OA Sportより「ACI2018:羽生結弦がシーズンデビューで好発進」

~氷のエイリアン~

羽生結弦選手の新シーズンデビュー戦 イタリアのスポーツニュースサイトOA Sport ~ il Tempio dello Sport (=スポーツの殿堂)がさっそく記事にしていました。

(写真は何故かヘルシンキワールド)

 

原文>>

オータムクラシックインターナショナル2018:羽生結弦がシーズンデビューで好発進。ショートプログラムで97.74

2018年9月21日―ファブリツィオ・テスタ

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オンタリオ州にあるカナダの町、オークビルのSixteen Mile Sports ComplexスポーツセンターでISUチャレンジャーシリーズのフィギュアスケート国際大会、オータムクラシックインターナショナル2018が開催された。

この日の絶対的主役はオリンピックチャンピオンの羽生結弦だった。羽生はラウル・ディ・ブラジオ作曲の楽曲『Otonal』の旋律に乗せたショートプログラムを初披露し、シーズンデビューを飾った。

規格外の日本人選手は途方もなく美しい4サルコウでパフォーマンスを開始し、続いて非常に高さと幅のある3アクセル、そしてセカンドジャンプへの流れが詰まり、唯一GOEで取りこぼした(2人のジャッジ)コンビネーションジャンプ4トゥループ/3トゥループでジャンプ要素を締めくくった。 後半は特にスピンの実施でややペースが落ちたものの(シットスピンはコントロールパネルから無効と判定された)、まさに圧巻のステップシークエンス(GOE+3から+5の評価)を披露した。

つまり氷のエイリアンは97.74 点(52.34 / 45.40)を獲得してショートプログラムを締めくくった。当然のことながら、この得点は今後の国際大会でどんどん上昇して行く運命にある。

2位には7点の大差で素晴らしいパフォーマンスを披露した韓国のジュンファン・チャ(90.56)、3位にはアメリカの才能、ジェーソン・ブラウン(88.90)が入った。

 

☆続く女子ショートの話題は省略

リザルト>>

プロトコル>>

 

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☆初披露のOtnal、美しかった!!!

史上最高の神プロになる予感 !!
一つ一つの所作の優美さ、この世のものとは思われない美しいジャンプ、音の捉え方が絶妙で見るものを虜にする優麗なステップシークエンス、今回レベルが取れなかったけれど独特で美しいポジションのスピン(最後のレイバックポジションの入ったコンビネーションスピンの美しさと言ったら!!!)

とにかく見入ってしまって、気が付いたらあっという間に2分半が終わってしまっていた。

羽生君がやりたいこと、見せたいこと、彼の大好きなスケーターへのリスペクトと憧れが全て詰まった宝石箱のようなプログラムだと思います。

自国開催のロンバルディア杯はスルーだったマッシミリアーノさんも公式練習からツイッターとFBに連投。

でも得点にはかなりお怒りのようでツイッターにジャンプGOEのプラス要件を羅列し、一体どの項目を満たしていなかったのかと(私も4サルコウと3アクセルのGOEはどう考えても低過ぎると思います)

 

そしてご自身のFBページでも大会によってジャッジは違うし、得点の出方も異なるからスコアは気にしなくていいと断った上で「アイルランドはフィギュアスケートにかかわるべきではない」とw

イタリアのスケートファンからも
「これがこれまでに見た今シーズンのショートプログラムの中で最高のプログラムであることに1ミリの疑いもないにも関わらず適切な得点が与えられなかった」
「今シーズンのこれまでの大会で見た他選手の
演技内容(ジャンプミス有 or 宇宙のように空っぽなプログラム):スコア
と比較してあまりにも低い評価」

などの意見が

(プログラムに対しては絶賛です)

でも女子もテネルとメドちゃんのフリーのPCSがほとんど変わらないとか、ツッコミどころ満載の内容だったのでB級大会のジャッジはこんなものなのかな~(そういえばネペラ杯でコリヤダ選手のInterpretation of the Musicに0.5を付けていたジャッジがいました。勿論、押し間違いだと思いますけれど、いくら切り捨てになるとはいえ修正されずにそのまま記録として保存されているところが・・・)

今晩はいよいよORIGIN!
楽しみです!

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu