2週間前に行われたイタリア国内大会、グランプレミオ・イタリアのフィナーレ
マンマ解説でお馴染みRai Sportチャンネルの実況でアリアンナさんが羽生君の話題を持ち出してきましたので、その部分を翻訳したいと思います。
映像では既に男子の6分間練習が始まっていますが、キスクラにいる女子の優勝者、ジネーヴラ・ネグレッロにインタビュアーがインタビューしています。
エレナさんが映像を見つけ出して切り取ってくれました!ありがとう!!!
Grazie Elena!💛
アリアンナ・セコンディーニ(A)Rai Sport実況
ステファニア・カッパ(S)インタビュアー/ジャーナリスト
ジネーヴラ・ネグレッロ(G)イタリアGPF女子シングル優勝者
A:ジネーヴラのこのラッキーアイテム(ぬいぐるみのティッシュケース)を見て、私はいつもウィニー・ザ・プーを持っている羽生結弦を思い出したのよ。
ステファニア、ジネーヴラに特定のアイドルはいるか訊いてもらえる?
例えば、いつもプーをいつも持っている結弦を見ている?
S:特定のアイドルはいる?
例えば結弦を見ている?
彼もぬいぐるみを持っているけれど
G:彼はまさに私のお気に入りのスケーターで、彼の意志の強さと不屈の精神に憧れています。
F:だから彼の真似をしているのね
A:それでは私達はジネーヴラのためにスーパーオリンピックチャンピオン、羽生結弦のようなキャリアを祈りましょう。
優勝おめでとう。この調子で行くことを願っています。
グランプレミオ・イタリアと言えばイタリア男子が頑張っていました!
フリーでは優勝したマッテオ・リッツォはループ、トゥループ2本の3クワド+3アクセル2本
4ループは両足着氷でq、2本目の4トゥループも両足着氷で回転不足でしたが、野心的な構成です。どことなくハビの滑りを彷彿させます。
ショートはノーミスでした。
そして新型コロナに感染し、2週間前に練習を再開したばかりのダニエル・グラッスル。
まだ万全な状態ではなかったのでしょう。フィニッシュと同時に倒れ込む渾身の演技でした。
この大会ではルッツとフリップのクワド2本ですが、体調が万全になったら、ここに4ループが加わって3クワドになると思われます。
マッテオはフランカさんとの師弟関係を解消し、今シーズンからエーニャのロレンツォ・マグリさんのクラブに移籍しましたので、ダニエルと同門になりました。
2人共メンタルが非常に強く、緊張が原因でミスすることはほとんどないそうなので、特にジャンプエレメントとスケーティングの質の高いマッテオは4ループが安定して入るようになったら、高得点を狙えそうです。
イタリア連盟は何げに北京オリンピックの団体メダルを粛々と狙っていますので、コロナ禍でも自国の選手達に競技機会を積極的に提供しています。
私は個人的に五輪の団体戦はいらないと思っている派で、特に北京オリンピックは個人戦のメダルを狙う選手にとっては罰ゲームのようなスケジュールですが、イタリアのように各カテゴリーに中堅選手がいて、個人戦のメダルは無理でも団体戦なら総合力でメダルに手が届くかもしれない国にとっては団体戦があるのは嬉しいのかもしれません。
団体戦と言えば・・・
パパシゼが今季のワールド出場を辞退しましたが、そうなると来季五輪のフランスのアイスダンス枠は1枠になってしまう可能性が極めて高いです。
ということは北京団体戦はパパシゼがショートダンスとフリーダンスを両方滑らされる羽目になるのでしょうか???
今度こそ個人戦で金メダルが欲しい彼らにとっては罰ゲームどころではありません。
そもそも、今シーズンは国によって試合や練習環境などの条件にかなりの格差があり、このような状況下で開催される世界選手権で五輪の枠を決めてしまうのは不公正だと思うのですが・・・