M.アンベージ氏の羽生結弦・統計分析データ+

マッシミリアーノさんと仲の良いファンによるとマッシミリアーノさんは最近、深刻なユヅル欠乏症だそうで、FBやツイッターで羽生君の統計データを投稿し続けていて、ファンにまで「私達の誰よりも重症」と心配されるレベル
何となく訳してくれと言われている気がするので、ここ最近の一連の投稿を翻訳します。

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2016/17シーズンベスト

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世界選手権とグランプリファイナルの優勝者である羽生結弦はシーズン中、圧倒的な最高得点と最も高い平均得点を記録した。
ただし過去のシーズンと異なり、ショートプログラムのシーズン最高得点だけはハビエル・フェルナンデスに譲ることになった。
更新された自己ベストの数字が表しているように、先シーズンに比べてレベルは更に押し上げられた。

 

280点以上のベストスコア

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フィギュアスケート男子シングルで際立つ技術的進化を数字がはっきりと証明している。
これまで18回しか達成されたことがなかった280点越えが幕を閉じたばかりの今シーズンだけで何と20回も達成された。

特にグランプリファイナル、世界選手権、四大陸選手権、世界国別対抗戦で表彰台に上がった選手達は合計得点で282.51点以上を獲得した。

驚愕すべきことはヘルシンキ世界選手権では上位6選手が290点以上の得点に達したことだ。これまだならどんな大会でもメダルに値した得点だった。

現在、羽生結弦は歴代最高得点ランキングの上位3位までの得点を保持しているばかりでなく、280点越えを最も多く果たした選手でもある。

 

ショートプログラム95点超えの回数とSP歴代最高得点

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全ては『パリの散歩道』から始まった・・・

2012年10月19日金曜日、スケートアメリカの開催会場であったケントのショウェア ・センターでまだ17歳だった羽生結弦は史上初めてショートプログラムで95点を超えた。
この時から何と42回も95点を超える得点を出している。10人のスケーターしか超えたことのない得点だ。

一方、世界最高得点はその後7度更新され(チャン2回、羽生5回)、現在、羽生が2015年12月にバルセロナに出した110.95点 (61.81|49.14)が歴代最高得点である。

規格外の日本人選手は2012-2013年シーズンから毎シーズン95点以上の得点を出している唯一の選手である(しかも毎シーズン、少なくとも2回以上)。

 

フリープログラム190点超えの回数

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2013年のエリック・ボンパール杯(11月16日パリ)、パトリック・チャンは史上初めてフリープログラムで190点を超えた。

今日までに190点を超えたのは35回である。
世界最高得点は常に羽生結弦の手にあり、これまでに3度更新している。

現在、フリープログラムで190点を超えることが出来る選手は7人存在する(それ以外の選手は185点に達したことがない)。
羽生結弦は190点を超える演技が最も多い選手である(190点以上10回、200点以上5回)

 

SP/FS歴代最高得点

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羽生結弦、エフゲニア・メドヴェデワ、ボロソジャル/トランコフ、デイヴィス/ホワイトが各カテゴリーで世界最高得点を最も多く保持している選手である。

演技構成点を分析すると、予想に反してショートよりもフリーの方が高得点をもらっていることが目を引く。ショートプログラムの演技構成点で10点満点を出したことがあるのが羽生結弦 (performance)だけなのは偶然ではない。
また、ジャッジの評価によると演技構成点のレベルが最も低いのは女子のフィギュアスケートである。

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そしてこちらはElena Cさんが提供してくれた貴重な動画です
高橋大輔選手が優勝した2010年トリノ世界選手権のエキシの映像から
Grazie Elena!💛

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)

M:(高橋は)世界タイトルを獲得した最初の日本男子になった。
女子は26回獲得している。男子も近づくことが出来るか見てみよう

A:才能はある
男子シングルでは高橋の他に先ほど話した小塚

M:織田

A:この世界選手権ではネガティブな主役だった・・・
彼にとっては残念だったけれど

M:羽生も加えよう。
来シーズン見ることが出来る。
ジュニアの世界チャンピオンで素晴らしい才能だ。

 

☆この頃から注目してくれていたんですね!

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最近、マッシミリアーノさんはインスタグラムも始めたそうですが、

こちら>>

彼の愛犬Blackと羽生君の統計データしか投稿されていなくて、ファンにサブタイトルを「Black & Yuzuru Hanyu」にすべきと言われています。

マッシミリアーノさん曰く、「僕の犬は羽生結弦が大のお気に入り」なんだそうですが、犬にも愛される羽生君!というよりも、どちらかというと来る日も来る日もロミジュリ1とかパリ散とかSEIMEIとかショパンとかH&LとかLet’s go crazyの動画を何時間も見せられ、主人を喜ばせようと精一杯努力する健気な愛犬Blackの姿が思い浮かぶ・・・

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu