イタリアユロスポチャンネルで先ほど放送されたスケカナのダイジェストから
羽生結弦選手のフリー演技の実況解説です
動画はエレナさんが上げてくれることに期待!
って言っていたら早速上げてくれました
ありがとう!Grazie Elena!
実況:マッシミリアーノ・アンベージ
解説:アンジェロ・ドルフィーニ
(演技前)
マ:ブレジナには挽回が必要だったけれど、羽生結弦も同じ状況だった。
ショートを終えて4位
ア:4位で、しかもショート首位のパトリック・チャンに10点、いやほとんど11点近い大差をつけられていた。大会前でも彼ら2人の一騎打ちになるだろうと予想されていた。
(演技中)
ア:今シーズンの新しい試みは冒頭の4ループ
でも離氷がうまく行かず、前のめりになって両足で着氷し、転倒してしまった。
ショートによく似た跳び方だった。
だから日本のチャンピオンにとってはあまり簡単でない滑り出しとなったが
すぐに立て直して4サルコウ、素晴らしい!
ア:まさにステップシークエンスの最後、ステップの流れを途切れさせることなく何でもないように3フリップ
ほとんど助走がなかった
ア:ここで一息ついて羽生はエネルギーを回復する。だって後半にもたくさんの高難度エレメンツに立ち向かわなければならないから(笑)
その最初がプログラム後半冒頭の4サルコウ
でもここで2つ目のミス、ダブルになってしまう。3トゥループとのコンビネーション
ア:羽生のパフォーマンスで特にポジティブだった点は最近、苦戦していた4トゥループが決まったことだ
この4トゥループのクオリティを見て欲しい
プログラム後半だということを考えると驚異的だ
ア:3アクセル‐3トゥループ
ア:2本目の3アクセル、ループを間に挟んだ3サルコウとの3連続
途方もないエレメンツ、後半だからこのジャンプだけで16点も稼いだ。
最終的に羽生にとって最も高い得点源になった。
ア:羽生にとってももう一つの収穫はこの3ルッツだ。
この選手にとってしばしば鬼門になっていたこのジャンプをプログラムのほぼ最後に軽々と決めてみせた。最後はコンビネーションスピンで締めくくる
(演技後)
ア:最後にちょっとバランスを崩したけれど、これは間違いなく非常に豊かなプログラム
ミスはあったけれど、仰天するほど高難度なプログラムだ
もし全てが決まったら・・・他の選手にとっては非常に困難になるだろう(笑)
マ:ダブルになった4サルコウと今スローで見ている4ループのミスで20点は失った
ア:(笑)
マ:全体的に見たら先シーズンの今の時期よりいいと思う。
フリーでは1位だったけれど、パトリック・チャンを抜いて優勝するには十分ではなかった。
ア:そうだね、技術点では(チャンを)10点以上上回ったけれど、演技構成点で少し及ばなかった。正確には3点、この2人の選手の最終的な得点差となった点差だ
マ:11月末に彼の母国、日本の札幌で行われる大会で再び羽生を見ることが出来る
(パトリックの演技中のアンジェロさんのコメント)
ア:彼の演技を改めて見返して・・・これほどミスを連発して・・・どうして羽生より上の順位を維持出来たのかと僕は困惑しているよ(苦笑)
確かに4サルコウの転倒以外は3回転が2回転になったミスでプログラムの流れ自体を妨げることはなかったのかもしれないけれど、でもミスには違いないし、このようなタイプのプログラム、このようなタイプのパフォーマンスは3回転が2回転になると全く別物になる
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☆深夜に行われたアイスダンスと男子の試合は残念ながらダイジェスト版だけで、実況中継はありません(しかもキスクラは放送されなかったので解説する時間があまりなかった)。
でもマッシミリアーノさんは公式練習を含め全てライブで視聴し、ツイとFBグループにリアルタイムでコメントしていました(ツイとFBの個人のタイムラインは徹底して羽生君だけ・・・どんだけ羽生君が好きなのか)
フリー直前の公式練習直後には
「Good Job!3本のクワドを着氷
でも彼の本領は思い通りにエレメントを決められなくて脳天に一撃を食らった時にこそ発揮される」
フリー演技の直後には
「スペクタクルなプログラム!僕は昨シーズンのプログラムより好きだ。
片足だけでずっと滑っている時間を計りたい。
何て代物だ!」
とコメントし、あまりにも低いPCSに「受け入れがたい」とかなりお怒りでした!