Neveitaliaより「帝王に相応しい羽生結弦が五輪のショートプログラムでパトリック・チャンをリードし、100点越えの世界最高得点を叩き出す」

イタリアのウィンタースポーツ専門サイト「Neveitalia」のソチ五輪男子ショートの記事です。
専門サイトだけあって客観的で技術的なことについて詳しく言及しています。

sochi_SP (2014年2月13日)

原文>>
長いので最後のプルシェンコ棄権とパーキンソンの部分は省略しました

個人戦ショートプログラム、チャンvs羽生の対戦はアイスバーグ・パラスの期待を裏切らなかった。

ゲイリー・ムーアの『パリの散歩道』の調べに乗せて演じたブライアン・オーサーの弟子は全てのテクニカルエレメンツをこれ以上ないほど完璧にこなした。非常に高い4回転トゥループ、雄大な3回転アクセル、見事な3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーション。ステップシークエンスでも今シーズン中々得られなかったレベル4を獲得した。唯一の取りこぼしは、足替えシットスピンがレベル3になったぐらいだった。

技術点54.84点、力強い圧巻のプログラムで演技構成点でも46.61点を獲得し、日本の19歳は100点の大台に乗せる高得点を叩き出した。こうして100点越えを達成した史上初の男子となった羽生は、数年前まで不可能と思われていた100点の壁を破り、101.45点で自身の持つ世界最高得点を塗り替えた。

2位は世界選手権三連覇中の現世界王者、カナダのパトリック・チャン。3回転アクセルのステップアウトで3桁の得点には至らなかったが、自己ベストに迫る97.52点を獲得した。

いずれにしても、チャンはPCSの記録を塗り替え、演技構成点では最高得点(47.18)を獲得するが、この演技構成点ですら年下の日本のライバルを大して上回ることは出来なかった。

トップ二人から大きく引き離されたところで銅メダルを狙うのはハビエル・フェルナンデス(86.98)だ。現欧州チャンピョンは「Satan Takes a Holiday」の音楽で滑るが幾つかの着氷ミスがあった。4回転サルコウのステップアウトを筆頭に、3回転アクセルで着氷が乱れ、3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーションもこらえて何とか着氷した。それでも高い演技構成点によって5点差以内で銅メダルを争う選手グループのトップに立った。

試合は次元の異なる2つの戦い、金メダル争いとそれ以外にはっきり分断された。

4位には4回転トゥループのダウングレードで大きく点を下げた高橋大輔が入った。事実を言えば3回転アクセルもクリーンでないように見えたが、テクニカルパネルは今大会唯一の前五輪メダリストの日本人に寛大だった。

トップ6には堅実なプログラムを滑ったドイツのペーター・リーバースとジェーソン・ブラウンが入った。2013年ジュニア世界選手権2位のヤンキースケーターのショートプログラムは素晴らしい出来だったが4回転ジャンプ無しの技術構成が点数に大きく響いた。

 

 

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