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Neveitaliaより「羽生結弦、苦しみの限界を越えて」

2015年上海世界選手権直後にNeveitaliaに掲載された今季の羽生選手を特集した記事です。
記事を書いているのはイタリア・ユーロスポーツ実況のマッシミリアーノ・アンベージさんです。

WC_2015

(2015年4月2日)

原文>>

不運と怪我に立ち向かう戦士、羽生結弦の物語に新たな章が書き加えられた。

五輪王者は12月末に受けた腹腔鏡下切除術による外科手術で縫合に使われた糸が溶けず、下腹部に炎症を起こしているらしい。

このため、再手術を受けなければならないが、羽生が4月16日から19日に東京で開催される国別対抗戦に出場することを発表したため、この小さな手術は数週間後に延期された。

シーズン中、彼が病院や救急診療所にいた時間は、氷上で練習していた時間とほとんど変わらない計算になる。

波乱に満ちた今シーズンを振り返ってみると先天的な喘息の問題に加え、試練は仙台出身の二十歳のフィンランディア杯出場を阻むことになった9月末の腰痛から始まった。

その後、中国杯フリープログラム前の6分間練習におけるハンヤン選手との恐ろしい衝突事故があった。この事故で、GPファイナルへの出場が危ぶまれた。更に12月末の全日本の後、ブライアン・オーサーの教え子は、腹腔鏡下切除術による外科手術のため、二週間入院した。練習再開から数日後には重度の足首捻挫に見舞われることになった。この捻挫の経緯については羽生が自ら説明している。1月末、彼はフリープログラムをシーズン序盤に予定していた4回転3本の構成に戻すつもりだった。

羽生は安静期間を考えずに4回転ジャンプを集中的に練習し始めた。すぐに通し練習を何度も行った結果、後半の4トゥループで酷く転倒し、また4週間休まなければならなくなった。

怪我にも関わらず、12月から3月にかけてバルセロナGPFで圧勝、札幌の全日本で完全優勝、上海世界選手権では銀メダルに輝いている。

こうなると、こんな質問がおのずと湧いてくる。

ベストコンディションの羽生結弦は一体どこまで到達することが出来るのか?

彼の答えを待ちたい・・・

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NeveitaliaにはFacebookもあるのですが、昨日の羽生結弦、国別対抗戦出場の記事でFBのユーザー達が早くも腹部の炎症のことを聞きつけて、無理しないで~、誰か彼を止めて~!!と心配していました。

その中のマッシミリアーノさんのコメント

(国別対抗戦の)ライバルはコフトゥン、ヴォロノフ、ブラウン、ハンヤン、リッポン、おそらくボーヤン、ナム・ニューエン、フローレン・アモディオ。日本の二番手の選手にとっては簡単に勝てる相手ではないが、羽生なら70%のコンディションで全員に楽勝出来る。もし彼が80%のコンディションなら20点以上の大差をつけて圧勝するだろう。

 

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち