Neveitaliaより「羽生結弦、下界との間に深い溝を築く」

NHK杯後の分析記事
先日のポッドキャストの内容を数字で表すとこうなります
凄い!!

analisi2015_1

(2015年12月1日)

原文>>

グランプリシリーズ最終戦のNHK杯で、羽生結弦はフィギュアスケートの歴史に既に刻まれた2つの演技を披露し、ブライアン・オーサー(曰く「I’ve no words」)と宇宙全体を唖然とさせた。

この大会で五輪王者は全てのエレメントを完璧に成功させ、ショート、フリー両方の歴代最高得点を粉砕した。

注目すべきは予定されていた基礎点(ショートの48.05とフリーの95.79)をどれほど完璧に持ち帰ったかということだ。すなわち、スピンとステップで最高レベルを獲得し、予定されていたジャンプ要素を完璧に回転・着氷した。

ショートプログラムで100点越え(2014年五輪の101.45)を果たした最初の男子である羽生は今日、フリープログラムで200点(216.07)、総合で300点(322.40)の壁を破った最初の男子になった。

長野ではショートプログラムでも106.33点に到達し、レベルのハードルを押し上げて見せた。

数字を分析すると、日本の選手と、前述の3つの壁をどれ一つ超えたことがないライバル達との間には、恐るべき差があることが分かる。

しかも、世界のその他の選手達が持つ最高技術点と最高演技構成点を合計しても、羽生に22点近くも及ばないのだ。

NHK杯で歴代第7位の得点を獲得したジン・ボーヤンに対し、仙台の二十歳が56点もの大差をつけたと言えば、この状況がどれほど異常か理解してもらえるだろう。

 

ショートプログラム

TOTAL SCORE (+ 7,81)

106,33 – HANYU Yuzuru / 98,52 – CHAN Patrick

TES (+ 2,94)

59,44 – HANYU Yuzuru / 56,50 – JIN Boyang

PCS (- 0,29)

46,89 – HANYU Yuzuru / 47,18 – CHAN Patrick

SS 9,36 – TR 9,18 – PE 9,50 – CH 9,39 – IN 9,43 – HANYU

SS 9,43 – TR 9,32 – PE 9,32 – CH 9,54 – IN 9,57 – CHAN

 

羽生 vs 世界のその他 (+ 2,65)

106,33 (59,44|46,89) HANYU Yuzuru

103,68 (56,50|47,18) 世界のその他 (TES Jin, PCS Chan)

 

羽生は長野で中国のジン・ボーヤンが更新した歴代最高TESを再び塗り替えたが、パトリック・チャンが2014年のオリンピックで出した歴代最高PCSを上回ることは出来なかった。羽生はスケートカナダの優勝者に「performance/execution」のみ圧勝した。

また「coreografia」については、羽生が2015年国別対抗戦で歴代最高点(9.43)を獲得した。

ジン・ボーヤンの技術点とパトリック・チャンの演技構成点を足しても、羽生結弦が2.65点上回っている。

 

フリープログラム

TOTAL SCORE (+19,32)

216,07 – HANYU Yuzuru / 196,75 – CHAN Patrick

TES (+ 18,42)

118,87 – HANYU Yuzuru / 100,45 – TEN Denis

PCS (+ 0,70)

97,20 – HANYU Yuzuru / 96,50 – CHAN Patrick

SS 9,69 – TR 9,46 – PE 9,75 – CH 9,82 – IN 9,89 – HANYU

SS 9,57 – TR 9,39 – PE 9,86 – CH 9,64 – IN 9,79 – CHAN

 

HANYU vs 世界のその他 (+ 19,12)

216,07 (118,87|97,20) HANYU Yuzuru

196,95 (100,45|96,50) 世界のその他 (TES Ten, PCS Chan)

羽生はTES、PCS共に歴代最高得点を塗り替えた。しかしながら、ショートプログラムとは逆に「performance/execution」についてはパトリック・チャンに次ぐ得点だった。

カナダ人が2013年エリック・ボンパール杯で獲得した9.86に対して、五輪王者は長野で9.75を獲得した。

技術点における点差は膨大で、世界のその他で最高TESを持つデニス・テンの技術点は羽生の得点を18点以上も下回る。

テンの技術点とチャンの演技構成点を足しても、羽生結弦が19点以上上回っている。

 

トータルスコア – TOTAL SCORE

322,40 (106,33|216,07) HANYU Yuzuru

295,27 (098,52|196,75) CHAN Patrick

300,63 (103,68|196,95) resto del mondo JIN + TEN + CHAN

トータルスコアでは羽生とライバル達の間には深海並みの大差がある。

以前の歴代最高得点保持者であるパトリック・チャンの得点は295.27点に留まり、27点以上の差がある。

ライバル達の最高TESと最高PCSを足し合わせても、ブライアン・オーサーの教え子との点差は22点で状況はあまり変わらない。

 

20151129日更新の歴代最高得点

(トータルスコアで250点以上を獲得した選手)

歴代最高得点は、史上初めて300点超えを果たした男子、羽生結弦が保持している。

1) HANYU Yuzuru (JPN)
322,40 (NHK Trophy 2015, Nagano)

