Neveitaliaポッドキャスト「みんな羽生結弦に首ったけ、競技を変革する男(その4~最終回)」

マッシミリアーノさんのフィギュアスケート専用ポッドキャスト『Tutti con Ambesi』から
前回の続き、今回が最終回です。

翻訳は抜粋・一部要約です。

podcast8

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出演
マッシミリアーノ・アンベージ(イタリア・ユロスポ実況/コラムニスト)
アンジェロ・ドルフィーニ(元フィギュアスケート選手で元イタリア・ナショナルチャンピョン、イタリア・ユロスポ解説)

 

マ:パトリック・チャンの存在は、羽生結弦の競技人生において、そしてバルセロナで彼が獲得した結果においても、あらゆる側面で必要不可欠だったと僕は思う。

パトリック・チャンはソチ五輪までの4年間、羽生結弦が参考とする選手のひとりだった。何故なら当時の絶対王者で、圧倒的なスケーティングスキルを誇り、フリーで4回転ジャンプ2本を軽々と決めていたからだ。

彼の4T/3Tのコンビネーションはクラクラするほどの美しさだ。
イタリアでは彼を批判する者がいるけれど、まさにこのパトリック・チャンこそが、羽生結弦の主要なレファレンスだったのだ。

ここ数年間で結弦が磨き上げたスケーティングからはその痕跡が伺える。
数年の間に彼のスケーティングは滑らかさという点において飛躍的な進化を遂げ、師匠を超えるまでに至った。

というのも、パトリック・チャンに近いスケーティングの滑らかさに、彼は複雑で独創的なステップという驚異的な足技を加えたからだ。

理解を超えているのは、彼がこれらのステップをまるで世界で一番平凡なことのようにいとも簡単に自然に実行していることだ。

おそらく羽生のプログラムが如何に高難度かが分かりにくいのは、まさにこの理由からだろう。

例えば4サルコウの前のイーグルとステップ、着氷後のイーグルが顕著だが、実を言えばそれ以外の部分の方が、彼は難しいことを行っているのだ。

ア:僕達が何度も話題にしているカウンターからの3アクセル。実は過去にゲーブルがカウンターからのダブルアクセルを跳んでいた。

しかし、羽生は同じことをトリプルでやっている。これは非常に高難度な技で、イーグル3Aイーグルほどのインパクトがなく、分かりにくいかもしれないけれど、実際にはおそらくこちらの方が難しいと思う。

彼がカウンターからの3アクセル、それもハニュー・クオリティの3アクセルを初めて跳んだ時のGOEは+2だった。

イーグル3Aイーグルはそれほど美しく決まらなかった時でも+3を獲得していて、ちょっと驚きだ。

ジャッジも皆が皆、正確に見極める目があるとは限らない。
彼は4回転ジャンプの前にも自然に軽やかにステップを入れている。彼がやるからそう見えるだけだけれど。

結弦のプログラムが難しそうに見えないのは、まさにこのためだろう。
しかも彼はトリプルジャンプも複雑なトランジションから跳んでいて、他の選手達との差は歴然としている。

ア:ChoreographyとInterpretationについては当然のことだけれど、主観が入るから好みによっても左右されるし、議論が必要だ。

ソチ五輪までの4年間で羽生結弦は最も重要な大会でパトリック・チャンに勝利した。

オリンピックだ。

事実を言えば、フリーは2人共良い出来ではなかったけれど、ショートプログラムで歴代最高得点を叩き出した羽生結弦が金メダルに輝いた。

今回のバルセロナ・グランプリファイナルにパトリック・チャンの存在は必要不可欠だった。

クラクラするほど美しいフリープログラムを滑り、ある意味で大会のレベルと他の選手達の得点を引き上げた。

パトリック・チャンは加点祭りで、ほとんどのエレメンツで+2/+3を獲得し、これは大会一番のミステリーだけれど、何と足換えキャメルスピンでもレベル4を獲得した。

元々レベル3を取るために構成されたスピンだから、レベル4という評価は妙だけれど、演技全体が素晴らしい出来だったので、スピンにもついレベル4を与えてしまったのかもしれない。

いずれにしても今回、パトリック・チャンに与えられた得点は極めて公正な評価だ。
パトリック・チャンのTransitionが高過ぎると批判する者がいたけれど、僕は賛同出来ない。

確かにソチの頃に比べると、繋ぎが少しシンプルになったけれど、それでも非常に繋ぎの豊かなプログラムだ。

ア:前回のポッドキャストでも説明した通り、パトリック・チャンの振付けはとても豊かで、トランジションがふんだんに散りばめられている。確かに4回転ジャンプや3アクセルなどの高難度ジャンプの前後には技術的に難しいステップを入れていないけれど、腕の動きや表情だってある意味でトランジションなのだ。

マ:女子ではカロリーナ・コストナーが彼と同じタイプだ。パトリックは男子版カロリーナと言える。羽生のように3アクセル前にカウンターを入れていないにしても、振付け全体のトランジションではカロリーナ・コストナーとパトリック・チャンは同等だ。

ア:2人とも卓越したスケーティングスキルによってトランジションで高い評価を得ることが出来る。

例えば、彼らが何もせずに滑っているだけでも、スケーティングの質は変わらない。これがどういうことか分かってもらえるかな?

マ:その通り。彼は時速100キロで滑走できる選手で、この資質はどんな試合でもプレミアムチケット並みの価値がある。

彼はバルセロナ大会で必要不可欠だった。彼が獲得した高得点は、その後に滑った選手達にも高得点をもたらし、+3を連発させた。

何故なら実施されたエレメンツのクオリティは完璧に近かったからだ。

18歳になっていない宇野昌磨は驚異的なフリープログラムを披露した。

おそらくバルセロナと相性がいいのだろう。昨シーズンは同じくバルセロナで行われたジュニア・グランプリファイナルで同じように素晴らしい演技を見せた。

ハビエル・フェルナンデスは冒頭の4トゥループでつまずいたものの、それ以降はひたすら上昇し続けた。

そして最後に羽生結弦が登場し、アポテオージ(神格化、英雄が神に変容すること)で大会を締めくくった。

僕は敢えてこの強い言葉を使う。

ひょっとしたら「いくらなんでも大げさ過ぎる」「アポテオージは悲劇を連想させるから縁起でもないからやめて」と言われるかもしれない。

でも彼が成し遂げたことは、悲劇的な意味は置いておいて、まさにアポテオージに匹敵することなのだ。

羽生結弦はNHK杯の快挙でフィギュアスケートの歴史を変えた。

自動的に他の選手達のメンタルバリアを打ち砕き、その結果としてバルセロナのあの圧巻のフリープログラムに到達したのだ。

ジン・ボーヤンも自分の役目を果たした。
彼はある意味で羽生結弦に刺激を与えているわけだから。

僕は男子シングルにおけるこの飛躍的な進化は少なくともこの先2~3年間は続くと思う。
何故ならこれらのトップ選手達が、プログラム難度を上げ続けているからだ。
僕はデニス・テンが練習で4サルコウと4ループに挑戦している動画を見た。
つまり、バルセロナにいなかった選手達もこれがメダルを獲得する方法だと言うことを知っている。

勿論、こうしたビッグ達がミスを連発して別の選手に割り込む隙ができることもあるけれど、可能性はかなり低い。

ア:全くその通りだね。

さっき君はメンタルバリアと言ったけれど、おそらく正しい解釈だろう。

羽生がこのバリアを破った時(この場合、メンタルの壁のことで、ジャッジによる主観的な評価である得点は二次的なものに過ぎない)、つまり特定数のトリプルジャンプ、特定数の4回転ジャンプ、演技全体のエレメンツのクオリティといったより客観的なパフォーマンスによってこのバリアを超えてみせたことにより、この壁が超えられること、更にその先に行けることを他の選手達に分からせた。

間違いなくジン・ボーヤンは羽生結弦を刺激したに違いない。

例えば、ショートプログラムをこれまで挑戦したことのない4回転ジャンプ2本の構成にするアイデアを思い付いたかと思ったら、立て続けに2本の完璧なショートプログラムを披露した。

コンボがトリプルのバージョンより断然良くなったわけだから、ただただ驚愕するしかない。

だからジン・ボーヤンは間違いなく起爆剤の役割を果たし、もう一人の日本人、宇野昌磨も刺激した。だって彼の覚醒はジン・ボーヤンの演技にも触発されているはずだ。

マ:間違いないね。ちなみにジン・ボーヤンは『宇野昌磨と友達になりたい』と発言している。

ア:それ、僕も読んだよ!(笑)
周りのライバル煽りにうんざりしたのかもしれないね。
もしかしたら、宇野昌磨の母国で彼に勝ったから、気を使ったのかもしれない。

マ:いずれにしても、ジン・ボーヤンに刺激されて宇野昌磨はバルセロナに到達出来るほどの選手に成長した。

僕は、今はまだ序章に過ぎないと思っている。300点越えを果たす他の選手が現れても僕は驚かない。

例えばハビエル・フェルナンデスはまだプログラムに改善の余地がある。彼もショートをクワド2本の構成にすることが出来し、フリーでは2本目の3アクセルのジレンマを解決しなければならない。今の彼の3アクセルを見ると、もう1本入れられそうに見える。3トゥループを3アクセルにすれば、基礎点が大幅に上がる。

フェルナンデスはショートプログラムでは3アクセルを後半に長いステップシークエンスから跳んでいる。
羽生の4T/3Tのコンビネーションの前のステップに似ている。

ア:驚異的だね。思わず笑ってしまうのは、少し前までは想像も出来なかったことが、今では現実になっているからだ。

マ:このシニア男子における高難度化の傾向はジュニアカテゴリーにも影響を与えている。今回、ジュニアの男子フリーは大惨事だった。

ア:ほとんど墓場のようだった・・・

マ:転倒数は数えられない。全選手が転倒した。
僕の記憶が正しければ、ダニエル・サモーヒンだけで5回転倒した。
ただ注目すべきは、アサインに恵まれて運よくファイナルに出場出来たサドフスキー以外の5人の選手が4回転ジャンプ2本、3アクセル2本以上のフリープログラムに挑戦したことだ。

