ストックホルム世界選手権男子フリーの後、マッシミリアーノさんのFBに寄せられたイタリアのスケートファンの皆さんのコメントから印象的なものをご紹介します。
彼の存在と彼の在り方と、何よりも彼の芸術によってこの世界をより美しいものにしてくれた結弦に感謝し続けているわ。
私の中では彼が永遠にベストのまま。
その通り!彼はこの世界を別の光で照らしてくれた。
例え彼の中では出来の良くない演技の一つだったとしても(そういうこともあるさ)、結弦はピンチを切り抜けた。いずれにしても金は北京2022のために取っておいたのだと僕は確信している。
完全同意よ。彼は神話だわ。
今日の羽生結弦は疲れているように見えたけれど、木曜日のショートは圧巻だったのに正しく評価されなかった。そしてこのような評価が、今日のように上手く行かなかった時、結果に影響を与える(ショートの評価が妥当なら銅ではなく銀だった)。
羽生結弦でいてくれてありがとう!
技術面も重要だけれど、芸術面も重視されなければならないわ。そうでないと。フィギュアスケート(Pattinaggio Artistico=アーティスティックスケーティング)はジャンプを跳ぶだけの人のスポーツになってしまう。今日の試合についてだけ言っているのではないわ。
あなたの解釈に完全に同意するわ。確かにチェンは比類のない身体の強靭さに恵まれていて、最後までスタミナが切れず、それどころ演技終了後もまだ体力が残っているようだわ。でも芸術性という点において、他のアーティスト達は彼より断然優れていた。そして技術面ばかりに偏向したこのような得点を見るのは辛いわ。芸術面と技術面の正しいパランスを見つけるべきだと思うわ。
チェンはブラボーだったし、常に冷静さを保って実力を発揮する能力は見事だと思うわ。PCSは高過ぎると思うけれど、この点についても上達したように見える。
羽生結弦はもはや別格として議論するべきね。ミスに関係なく・・・誰とも比較にならない。並べる者を見つけるのが困難な特別な存在・・・少なくとも私にとっては。
私はソチで彼を発見したけれど、すぐに溺愛するようになったわ。彼のパフォーマンスの「クラクラするような美しさ」(マックス、あなたが広めた表現だけれど、あらゆる意味においてユヅにぴったりの言葉だわ)を堪能できるよう、彼がすぐに万全なコンディションを取り戻せることを願っているわ。
優勝おめでとうネイサン。結弦は残念だったけれど、彼が史上最高であることに代わりはないわ。彼のプログラムは来シーズン更に磨かれていくでしょう。
チェンはブラボーだわ。非常にブラボー・・・でも私は退屈で死にそうになるのよ。まるで4回転ジャンプの練習を見せられているみたい。芸術性の欠片もない・・・
チェンはスケートではなくジャンプが上手いのよ。結弦のプログラムと全く同じ振付で滑りながら同じように4-5本のクワドを跳ぶことが出来るか見てみたいわ。
プログラムの半分でバテてしまうと私は思うわ。勿論、今回彼が金メダルに相応しかったことに何の異存もないけれど、毎回毎回1回転多く回っているというだけで爆上がりするPCSを見るのはさすがにウンザリだわ。
間違いなくチェンはブラボーよ。その点について否定する気は勿論ないわ。でもそれ以上の何もない。「フィギュアスケート」(Pattinaggio Artistico=アーティスティックスケーティング)にはただ上手い以上の何かがあるべきだと私は思う。
何よりも感動が!
チェンの演技は冷たく、結弦のように心に響かない。結弦だけでなく優真や昌磨と比べても。
どの選手も素晴らしかったわ。私のお気に入り、氷上の天使の結弦は残念だったけれど、彼のフリーは素晴らしいプログラムだから、今日のようなミスをしなければ、彼にライバルはいないわ。
チェンの技術は称賛しているし、彼に対してジャッジ達が(彼の実力を考えたら必要ない場面でさも)贔屓採点を続けるせいで、彼の人気が損なわれているのは気の毒だと思うわ。でも、これら全てに関わらず、彼が羽生結弦より優れているとは思わない。私にとっては、結弦が絶対的な史上最高のスケーターのままよ。
結弦は氷上の天使。彼は音楽を造形芸術にしてしまう。彼の身体で音符を表現していない部位は一箇所もない。
チェンに対して同じように夢中になることは出来ない。彼が技術的に何をやっても・・・
結弦はまるで水中にいるように動くのよ・・・彼を見て感動せずにいることなど不可能だわ。彼を見て、聴くことはまさに人生の歓びなのよ。
結弦は別の惑星にいる。
チェンの演技で僕は多くのジャンプを見たけれど感動はなかった。いずれにしてもブラボーだし、その裏に多大の努力があることは分かる。だが芸術面においても、同じぐらい努力することがあるはずだ。
技術面では議論の余地はないけれどその他は・・・チェンに音楽は必要ないでしょう?どうせ表現していないんだから・・・
試合の後、大泣きしたけれどよく考えたらユヅが最初の世界タイトルを取った時、ネイサンはまだ子供だったのよね。
それなのに、彼はまだ私達に夢を贈り続け、あれから8年間、表彰台から落ちたことは1度もなかった。今日は彼にとって尋常ではない1日だったのね。
それから、こうも考えたわ・・・平昌の後、彼を失うリスクもあったのに、彼はまだここにいて私達に夢を見させ、私にとって本物の「天の恵み」をもたらし続けてくれているのだと。
ありがとう結弦❤❤❤
あなたは誰も成し得なかった歴史を作ったわ
☆そしてこちらはマッシミリアーノさんの感動的な激熱ポッドキャスト「Figure2U:僕の気持ちは2つの炎の狭間で揺れている」に寄せられたコメントです:
君の言う通りだ!羽生結弦のショートプログラムは世界選手権のハイライトだった。106点は冒涜だ!GOEの評価基準は基礎点に依存すべきではない!君の意見は正しい!!!!
誰も羽生結弦を辱めてはならない!
気持ちを鎮めるためにもう彼のショートを一度見に行くわ
延々と繰り返し見続けてしまう!!!至高のショート♥
何て詩的な表現かしらマックス・・・そう「羽生は僕達にこう教えてくれている。ジャンプは愛さなければならない」その通りよ!そして、だからこそ彼は私をこれほど感動させるのよ!
リンクをただグルグル回りながら跳ぶチェンの5本のクワドは・・・ブラボーだけれど・・。・議論しなければならない・・・
羽生結弦は私の永遠の愛
ありがとう!真実を聞いて心が励まされたわ・・・
私達は何時も結弦に完璧を期待するけれど、完璧は神様のためのもの。そして彼はいつでもそれをやってのける・・・彼を見ているのは素晴らしいわ。チェンはメダルには相応しいけれど・・・
彼が引退しないことを願っているわ・・・彼のようなスケーターには与えられることがまだまだ沢山あるわ・・・彼が引退したら悲し過ぎる
ありがとう。私が思っていた通りのことを言ってくれたわ。
羽生はファンタスティコ。彼がベストだ。
ありがとう、フィギュアスケートの話を聞くのは何時でも素晴らしいことだわ。とりわけ結弦の話は何時間でも聞いていられる❤
4ループの基礎点は低すぎるわ。非常に難しいジャンプなんだからせめて4ルッツと同じにすべきよ。
ああ・・・あなたのユヅル語りは何時間でも聞いていられる!!!
☆この写真、何度でも貼りたくなります!💛
☆日本はコロナ禍での東京オリンピック開催を巡る批判と議論で揺れていますが、ヨーロッパでは一昨日の金曜日に五輪同様昨年から1年延期されていたUEFA EURO 2020が何事もなかったように開幕しました。
そう言えば開催可否が議論されているとか、国民が開催に反対しているとかって話は耳に入ってきませんでしたね・・・気が付いたら始まっていました😅
サッカー大国のイタリアでは東京五輪よりUEFAユーロの方が国民の関心は100倍ぐらい高いですから、長いロックダウンとマスク生活に耐えたのに、楽しみにしていたUEFAユーロまで中止にされたら、逆に暴動が起こっていたかもしれません
通常は開催国の各都市で試合が行われますが、今大会は欧州12か国で分散開催という形式になりました。
第1戦がイタリア-トルコだったので、一昨日の夜、ローマのスタディオ・オリンピコで開会式と第一試合が行われ、ボチェッリがトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」を熱唱していました。
人数制限した有観客開催です。観客席でいつも大騒ぎするサッカーファンが全日本フィギュアの日本の観客のようにお行儀よく黙って観戦出来るとは思えないので、大丈夫なのか?とは思いますが、イタリアではここ数カ月でワクチン接種スピードが倍速化しています。既に12-19歳の予約を受け付けており、ヨーロッパで最も普及率が優良な国の一つになっています。開催地の他の国も似たような状況で、明確な科学的根拠に基づき、人数を制限して感染対策を徹底すれば有観客で開催しても大丈夫、と判断したと信じたいです。
感染対策ポリシーは開催国によって異なるのかもしれませんが、イタリアの場合、入場する観客には以下のいずれかの提示が求められます:
1)入場48時間以内のPCS検査または抗原検査の陰性証明
2)過去6カ月以内の感染証明
3)ワクチン接種済み証明
開会式は見ましたが、観客は広いスタジアムに間隔を開けてまばらに着席していましたので、とりあえずソーシャルディスタンスは大丈夫そうです。ただゴールが決まった時、イタリア人が隣の人と抱き合って叫びたい衝動を抑えられるかどうか
まばらな観客席
様々な制約があり、人が密集するのを極力避けなくてはなりませんから、開会式も出演者の人数が最小限に絞られ、かなり縮小・地味化されていて、いつものバカ騒ぎ感はありませんでした。
EURO 2016開会式。恒例のお祭り騒ぎ
人数の多い派手な群舞はNGなので風船でカバー
最後の花火だけはやたら盛大で地味なセレモニーをカバーしていました😂
制約の中、色々工夫を凝らして精一杯頑張った感😭
決勝は7月12日ですから開催期間はちょうど1ヵ月です。
その間もワクチン接種は着々と進み、7月にはおそらくラストスパートがかかると予想されますから、何事もなく無事に終わることを願うばかりです。
基本的にポジティブ思考でおめでたいイタリア人はほとんど心配していないようですが・・・