2) CHAN Patrick (CAN)
295,27 (Trophèe Eric Bompard 2013, Parigi)

3) TEN Denis (KAZ)
289,46 (F.C.Ch.2015, Seoul)

4) MACHIDA Tatsuki (JPN)
282,26 (W.Ch.2014, Saitama)

5) TAKAHASHI Daisuke (JPN)
276,72 (W.T.T.2012, Tokyo)

6) FERNANDEZ Javier (ESP)
275,93 (W.Ch.2014, Saitama)

7) JIN Boyang (CHN)
266,43 (NHK Trophy 2015, Nagano)

8) BROWN Jason (USA)
263,17 (W.T.T.2015, Tokyo)

9) ODA Nobunari (JPN)
262,98 (Q.O.W.G.2013, Oberstdorf)

10) PLUSHENKO Evgeni (RUS)
261,23 (E.Ch.2012, Sheffield)

11) FARRIS Joshua (USA)
260,01 (F.C.Ch.2015, Seoul)

12) YAN Han (CHN)
259,47 (F.C.Ch.2015, Seoul)

13) AARON Max (USA)
258,95 (Skate America 2015, Milwaukee)

14) KOZUKA Takahiko (JPN)
258,41 (W.Ch.2011, Mosca)

15) LYSACEK Evan (USA)
257,67 (O.W.G.2010, Vancouver)

16) UNO Shoma (JPN)
257,43 (Skate America 2015, Milwaukee)

17) MURAKAMI Daisuke (JPN)
256,47 (F.C.Ch.2015, Seoul)

18) MURA Takahito (JPN)
255,81 (Skate Canada 2014, Kelowna)

19) VORONOV Sergei (RUS)
252,55 (E.Ch.2014, Budapest)

20) REYNDOLS Kevin (CAN)
250,55 (F.C.Ch.2013, Osaka)

21) AMODIO Florent (FRA)
250,53 (E.Ch.2013, Zagabria)

22) PITKEEV Adian (RUS)
250,47 (Rostelecom Cup 2015, Mosca)

 

250点以上

15 (in 35 gare) – CHAN Patrick (CAN)

13 (in 36 gare) – FERNANDEZ Javier (SPA)

12 (in 24 gare) – HANYU Yuzuru (JPN)

9 (in 43 gare) – TAKAHASHI Daisuke (JPN)

5 (in 16 gare) – PLUSHENKO Evgeni (RUS)

5 (in 16 gare) – MACHIDA Tatsuki (JPN)

4 (in 27 gare) – TEN Denis (KAZ)

3 (in 30 gare) – ODA Nobunari (JPN)

3 (in 36 gare) – KOZUKA Takahiko (JPN)

2 (in 2 gare) – JIN Boyang (CHN)

2 (in 3 gare) – UNO Shoma (JPN)

2 (in 7 gare) – MURAKAMI Daisuke (JPN)

2 (in 13 gare) – AARON Max (USA)

2 (in 14 gare) – YAN Han (CHN)

2 (in 34 gare) VORONOV Sergei (RUS)

1 (in 30 gare) – AMODIO Florent (FRA)

1 (in 5 gare) – FARRIS Joshua (USA)

1 (in 7 gare) – PITKEEV Adian (RUS)

1 (in 12 gare) – BROWN Jason (USA)

1 (in 19 gare) – MURA Takahito (JPN)

1 (in 23 gare) – REYNOLDS Kevin (CAN)

1 (in 25 gare) – LYSACEK Evan (USA)

260点以上

12 – CHAN Patrick (CAN)

10 – HANYU Yuzuru (JPN)

8 – FERNANDEZ Javier (SPA)

4 – TAKAHASHI Daisuke (JPN)

3 – MACHIDA Tatsuki (JPN)

3 – TEN Denis (KAZ)

2 – JIN Boyang (CHN)

1 – ODA Nobunari (JPN)

1 – PLUSHENKO Evgeni (RUS)

1 – FARRIS Johsua (USA)

1 – BROWN Jason (USA)

270点以上

7 – HANYU Yuzuru (JPN)

6 – CHAN Patrick (CAN)

5 – FERNANDEZ Javier (SPA)

1 – MACHIDA Tatuski (JPN)

1 – TAKAHASHI Daisuke (JPN)

1 – TEN Denis (KAZ)

280点以上

これまでに280点の壁を越えた試合は11回だけである。280点越えを最初に達成したのはパトリック・チャンだ。モスクワで当時の歴代最高得点(280.98点)をマークし、彼にとって最初の世界タイトルを手にした。

カナダの選手は昨シーズン、パリのエリック・ボンパール杯で現在の世界最高得点295.27点、福岡のグランプリファイナルで280.08点を獲得した。280点を超えた2人目の選手は羽生結弦で、これまでに6回280点越えを達成している(2013年グランプリファイナル、オリンピック、2014年世界選手権、2014年グランプリファイナル、2015年国別対抗戦、2015年NHK杯)。280点に達した最後の選手は羽生のチームメイトである町田樹(2014年世界選手権)だが、チャンと羽生の視線は既に290点越えに向けられていた。

しかし、当然のことながら羽生は更にハードルを押し上げ、322.40点に到達した。

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