8月6日~ボローニャの灯篭流し「水上にユヅルへの願いと祈りを込めて」

8月6日、広島原爆の日にイタリアのボローニャで開催されるチャリティーイベント「Il Sole di Hiroshima(広島の太陽)」の目玉である灯篭流し。
市民や子供達が各自の願いや祈りを込めてデザイン・制作した灯篭をカヴァティッチョ公園の池に浮かべました。

そこに何とユヅ灯篭が!😮
小学校で音楽と美術を教えるアレッサンドラさんの作品です。

 

アレッサンドラさん撮影の動画
「水上に私のユヅルへの願いと祈りを込めて」By アレッサンドラ

 

☆Elena Cさんが地図・字幕入り動画を作ってくれました!

 

アレッサンドラさんの灯篭ー羽生君の幸せと勝利を願って「喜」と「金メダル」という文字を入れたそうです
イベントのポスター

 

地元の新聞「Il Resto del Carlino」紙に掲載されたこの行事の記事

原文>>

広島、カヴァチッチョで平和の象徴である灯篭のスペクタクル

 

原爆の犠牲者を偲ぶ祭典

2019年8月6日

ボローニャ、2019年8月6日―第二次世界大戦中に広島の街に投下された原子爆弾の犠牲者を偲ぶ灯篭流しの儀式、Il Sole di Hiroshima(広島の太陽)が今日、ボローニャに戻ってきた。

今回で第9回目を迎えるイベントは日本文化協会「NIPPONICA」によって慈善目的で開催され、Cassero主催の夏の行事L’Altra Spondaの一環として行われた。
イベント中、誰でもささやかな募金と引き換えに紙の灯篭を受け取り、各自の献呈、祈願、デザインをパーソナライズすることが出来る。

空が暗くなり始めたら儀式は開始する:
参加者達は全員、自分達の灯篭に火を灯し、カヴァティッチョの池の水面に浮かべる。
揺れ動く数百の蝋燭の光が公園を照らし、黙想と個人の祈りのひと時に命を与えると同時に、平和と調和を支持するための時間を共有する。

「Il Sole di Hiroshima(広島の太陽)はイタリアと日本を近づける連帯感の証として生まれました」
Nipponicaの芸術監督マッテオ・カザーリはこう語る。

「原爆の悲劇だけでなく、日本を再び苦しめ、悲劇を招いた2011年の地震と津波、福島の事故といったより最近の困難も追想します」

今年は日本総領事の雨宮雄治が行事に参加したことで二国間のこの親近感が更に強まった。

灯篭流しの儀式は日本では毎年、お盆に行われる。
太古から伝わるこの伝統行事の期間中、先祖の魂を家族の家に導くためにかがり火を焚く。
夜になると、死者の魂が彼らの世界に戻れるよう、灯篭に火を灯して水に流す
広島では原爆の犠牲者を偲んでまさに8月6日にこの行事が行われる。

募金の半分はワタノハスマイルに寄付される。
ワタノハスマイルは2011年に津波の被害に遭った子供達に彼らの校庭に波が残していった残骸を使って玩具を制作させることで子供達の精神的回復を助け、震災の記憶を風化させないためにこれらの作品を展示する活動を行っている。

募金の残りの半分はボローニャの「ゴッツァディーニ」小児救急病院で治療中の子供達の支援に尽力する団体、ポリチーノ・アソシエーションに寄付される。

ワタノハスマイルのアーティストで会長である犬飼ともが出席し、2011年3月の悲劇の日に味わった彼女自身の体験を語ってくれる。
また子供達のためのワークショップも開き、リサイクル素材を使った小物の制作を指導する。

クロアチア人のイラストレーター、Danijel Zezeljが作曲家でプロデューサーであるステーファノ・ベキーニの音楽に合わせてライブペインティングを行うパフォーマンス「Red Moon」が祭典の夜を華やかに彩る。

またErtの協力により、ショー「月を見つけたウサギ」(出演ドナテッラ・アレグロ/二コラ・ボルトロッティ、監督ジャコモ・ぺディーニ)が上演される。
知識と選択、意識と道徳を伝える古い物語の真髄を再考することにより、科学と倫理の複雑で未だ解決されていない繋がりを読み取る。

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☆Il Resto del Carlinoの記事も素敵です。
広島の原爆犠牲者だけでなく、東日本大震災についても触れていて胸が熱くなりました。

参加者が灯篭に自分の願い事や祈りを書いて(またはデザインして)流すというイベントになっていて、日本の本来の灯篭流しとは解釈が少し異なっているのかもしれませんが、灯篭の代金として集まったお金の半分は東日本大震災で津波被害に遭った子供達を支援する団体に寄付されます。
合計1000個以上の灯篭が流されたそうです。

アレッサンドラさんの灯篭、日本総領事が「羽生結弦」の文字に気が付き、彼女の灯篭を指さして微笑みかけてくれたそうです。☺

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