詳し過ぎるWikiより「プロキャリア」

先日、有能なHenniさんの尽力により、英語版ウィキペディアの羽生結弦ページがアスリートのカテゴリーで最も重要な記事に与えられるレベル4の認定を受けたことが話題になっていました。

しかし英語版にこそ叶いませんが、イタリア語版Wikiも頑張っています。早速、プロアスリートのキャリアの段落が追加されていました。

イタリア語版Wiki「羽生結弦」

プロキャリア

2022年7月19日の記者会見で、羽生は競技フィギュアスケートから「離れ」、プロになる決断を発表した。「取るべきものは全て取った、得点で評価されたいと思わなくなった」と明言し、プロアスリートとして彼の「理想のフィギュアスケート」と、4回転アクセルを成功させるという夢を追い続ける意志を表明した。

その後、羽生はソーシャルメディアのアカウントを開設し、自身のYoutubeチャンネルを通して彼のスケートを披露し、アイス ショーを見に行けない人や海外在住の人を含め、全ての人に自分のスケートを見てもらう機会を増やしたいと述べた。8月10日、羽生は彼のチャンネルで練習セッションをライブ配信し、2018年冬季オリンピックと同じジャンプ構成の完璧なSEIMEIの演技を始め、過去のフリースケーティングを幾つか滑った。

9月30日、羽生は「プロローグ」と題されたプロスケーターとして最初のアイスショーを行うことを発表した。出演スケーターが1人の助演キャストが一切いない90分の単独アイスショーでは、羽生自身が制作・指揮を務め、自身の過去プログラムの幾つかを選び、再演した。5公演中2公演(11月5日の横浜公演と12月5日の八戸公演)は、国内テレビで生中継され、全国各地の映画館でライビュビューイングが行われた。12月5日公演の最後に羽生は「GIFT」と命名された自身2つ目のアイスショー公演を発表した。ショーは国内で最も大きな会場の一つである東京ドームにて、2023年2月26日に開催される予定である。


☆これまでにご紹介したイタリア語版Wiki「羽生結弦」の翻訳はこちら

イタリアの選手であるマッテオ・リッツォのページは2019年のロンバルディア杯までしか更新されていませんから、羽生君ページの編集に如何に気合が入っているかが分かります。

そしてプロ転向の発表記者会見の下り、「引退する」を意味するritirarsiではなく、allontanarsiという動詞が使われ、鍵括弧で括って強調されているところがナイスジョブです。

ちなみに「allontanarsi」の意味は、遠ざかる、離れる、遠くに行く、棄てる

私としては「競技フィギュアスケートを見捨てた」と訳したいぐらいです。

そしてGIFTがディズニープラスで生配信されることが決定しました。

予告動画も素敵!

羽生君の現役時代、世界中でおそらく数万匹のウィニー・ザ・プーが売れ、ディスニーは大変な恩恵を受けたはずです。そのディズニーがついに公式に羽生君と繋がるとは!

次は是非、ディズニーランド・パリにアイスリンクを作って、羽生結弦~夢のディスニーヨーロッパ公演を実現して下さい!🙏💪

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu