La Stampaより「羽生金メダル:プーの雨」

イタリアの主要全国紙の一つ、La Stampaに掲載された記事です

 

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熾烈な戦いで日本の羽生が2度目のタイトルを獲得~クマ、4回転ジャンプ、多くの涙

2018OG_Stampa

ジュリア・ゾンカ
(平昌現地取材)

2018年2月17日

リンクは数百の、様々なサイズの、しかしながら同じクマで埋め尽くされた:ウィニー・ザ・プーの雨、アラン・アレクサンダー・ミルンが生み出したキャラクターは日本の羽生にとってのお守りだ。彼が勝てば勝つほど、クマの数は増え続ける。

赤い服を着た同じプー、ただしもう少しコンパクトなプーが試合中、リンクサイドで彼を見守る。羽生はリンクを周回するのを止めた。苦しみは終わった。
何故ならこれはリハビリに耐え、あらゆることを犠牲にして築いた記録だったからだ。

足首に負担をかけないために練習を必要最低限に制限した。涙は乾き、その表情からは苦悩より歓びが読み取れた。一瞬、目を閉じ、そして彼へのプレゼントを集める少女達の姿を見て我に返った。それからコーチの腕の中に倒れこんだ。仰天して彼を待つブライアン・オーサーの胸に

リンクがぬいぐるみで覆われていくのを見ながら日本の選手は泣いた。彼には分かったのだ。金メダルを手に入れたことを
そして右足首の怪我で安静しなければならなくなり、絶望的なシーズンを送ったということを
他の選手達が間違いなくジャンプを跳んでいた数か月間、プログラムをより複雑にし、細部まで磨き上げるためにゼロからスタートしなければならなかったことを

間に合わせるのは不可能に思われた:時間はなかった。
しかし、羽生は自らスタイルを取り戻すために突き進み、限界まで追い込んだ。
団体戦の後(彼はチームのために競技することさえ出来なかった)平昌に到着した時、彼は自分の怪我について触れないように頼んだ。

「もう大丈夫です」

彼の前のテーブルには両手を上げたウィニー・ザ・プーがいた。
プーは彼が最終結果を待つ部屋にもいた。まだリンクメイトのフェルナンデス(最終的に銅メダル)と日本チームの宇野昌磨(銀メダル)が彼を抜かす可能性もあった。アメリカのチェンは1つのプログラムで5本の4回転ジャンプを跳ぶという記録を達成して追い上げたが表彰台には届かなかった。もはや彼に並ぶ者はいない。戦いは終わった。
羽生結弦はディック・バトン(1948-52年)以来、オリンピック二連覇を達成した最初の男子スケーターになった

力を取り戻して控室に戻った時、そこにはプーが詰まった数十個の透明な袋が彼を待っている。これらのプーは通常、地元の学校や幼稚園、病院に寄付される。
韓国の子供たちは太陰暦の新年を祝ったばかりだけれど、既にクマの年になった。

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オリンピックではプーのティッシュケースは持ち込めないし、待機部屋にも確かプーはいなかったはずだけど・・・とツッコミどころ満載ですが、怪我に関する下りは妙に詳しく、ちゃんと調べたんだか調べてないんだかよく分からない記事ですが、スポーツ新聞ではない全国紙で自国以外の金メダリストがこんなに詳しく取り上げられること自体極めて異例ですので翻訳しました。

これは17日の記事ですが、La Stampaでは18日の新聞でも羽生君の記事を再び掲載し、ハビとの素晴らしいライバル/友人関係にスポットを当てていました。
こちらも興味深い記事でしたので追って翻訳していきます。

明日からいよいよ女子シングルですね!
個人的にメドザギ対決が非常に楽しみなのですが、さっとんと花織ちゃんもガンバレ!!

全員ベストを尽くせますように!

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