イタリア解説EuroSport版「2017ヘルシンキ世界選手権ダイジェストより~羽生結弦FS」

まさに鳥肌モノだった伝説の歴史的フリープログラムは、もはや神話の人物になりつつある彼のプロフィールを更に豊かにした ~ by アンジェロ・ドルフィーニ

昨日放送された各カテゴリーの上位3選手の演技を解析するダイジェストから
羽生結弦選手の演技の解説です

2017WC_FS2

エレナさんが動画を上げてくれました!ありがとう!!
Grazie Elena!!♥

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)

 

M:ショートプログラムが感動を贈ってくれたとすれば、フリープログラムはそれをずっと上回るものを僕達にプレゼントしてくれた

最終グループで最初にリンクを降りたのは羽生結弦だった

ショートを終えた時点で5位

男子シングルでショート5位から世界タイトルを獲得した選手は未だかつて存在しなかった

A:規格外のパフォーマンスが必要だった

この日本の選手は競技人生の中で既に何度もそんなパフォーマンスを僕達にプレゼントしてくれている

冒頭は圧巻だった

4ループ

いとも自然に跳んでみせた

もう一つの素晴らしいジャンプ、4サルコウ

見事な3フリップ

でもこういう演技はシーズン中に既に何度も実現していた

つまり傑出したプログラム前半

でもターニングポイントは次の要素だった

シーズン中、1度も決まっていなかった2本目の4サルコウ

でもヘルシンキでは彼はこんな風に決めてみせる

3トゥループとのコンビネーション

M:プログラムで最も感動的だった一瞬だった

観客の歓声がそれを物語っている

A:みんな羽生のここまでの軌跡をよく知っているからね

この時点で、僕達は途方もない演技に立ち会っていることが分かった

そしてその通りになった

3アクセル/ループ/3サルコウのコンビネーションはおそらく最後の関門だっただろう

しかし僅かな乱れもなかった

勿論、まだ最後の3ルッツが残っていて、羽生はこれまでに素晴らしい演技でも最後のルッツでミスしたことが何度かあった

でも今回はそうではなかった

この時点でオフィシャルになった

僕達は全時代において最高のフリープログラムに立ち会った

男子シングルだけでなくおそらくフィギュアスケート全体の

(演技後)

M:最初から最後までただただ鳥肌だった

彼をよく知る者は彼が最後の要素に3ルッツではなく、4ルッツに挑戦するんじゃないかと怖かったはずだ

何故ならトロントの練習ではランスルーで全部のジャンプが決まると、よく起こることだけれど、1番最後に4ルッツを跳ぶんだ

おそらく来シーズンの新技だ

このアイデアが頭をよぎったかもしれないけれど、リスクを避け、結果として220点を超えるプログラムになった

フィギュアスケート史上誰も達したことのない得点だ

A:実際、歴代最高得点だった

そして彼の技術の完璧性、動作のナチュラルさ、プログラムの最初から最後までのスケーティングの質、質の高いスピン、これら全ての総合が、この競技のエクセレンスを象徴している。正直、彼以前には誰も見たことのなかったレベルに達したこの競技の

M:羽生は321.59点で競技を終え、この時点ではまだ5人のスケーターが残っていたが、彼らの中には誰一人これまでにこのような得点に達した者はいなかった

翻訳すると、彼に勝つには、自らの自己ベストを粉砕する必要があった

それでどういう結末になったか知りたい?

誰一人この得点に達することは出来なかった

A:従って羽生にとって2度目の世界タイトル

実際にこのまさに鳥肌モノだった伝説の歴史的フリープログラムは、彼の既に輝かしい戦歴に新たなタイトルを追加した

とりわけ、もはや神話の人物になりつつある彼のプロフィールを更に豊かにした

M:羽生がこの伝説的なヘルシンキ世界選手権でやってのけたようにショート5位から逆転優勝したことがあるのは2006年世界選手権のアメリカのキミー・マイズナーだけだ

大会リザルト>>

プロトコル>>

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ちょっと待って・・・プログラム最後にイナバウアーから4ルッツとか・・・
冗談でしょう😱😱😱・・・でも羽生君ならもはや何が出てきても驚かない
昨年のマルセイユの後、「これから神る」って言っていたら本当に神ったし
それに確か試合の後のインタビューで「本当は後半に5本目の4回転をやろうと思っていたけれど、しんどいからやめた」って言っていたような・・・5本目とは4ルッツのことだったの???

更にマッシミリアーノさんが自身のFBのタイムラインに以下のコメントを投稿していました

ヘルシンキ世界選手権のフリープログラムで羽生結弦は技術点(TES) 126.12点 (基礎点 103.43、GOE 22.69)を獲得した。この構成で到達可能な最大TESは 134.33 (基礎点103.43 、GOE 30.90) でいわゆる満点234.33。

多少変動のある出来映え点は別としても、あらゆる観点において至高のクオリティだった演技に立ち会った後ではこんな疑問が自然に湧いてくる

ジャッジ諸君

非の打ちどころのなかった演技に、当然相応しい演技構成点100点を与えなかったのは、一体何が足りなかったからなのか?

彼らの返答を待っている

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