数日前、羽生結弦選手が右足首の靭帯損傷のためNHKを欠場されることが発表されました。
以下はご本人からのメッセージです
「NHK杯にむけて全力で取り組んできましたが、たった一度の転倒で、怪我をしてしまい、とても悔しく思っています。
ここまで、最善の方法を探し、考えながら練習してこられたと思っています。
今回の怪我からも、また何かを得られるよう、考えて、できることに全力で取り組みます。
今は少しでも早く、氷上に立つことを目指し、痛みをコントロールしながら氷上でのリハビリをし、競技レベルに戻るまでの期間をなるべく短くできるように、努力していきます。
どんな状況でも、応援してくださり、いつも暖かい気持ちになっています。本当にありがとうございます。皆さまの応援の力をいただきながら、さらに進化できるように、頑張ります。」
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こちらはマッシミリアーノさんのFB投稿
羽生結弦は来週末に予定されているNHK杯には出場しない。
2度のオリンピックチャンピオンは右足を負傷し、しばらくの間安静を強いられることになった。最初の診断は靭帯損傷だが、より正確なニュースを待ちたい。
回復までにかかる時間はまだ分かっていないが、日本のチャンピオンは過去に何度も起こったように、出来るだけ早く氷上に戻ってくるために全力を尽くすと発表した。
疑問の余地なく、フィギュアスケート界にとって悪いニュースである。
☆こちらは羽生結弦イタリアンFBファングループに寄せられたマッシミリアーノさんのコメント
僕は彼が無理をして急がないことを願っている。
理由は幾つもある:
1)一番重要なのは足首の機能が完全に回復することである。1日少なく安静するより1日余分に安静した方がいい。
2)パンデミックに関連する状況においても、僕は完全に安全と納得し切れていないので、リスクを避けた方がいい
3)ファイナル進出が不可能になった以上、ソチで競技するのは避けた方がいいと思う。
4) 目標は全日本にベストな状態で出場することだろう。その意味で、日本から動かないことが助けになるかもしれない。
いつも素晴らしい分析記事を書いて下さるマルティーナさんは怪我の回復を祈って毎日1羽、折り紙で鶴を折るそうです。
Day 1#LoveYuzuruFromAllOverTheWorld#GetWellSoonYuzu#WeLoveYouYuzu
(for this crane I used today’s page of the desk calendar) pic.twitter.com/cfrqkfr5fX— Martina Frammartino (@MartinaFrammart) November 4, 2021
Day 2#LoveYuzuruFromAllOverTheWorld#GetWellSoonYuzu#WeLoveYouYuzu pic.twitter.com/WigM1RQ0Lt
— Martina Frammartino (@MartinaFrammart) November 5, 2021
現在、トリノのパラヴェーラでGPイタリア大会が開催されていますが、今日の女子フリーのソフィア・サモドゥロワ選手のリプレイ中に解説のマッシさんが羽生君について言及していました。
エレナさんが動画を切り取って下さいました。いつもありがとう
Grazie Elena!
2021.11.06 Torino – Partial translation:
Max: ‹‹From Japan comes sensational news.
Hanyu Yuzuru will not take part in the NHKTrophy due to an injury, and neither will Kihira Rika. Many people who got the tickets have put them back on sale…
1/.. pic.twitter.com/APmN92G1LA— ElenaC 🌸(´・ω・`)🌸 (@EleC2706) November 6, 2021
相方の解説者は元スケーター、コーチ、衣装デザイナーのマリカ・ポーリ(P)さん
M:(サモドゥロワは)昨日のインタビューで観客が少ないと不満をこぼしていた。
今日は客観的に見て昨日よりは数が多い。
日本から衝撃的なニュースが届いた。
皆さんがもうご存じの通り、羽生結弦は怪我のためNHK杯に出場しない。
理論上、女子で最も競争力のある紀平梨花も出場しない。
それで何が起こったか?
チケットを予約した多くの人達が、一斉にチケットを売りに出した。
現在、3000枚以上のグランプリ日本大会のチケットが購入可能らしい。
このことは、羽生結弦のようなチャンピオンが何を動かすことが出来るのかを物語っている。数年前にここトリノで開催されたグランプリファイナルを思い出すだけで十分だろう。
P:そうね、私はあの場にいたけれど、観客席は完全に満員で、彼が動くたびにプーの波が動き、彼のどんな些細な動きにも歓声が起こっていたわ。ハイレベルなアスリートが披露することは、観客は技術的要素だけでなく、小さなジェスチャーも見分けます。観客は・・・何と言ったらいいのか、アスリートをまるで英雄のように認識しているのです。
M:でもマリカ、僕達は境遇は違うものの、フィギュアスケートと共に、これを生活の糧にして育ってきた。
正直、彼と比較出来るメディア現象を思い出せる?
正直に言ってノーだ。
僕はこの競技をカタリーナ・ヴィットの時代から何も見逃していないけれど。
つまり、僕達が目にしているのは氷上でやっていることを超える存在なのだ。
何故ならアイコンになる人物だからだ。
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☆こちらは今夜行われた男子フリーの6分間練習前
現地のイタリア人が羽生君にエールを送るバナーを😭
☆欠場のニュースを見た時、最初信じられませんでした。
少し前のNHK杯の番宣動画では、すごくいい顔をしていて、おそらく4アクセルはほぼ掌握していて、後は試合で降りるだけ、彼自身も「その瞬間」を心待ちにしていることが表情や言葉から伝わってきました。
まさに手の届きそうなところにあった「その瞬間」が「たった1度の転倒」でお預けに・・・
どんなに無念だったことでしょう。
彼の気持ちを考えると胸が張り裂けそうです。
彼自身、怪我には人一倍注意していたと思いますが、4アクセルはそれほど高いリスクと犠牲を伴うジャンプなのです。
しかも、私達とは比べものにならないほど、辛く苦しいはずなのに、ファンの気持ちを気遣ったコメント。😭
どうか無理をせず、自分のことだけを考えてリハビリに集中出来ること、怪我が一刻も早く回復することを願うばかりです。
既に獲るものは全て獲り、残された夢は4アクセルを成功させることなのですから、焦らずにまず足首を負荷に耐えられる万全な状態に戻して欲しいです。