Gazzetta dello Sportより「羽生、5位から挽回して3年ぶりの金メダル」

イタリア最大のスポーツ新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙の記事です

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世界フィギュア男子シングル:羽生、5位から挽回して3年ぶりの金メダル

途方もない試合だった:22歳の日本のオリンピックチャンピオンはヘルシンキのフリープログラムで完璧な演技を完成させた。そして4本の4回転ジャンプと歴代最高得点で稀代の大逆転劇をやってのけた。同国の宇野、中国のジン・ボーヤンがその後に続き、フェルナンデスは4位だった。イタリアは9月にドイツの大会でオリンピック出場権を獲得しなければならない。

2017年4月1日、ヘルシンキ(フィンランド)

表彰式中、銀メダルの宇野昌磨の花束を検査する羽生結弦

表彰式中、銀メダルの宇野昌磨の花束を検査する羽生結弦

ティーターン達の大会だった:男子フリーの最終グループは4回転ジャンプと詩、技術と音楽だった。あらゆる形の芸術。6人の選手達がそれぞれ自分のスタイルで舞台を満たし、更にその上に行った。

フェノーメノ(超常現象)達の中で最高のフォノーメノとして君臨するのが羽生結弦。 日本の22歳のオリンピックチャンピオンは2014年さいたまでの金メダルの後、2年連続の銀メダルを経て世界の頂点に戻ってきた。

5位だったショートの後で、久石譲の「Hope and Legacy」の調べに乗せて稀代の大逆転を成し遂げた。完全に彼だけのものである異次元に入り、完璧な演技を披露した。

神々しかった。

多くの4回転ジャンプ(その内の2本は得点が高くなるプログラム後半)、2本の3アクセル、絶叫に値するコンビネーション。

しかしカナダ人、ブライアン・オーサーの教え子である結弦はただのジャンパーではない。

人を引き付ける吸引力とカリスマ性に溢れ、自分自身と、自らの手段と無限の才能に自信を持つ完全体のアーティストだ。ロックスターに値する。

相応しい得点223.20点を獲得した。技術点だけで126.12点。

2015年12月のバルセロナでのグランプリファイナルで自らが叩き出した歴代総合得点

219.48を塗り替えた。トータルスコアの記録は更新されなかったが、それは金曜日のショートの結果が結果だったからに過ぎない。「あの結果にはがっかりしました」彼は正直に告白し、「来年のオリンピックに向けてもっと練習しなければならない」という考えも述べた。

その他の選手—美しい国旗を持ってハートウォールアリーナ の観客席を埋めた大勢の日本のファン達は歓喜で熱狂した。羽生だけではなく、銀メダルは3点差で同じく日本人の19歳、宇野昌磨の首にかけられたからだ (319.31)。宇野は素晴らしい演技(彼も4本の4回転ジャンプ)でその安定感を証明し、ショートプログラムの順位を確定した。 3位には4位から順位を上げた中国のジン・ボーヤン (303.58)が入った。彼は4回転ジャンプを何本跳んだか?当然4本だ。

今日の敗者はハビエル・フェルナンデスだった (301.19): スペイン人は2年連続のタイトルとショートプログラムの一時的な首位の後、退位した。プログラムの3本目の4回転ジャンプ、サルコウの転倒が響き、期待外れな4位に終わった。5位は既に3度の世界王者で、見るものを感動させるエレガンスを持つカナダのパトリック・チャン (295.16)。 7位にはアメリカのネイサン・チェン (290.72)が入った。彼は何と6本の4回転ジャンプに挑戦したが、順位を上げることは出来なかった。

執筆:アンドレア・ブオンジョバンニ

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私は幸運にもこの演技を現地で見ることができました!

試合が終わって数時間が経ってもまだ体の震えが止まらない、この魂を揺さぶられるような感動と興奮を私の稚拙なボキャブラリーではどう表現したらいいのか分からない・・・

なのでとりあえずガゼッタの記事を訳しました。

実況解説その他諸々はイタリアに戻ってから訳します。

記者のアンドレアさんはニースのロミジュリから羽生君に注目しているそうで、羽生君についていつも良記事を書いてくれます。

昨シーズンは歴代最高得点を塗り替えたNHK杯とグランプリファイナルの2度に渡り、紙面を大きく割いて素晴らしい特集記事を書いてくれました(ボストンで羽生君が銀メダルに終わった時も、天使ユヅル・ハニューが落下してフェルナンデスが勝利したというような記事を書いていました)。

ガゼッタは完全なるサッカー新聞で、フィギュアスケートはオリンピックと世界選手権以外ほとんど取り上げられませんので、これはかなり特別なことです。

ちなみに欧州選手権はカロリーナが3位だった女子シングル以外はスルー、ネイサン選手が優勝した四大陸選手権は完全スルーでした。

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