JSF公式ツイッターで公開された感動的な振付動画の後、再び砂漠期に入りました。
イタリアではフィギュアスケート関係の記事自体がなくて、最近の記事と言えばギヨーム・シゼロン、カミングアウトぐらいです・・・
当分、更新するネタないな~なんて思っていましたが、6月17日発売予定の矢口亨さんの写真集のカバーがあまりにも素敵だったので
フェルメールから着想を得たと
きっとこれですね。
真珠の耳飾りの少女(ヨハネス・フェルメール)
フェルメールのこの作品は2014年にボローニャのファーヴァ宮殿で展示されましたので見に行きました。
何カ月も前から「真珠の耳飾りの少女」がイタリアにやってくる!と大評判で、おそらくヨーロッパでこの絵画を見られる最後のチャンスかもしれないということで、公開中はイタリアだけでなくヨーロッパ中から多くの人が訪れました。
画集や映像で何度も見た作品ですが、本物の輝きは違いました。
小さな絵画ですが、もっと大きな他の展示作品を圧倒する輝きがあり、2015年のバルセロナGPFで羽生君を初めて生で見た時、リンクで彼が放っていた輝きに似ていました。
まさに「本物の輝き」!
でもこのカバー写真を見た時、私はこの絵も彷彿させられました。
ベアトリーチェ・チェンチの肖像(グイド・レーニ)
こちらは16世紀ボローニャ派の画家、グイド・レーニの作品で、ローマのバルベリーニ宮国立古典絵画館に収蔵されています。
国立古典絵画館では高さ4~5メートルの広大な壁に膨大な数の絵画が上下左右に展示されていますので、個々の作品のインパクトが薄れてしまいがちですが、この作品はもっと大きくて派手な色彩の絵画に囲まれていたにも拘わらず、他を圧倒する輝きを放っていました。
小さな絵ですが、遠くからでもすぐに特別な作品だと分かりました。
思わず3枚並べちゃいました。
見返り美人の構図ですね。
ついでに前から並べたいと思っていたこちらもw
ナルキッソス(カラヴァッジョ、バルベリーニ宮国立古典美術館収蔵)
遊びたくなってしまうw😆
明日、6月2日はイタリア共和国の建国記念日です。
辛いロックダウンに耐えたイタリア国民をねぎらうために、ローマではイタリア空軍がトリコローレ(三色旗)の航空ショーを行うそうです。
この航空ショー、イタリア北部から徐々に南下していて明日がローマの番だそうですので、ウチの上空も通ったはずですが・・・
知らない間に終わっていた・・・
そう言えば、飛行機の轟音がうるさい日があって何だろうと思っていました😅・・・
イタリアではすっかりコロナ終息モードで、イタリアよく頑張った!よく辛抱した!オレ達はやれば出来るんだ!イタリア万歳!という自国称賛ムードに溢れていますw
いや、でも実際よく頑張ったと思います。
今回のコロナ禍ではイタリア人のいざと言う時の団結力と助け合いの精神をまざまざと見せられ、私は感動しました!😭
しかしながら、ロックダウン緩和と言ってもソーシャルディスタンス、スモールワーキング、マスク着用義務、スーパー等での使い捨て手袋着用義務、7人以上のミーティングはオンラインなど様々な規制がありますので、完全に元の生活に戻るのは当分先になりそうです。
お店も郵便局などの施設も基本的にマスク必須ですので、街行く人は大人も子供もほぼ全員マスクを着用しています。
しかしそのせいで思わぬ弊害が・・・
ファッションの国、イタリアらしく、グッチやフェンディなどのメゾンがこぞって自社マスクを製造し、しかも高額なそれらのマスクがバカ売れしているらしいのです😱・・・
グッチ
ルイ・ヴィトン
フェンディ
190ユーロもするフェンディのマスクは発売されるや否や瞬く間に売り切れたそうで、どこかの新聞が「ブランドマスクがバカ売れ。はっきり言って無駄遣い。コロナ狂いの顛末」などと揶揄していました😂・・・
今年の夏のバカンスは、海外旅行が無理なので国内観光を促進しようと、イタリア政府がバカンスボーナスなるものを出すそうです。
まだ正式に決まっていませんが、7月1日から3人以上の家族500ユーロ、2人家族300ユーロ、シングル100ユーロの国内旅行助成金が出るとか。
イタリア政府太っ腹!😮
そんなに奮発しちゃって国庫は大丈夫なのかと心配しつつ、アマルフィに行きたいね~などと夫と相談しています。😊