016)、ドイツ国籍を持つウクライナのアリオナ・サフチェンコ(2018)、ロシアのアリーナ・ザギトワ(2019)だけである。
2度の五輪王者/世界王者の2014年12月から26試合連続表彰台(16|9|1)の記録はまだ続いている。

そしてこれらの投稿に寄せられたイタリアのスケートファンの皆さんのコメント。

この『エイリアン』カテゴリーに相応しい偉業ね。
この競技の聖なる怪物達の中で、3時代に渡って勝ち続けているのは羽生とサフチェンコだけね。

どうして彼を地球人の試合で競技させるの?

彼にはカリスマ性がある

これまで3つ目のジャンプ要素としてステップシークエンスの直前に難しいトランジションから跳んでいた 3Fを4本目にすることで、2本の4Tと3Aを後半のボーナスエリアに配置した。
プログラムの長さが30秒縮まったから、最初の3Aの直後に入れたのね。
フリップの前に助走が全くないのが分かるわね。
まるで1本目の3Aの出のトランジションの一部のようだわ・・・ 😅

SEIMEI 3.0の3フリップは意表を突く入りからの何の準備もないジャンプの最高の見本ね。
エレメントをプログラムが語っている物語と振付の一部として組み込むこと、そして得点面における理由からこんな風に実施したのね。

4S-3A-3Fのシークエンスは20秒足らずの間にクロスオーバー無し(1つも無し)で実施され、3つのエレメントは全て恐るべきクオリティだった。プログラムの99%が最初の4Sに入る前からの20秒間に凝縮されている。

3Fのエッジ判定は厳し過ぎるわね。これまでの数々のルッツのエッジに対する判定を考慮すると・・・
その他の点は・・・プログラムの長さは30秒短縮されたのに、2つのステップは全く変わらずそのそのまま残されているわね

私はあの3フリップは天才的なアイデアだと思うわ!
まるでトランジションか振付の一部のように見えるジャンプだった。
フィギュアスケートの概念のエンブレムは、芸術とスポーツの合体した形、つまり羽生結弦そのものね。

その通り。それだけじゃないわ。彼はルールが求めるフィギュアスケートスケートの模範そのものなのよ。でもルールは勉強しなければならないものだから。

確かに彼のベストの演技ではなかったのしょうけれど・・・何てこと
スーパースラム!!!
惑星ハニューのただ一人の住人だけに可能なことね。
彼は史上最高のスケーター。

転倒と幾つかのミスはともかく・・・何て盛りだくさんなの!!!
彼を見る度に、彼と同時代に生き、リアルタイムで生きている彼を見られる幸運を神に感謝するのよ!

私は様々な理由から去年の11月に初めて彼を知らなかったのよ!!!
でも猛スピードで失った時間を取り戻しているわ。実質、2カ月間で20年分の動画を視聴したのよ・・・もはや頭はパニック状態!!!

モチベーションという意味でこの大会での成功は彼に必要だったのかもしれないわね。そして「細部」はどんどん磨かれていくのでしょう・・・
彼が満足してしまったら、もう彼を見られないかもしれないもの
でも、私達はまだここにいて、彼が地球に月を持ってきてくれるのを待っている・・・そして彼が私達の頭上で滑ってくれることを願っている (…4A?…) 😍

私が無知なのかもしれないけれど・・・なぜ彼のアクセルに+5をあげないの???
どこからどう見ても明らかに別レベルのアクセルだと思うのに・・・私はまだジャッジ全員が∔5を与えたのを見たことがないわ・・・・
こんなに美しいアクセルなのに・・・
誰か私に説明してくれる???

こめんなさい
誰か4アクセルの基礎点を教えてくれる?

12.50点
残念ながら最近(2年前からという意味だ)、エレメンツの基礎点が変更され、4アクセルと4ルッツの基礎点は1点しか違わなくなった。
4Lzが11.50、一方、4Aは12.50。
3Aと3Lzの基礎点の差(3Aが8点に対し3Lzは5.90)を考慮すると、猶更、辻褄の合わないバカげた点差だ。

☆ユーザーの方の「なぜユヅルはシーズン途中でプログラムを五輪プロに戻したの?」という質問に対し、マッシミリアーノさんは以下のように答えていました。

これらはまさに「彼の」プログラムで、彼自身と彼のフィギュアスケートを最高の形で表現できるプログラムだ。
ショートプログラムは無敵だ。
フリーはこれから滑り込んでいく必要があるけれど、もしベストなアスレチックコンディションで彼の実力通りに滑ったなら、そしてジャッジが損害を与えなかったら、彼に並ぶのは難しい。

********
☆4Sからの3連続、シークエンスジャンプみたいで笑いました。
4Ssq3Asq3FとかHanyuSQとか新たなエレメンツとして登録して欲しい😂
SEIMEIは全体的にテンポも速くなっているせいか、1.0と2.0に比べてより躍動感が増しているように感じました。
ワールドが楽しみです!

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu