前回の続きです
イタリア羽生結弦フォーラムより
「前にも言ったように私はHope and Legacyが日に日に好きになっていくわ。勿論、公式練習は本番の演技と全く別物だったけれど、それでも強く心に迫ってきた・・・音楽はもの凄く好きよ。とても繊細だけれど、決して単調ではない。SEIMEIのようなコントラストはないけれど、最後まで徐々に盛り上がって行く・・・」
☆SPORTIVAを読んで
「私は特にこの言葉に心を掴まれたわ。
『4回転を4本入れるプログラムはやっぱりしんどいですね。でもしんどいからこそ楽しいし、何か燃えますね』
どんな状況でも必ずポジティブな側面を見出して、更に進化するためのモチベーションにする・・・素晴らしいわ!!!そして何よりもスケートを楽しんでいる。彼の演技からはそのことが強く伝わってくるわ。特にLet’s go crazyからね!!!」
「そうね。
それに私はこのフレーズ
『その不甲斐ないという気持ちは、本当はマイナスなんだろうけど、今はぜんぜんマイナスだとは思えなくて、むしろ、早く練習して次に(試合に)出た時にはひと皮とはいわず、10でも20でも皮がむけたようになって、『こういう羽生結弦を待っていた』と言われるように練習をしていく。それが、今はすごく楽しみなんです』
も好きよ。
本当に驚異的だわ。
あらゆる状況に立ち向かっていく彼の姿勢にいい加減、慣れるべきなのかもしれないけれど・・・毎回深く心を打たれて感嘆させられるのよ・・・」
「ユヅルに関する沢山のニュースをありがとう
彼のインタビューを読むと、彼が精神的にとても成熟していて、自分に何が出来て、どこに到達したいかをちゃんと自覚していることが分かるわ」
「フリーを見たわ。
全てが感動的で美しかった。スケートカナダまでに滑り込めるといいわね。
本格的に戦いが始まるのはスケートカナダからだと思うから。
ちょっと気になったんだれど・・・右足の腿が痛いのかしら?
ショートの後、ブレードで氷を踏みつけた後、前かがみになって右腿を抑えているように見えたんだけれど。フリーのキス&クライでも腿をさすりながら痛そうな顔をしていたから。私の思い過ごしかもしれないけれど」
「私もキス&クライで右腿を抑えているに気が付いたわ。
筋肉が張って痛かったのかもしれないわね・・・
まだ左足に痛みが残っているようだし、無意識に左足をかばって、右足に負担がかかっているのかもしれないわね」
「いずれにしても、表彰式を見たら・・・上の方に投稿したけれど、表彰台に軽々と跳び乗って、しかも花束とメダルを持ったまま3 アクセルを跳んでいるのを見たら・・・心配し過ぎることはないと思うわ!!!」
「私もキス&クライで同じことを思ったけれど・・・表彰式でのアクセルを見て安心したわ。
試合で彼の得意なアクセルのコンボ3A/1L/3Sが決まらなかったのにはびっくりしたけれど、もしかしたら4S/3Tが3S/2Tになってしまったから、このままこのコンボを跳ぶと3Sが2本になってキックアウトされると思って咄嗟に3A/1T/1Lに変えたのかもしれないわね。
☆実際には3S2本、3A2本でザヤックにはならない
去年のスケートカナダでは3ルッツの後に2Tを付けてしまったために大量の得点を失ったから、咄嗟に判断したのかも」
「チャオ、みんな
私はライブでは見なかったけれど(昨晩はすごく疲れていたから泥のように眠ってしまった)、朝起きたらすぐに動画を探したのよ。
終盤はエネルギーを使い果たして疲れているのが分かったわね。
足首が痛かったのもしれないし、左足をかばって滑ったために、より体力を消耗したのかもしれないし、理由は分からないけれど
いずれにしてもまだ万全なコンディションじゃないし、スケートカナダまでまだ時間がある。
当然、全日本と世界選手権にピークを持ってくるでしょうね。
すぐにSEIMEIほどのインパクトを与えるのは難しかったと思うわ。
このフリーはずっとクラシックな音楽だし、強さよりも繊細さとエレガンスが魅力になっているプログラム。ジャンプのパワーも侮ってはいけないわ。
確かに、このプログラムには純粋にパトス(情念)と思える瞬間がないのかもしれないわね。
全体的にとても繊細で、劇的なコントラストが数カ所あったSEIMEIに比べると大きな曲調の変化はない。
でも彼はハビエルのように過去のプログラムのコピーになってしまわないためにタイプの異なる、特殊なプログラムを求めたんじゃないかしら?
