~2017年4月1日、またしても彼は記録を塗り替えた・・・
これはイタリアのユヅリーテ達がリリースしたハッシュタグ#WeLoveYouYuzuのサイドプロジェクトとして、中国ファンの提案により、多国籍ユヅファンのコラボレーションによって実現した動画です。
動画にはロシアのフィギュアスケート専門家ブロガーYulenaさんのプログラム解析(英訳版)をベースにトランジションとジャンプ前後のステップの詳細が注釈されており、現行の採点基準で本来ならGOE何点が妥当だったかを分かりやすく検証しています。
参照にして頂きたいルールはこちら:
GOE(-3から+3で評価される出来映え点)は考慮対象となる以下の8項目の内、2つを満たせば+1、4つを満たせば+2、6つ以上を満たせば+3になります。
エレメンツの基礎点によって係数が異なりますので必ずしもGOE+3=加点3点になるわけではありません。
例えば、GOE+3が付いた場合、4回転ジャンプと3アクセルではそのまま3点、アクセル以外の3回転ジャンプとレベル4のステップシークエンスでは2.10点、スピンでは1.50点が実際に加点されます。
この辺りのルールは こちらのサイトで非常に分かりやすくまとめて下さっています
<ジャンプ>
- 意表を突いた/独創的な/難しい入り
- 明確ではっきりとしたステップから直ちにジャンプを跳んでいる
- 空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
- 高さと飛距離が十分
- 四肢を十分に伸ばした着氷姿勢
- 入りから出までの流れ
- 最初から最後まで無駄な力が入っていない
- エレメントが音楽構造に合っている
<スピン>
- スピードが十分である
- 素早く軸が取れている
- 全ての姿勢でバランスのよい回転数
- 規定回転数を明らかに超えている
- 揺るぎない良い姿勢
- 独創性がある
- 全局面で良くコントロールされている
- エレメントが音楽構造に合っている
<ステップシークエンス>
- エネルギッシュで実施のクオリティが高い
- スピードがある、あるいはシークエンス中に加速する
- シークエンス中、多彩なステップを使っている
- 明確で深いエッジ
- 良くコントロールされ、全身を使いつつ、ステップの精度を維持している
- 独創性とオリジナリティ(難しいポジションでの多彩なステップとターン)
- 最初から最後まで無駄な力が入っていない
- エレメントが音楽構造に合っている
以上を考慮して多国籍ファンチームが羽生君に感謝を込めて制作した力作
「Annotated “Hope & Legacy” – Yuzuru Hanyu 2017 World Championships FS」
をお楽しみ下さい!!
☆動画説明☆
2017年の世界選手権ヘルシンキ大会で歴史は再び、塗り替えられました。
私たち、世界中の結弦ファンは、彼の輝かしい競技人生に錦上花を添えるこの記録破りの演技を祝うため、この動画を作りました。今シーズンもいよいよ最後に近ついているこの時、この演技をもう一度、皆で楽しみましょう。
”Hope & Legacy”——ブロガーであり、結弦くんの大ファンでもあるYulenaさんからの全ステップ注釈及び演技解析付きでどうぞ。
結弦くん、この息詰まるような演技をありがとう!次なる最高のシーズンを楽しみにしています!
Youtube版
☆試行版をYoutubeに上げたところ、フジテレビに速攻でブロックされ、
日本では視聴出来なくなってしまったそうです。
そこで念のためにMiiさんが日本用の動画をニコ動に投稿して下さいました!
Miiさん、お忙しいところご協力ありがとうございました!
ニコ動版
クレジット:
元データ: http://ametist-95.livejournal.com/7210.html
YulenaさんのFB: https://www.facebook.com/profile.php?id=100008875847049
Edited by gladiolusc, Helena, mildseven, Lys. Original annotations & analysis by Yulena. Translated by Fayruza. Japanese translations and subtitles by yuka. Special thanks to Carolina, Emanuela, Gio, Joey, Marina, Yatagarasu.
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☆フリープログラムの世界最高得点を塗り替えたヘルシンキ世界選手権のHope & Legacy
トータル223.20点、TES 126.12と数字だけ見ると前人未踏の異次元の得点ですが、羽生君のGOEとPCSが低過ぎると世界中のファンから抗議と非難が寄せられていました。
PCSはジャッジの主観が入りますし、今回、第1滑走だったことも影響していると思いますが、GOEには上述のような明確な採点基準があるわけで、ステップシークエンスの最後にステップから直接跳んで着氷後にツイヅルまで付けている3Fや、3Aのコンボ、イナバウアーからの3Lzに+1を付けたジャッジはちゃんとルールを理解しているのかと言いたい!
マッシミリアーノさんなどは怒りのあまりFBで得点の疑問点を箇条書きにしていました!(笑)
元データの作者Yulenaさんは昨シーズンもSEIMEIとバラ1を詳しく解析して下さっていて、このブログでも翻訳させて頂きました。
実はChiburaさんのページにあるホプレガ分析英訳版は前に見たことがあって、訳そうかな~とちょっと思ったのですが、あまりにも長いのでやめました・・・
なのでこんなに分かりやすく動画にしてもらって感謝・感激です!!!
それにしてもヘルシンキ世界選手権以降、ハニューファンのグローバル化が凄い勢いで加速していますね!
多国籍のファン達が国境を越え、各自のスキルを結集して作り上げたこの動画は、世界各国のコミュニティ管理人、ブロガー、SNSユーザー等の協力により北米、中国、フランス、イタリア、ロシア、南米のファンコミュニティ、フォーラム、ブログ、ソーシャルプラットフォーム、そして日本のニコ動で4月27日の日本時間20時に同時公開されました!(その中には当然、マッシミリアーノさんも!でも張り切り過ぎて1秒フライング。しかもタグが「ホプレが」になってる・・・)
何と言うチームプレー!! 北米のファン達は午前4時に公開して下さったそうです!
日本のブログ主様、及びSNSユーザーの皆様にも是非、拡散して頂きたいとのことです!
ご協力頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!
この素晴らしいデータを作成して下さったYulenaさん、英訳して下さった Fairuzaさん、そしてこの動画プロジェクトの企画・制作・編集に関わった全てのファンの皆様に心から感謝します!
Heartfelt thanks to Yulena, Fairuza and all fans who conceived and realized this fantastic project!