私はこのスペインのチャンピオンが好きだし、ヨーロッパで唯一ユヅルと張り合うことが出来る彼のことを誇りに思っているけれど、今シーズンの彼のプログラムはここ2シーズンのフリーのコピーだわ。
音楽と振付けは違うけれど、実質的にいつも同じプログラムに見える。
笑顔でスマートなスタイル。でも深さがない。
SPの衣装は:みんなの言う通り白いパンツは氷に同化してしまっているわね・・・
でも凄くプリンスじゃない。
彼の曲を選んだ以上、他の選択肢はなかったんだと思うわ。
こっちの衣装にインスパイアされなくてラッキーだったわね
フリーでは選曲のテーマに束縛されることなく、彼のスタイルが戻ってきたわね!
幸運なことにヒラヒラはラブリーが食べてくれるし 、手袋は私が燃やすわね 」
「チャオ!!!
みんな意識は戻った?私はまだよ!
今年、私達のユヅは何という傑作を揃えたのかしら!!!
何よりも彼がショートとフリーで全く違うジャンルのプログラムを選んだことが気に入ったわ。
これでどんなジャンルの音楽でも最高の表現が出来る彼の多才ぶりが遺憾なく発揮されるわね。それにフィギュアスケート界の音楽トレンドに新風を吹き込むような彼の選曲も評価するわ。
正直に言うと、これほど特殊で見るに堪えないあの衣装を見た瞬間、飛行機に乗って、彼がこんな格好で滑るのを何とかして思い留まらせたい衝動に駆られたわ。
それから彼が滑るのを見たら・・・この衝動はますます強くなった・・・
彼が全ての所作やディテールに凄くこだわっているのがよく分かったし、だからこそプリンスの衣装を再現したんだと思うけれど・・・でも・・・それにしても酷い衣装だわ!!!
スピッチーネ、あなたはこの衣装のイメージを完璧に捉えているわね。
そうよ、私もこの衣装を見ながら『ボーイをしているエルヴィス・プレスリー』を連想したのよ!
いずれにしても、衣装はともかく見る者を引き込む爆発的なプログラムね。見ているだけで途方もないエネルギーが伝わってくる。
フリーは全く違う雰囲気を醸し出しているわね。より繊細でクラシックなプログラム、でも同じように見る者の心を持ち去り、魅了する。
昨日は疲労とミスのせいでこのプログラム本来のポテンシャルを発揮出来なかったんだと思う。
それにあの高難度ジャンプを全て跳ばなくてはならなくて、既に疲れていたら、表現面が少なからず犠牲になるのは仕方がないわね。でもいずれ私を大満足させてくれる凄いプログラムになることを確信しているわ。
全体的に私はこの2日間で見たことに満足しているわ。
息が出来なくなるような2つのプログラム、
4Loを成功させた史上初のスケーター 、
相応しい勝利だった!!
ミスはあったけれど、私は心配していないわ。それどころかむしろ安心したぐらいよ。
まだシーズンは始まったばかりだし、彼は怪我のせいで2か月間も滑ることが出来なくて、数週間前には右足首も怪我したんでしょう?
それなのに4Loを2度完璧に決めて、2つのプログラムを構成通りに最後まで滑り切った。
それに彼のは普通のプログラムじゃない。
ジャンプとジャンプの間には、それを語るだけで物語が出来てしまうほど難しい技術が詰め込まれているのよ・・・
仕上げるには無限の練習と鍛錬を必要とする。
今は待ちましょう。そして彼なら必ず先シーズンのように完成させることが出来ると確信しているわ。
今晩のハイライトは、無人の表彰台と画面の端に両足が映ったシーンね!
これ↓
当然、私は知性を働かせて画面に映っていない所で何が起こったのか想像しようとしたわ!
でもまさか彼が花束とメダルを持ったまま3アクセルに挑戦していたなんて!!
誰も想像出来なかったでしょうね!!!
彼が思いつくことは・・・本当に理解を越えているわ!!
きっとユヅは若いスケーター達のために『怪我をするための方法1から1000』(サブタイトル:シーズンを震撼させる狂気のアイデア)というタイトルのマニュアル本を出版するつもりじゃないかしら?
試合やエキシビションのたびにページが書き加えられていって、シーズン最後に完結するのよ。
全く・・・ユヅ、お願いだから何かアイデアを浮かんだらまず10数えて、出来ればブライアンに相談してから実行してくれると嬉しいわ・・・・あなたは怪我をしたらダメなのよ!!!
P.S. スピッチーネ、クリニックで一番綺麗な4ループを跳べるのは私よ」
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☆ショートは大絶賛、フリーは色々な意見があるようですね。
確かにフリーの曲はどちらかというと精神性というか内面性の高い音楽で、SEIMEIやロミジュリ1のように派手さや分かり易い劇的な緩急がないので、すぐに良さを理解するのは難しいのかもしれませんが、私は好きです。
完成したらとんでもない神プログラムになる予感!
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