15歳から17歳の少年達がだ

ア:今回ジュニアの平均年齢は低かった。彼らは高難度構成に挑み、当然ミスを連発した。

マ:ジュニアではショートプログラムでは4回転ジャンプが組み込めず、ステップからの単独ジャンプが3フリップと決まっているので、ダニエル・サモーヒンのような選手には不利だった。

僕はアメリカのネイサン・チェンがフリーで4本の4回転ジャンプに挑戦したことに満足している。

結果、3本しか入らず、予定通りには行かなかったけれど、クワドジャンパーの彼の登場でアメリカの考え方が変わることを期待している。

つまり、この4回転時代を受け入れてくれることだ。

例えば羽生の4サルコウ、ジン・ボーヤンの4ルッツ、宇野昌磨がプログラム終盤に跳ぶ4トゥループのようなクオリティの高い4回転ジャンプはプログラムの妨げにならない。

時代は変わり、フィギュアスケートは進化している。

ジュニアの男子ショートプログラムでも4回転ジャンプを解禁する時期が来ていると僕は思う。

ア:現在のジュニアのルールは、例えばジン・ボーヤンのような選手にとっては不利になる。

マ:昨シーズンから既に4回転ジャンプのコンビネーションジャンプを難なく跳べていたジン・ボーヤンにとって、ショートで4回転ジャンプを跳べないことは大きなハンデになった。結果、宇野昌磨にジュニア世界王者のタイトルを譲ることになった。
ジン・ボーヤンはショートで出遅れ、フリーで挽回したものの逆転することが出来なかった。
別にこのジュニア世界選手権の結果に批判があった訳ではない。
結果的によりコンプリートな選手が優勝した。
でもこれはルールがタイトルの行方を左右した典型的な例だ。

ア: 4回転ジャンプはハイリスク、ハイリターンのエレメンツだ。決まれば大きな得点になるが、失敗すれば順位を大幅に下げることになる。
でも僕はそれもゲームの一環だと思う。
選手達は皆それが分かった上で戦略を練り、挑戦しているのだ。

3回転ジャンプしか跳ばない選手が4回転ジャンプを数本跳んだ選手に負けたら皆、結果に納得するだろう。

マ:僕達は現在の男子フィギュアスケートを気に入っている。
何故なら技術と芸術の融合だからだ。

高難度ジャンプを跳ぶ選手、芸術性に富んだ選手がいて、一つの試合でバラエティに富んだ演技を見ることが出来る。

ア:今の男子シングルはバラエティに富んでいて、様々な選手、様々な個性を見ることが出来る。この多様性にこそワクワクさせられるのだ。

しかも強力な選手達が揃っている。
その彼らに40点差で圧勝するエイリアンが一人いることは別として、皆が皆、本当に強い選手ばかりなのだ。

マ:多くの人がジン・ボーヤンの演技は好きでないというけれど、彼は才能溢れる素晴らしい選手だ。
シニア参戦一年目にして出場した全ての試合で260点以上を獲得している。
これは尋常なことではない。

しかも、彼自身、演技構成点で劣っていることを自覚していて、この点を改善するために多大な努力をしている。

それでも、自分は芸術面において絶対に羽生結弦のようにはなれない、だから4回転ジャンプを増やすことで対抗するのだと発言しているのだ。
ジン・ボーヤンは300点に到達出来るとも言っている。
彼のジャンプ構成をノーミスで滑り切れば十分可能だ。

ハビエル・フェルナンデスはショートを4回転2本構成にすれば、300点を超えられるかもしれない。

デニス・テンも300点近い得点を出したことがある。

宇野昌磨は2種類目の4回転ジャンプを入れる必要がある。

もはや4回転ジャンプ2本、3アクセル2本では不十分になった。

パトリック・チャンも同じ問題を抱えている。

ア:彼は3アクセル1本だから更にハンデがある。

マ:これが現在のフィギュアスケート男子シングルだ。満喫しようじゃないか。

バルセロナ・グランプリファイナルは空前の神大会だった。そして今後、もっと刺激的なスペクタクルを見られる予感がする。

☆この後の女子シングルの話題

印象に残った部分の要約を少し・・・

 

メドベデワは優勝候補の一人だとは思っていたが、まさか14点もの大差で圧勝するとは思わなかった。
ロシアの少女達と日本を含む他の国の選手達の大きな違いは安定感。
メドベデワはグランプリシリーズから絶対的な安定感を誇っている。

昨シーズンのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ、ソチシーズンのユリア・リプニツカヤ、最も重要な大会で驚異的なメンタルの強さを見せたアデリーナ・ソトニコワもそうだ。
彼女達は肝心な時に実力を発揮出来るメンタルの強さで傑出している。

今回のバルセロナ・グランプリファイナルで羽生結弦の次に特筆に値する選手はジュニアの選手だ。

ポリーナ・ツルスカヤ

彼女のジャンプはトップクラスの男子選手に匹敵する。
こんな3ルッツ/3トゥループは見たことがない。
ジャンプの幅が驚異的で、跳び上がって間をおいてから回転するディレイテッド回転は衝撃的だ。

全てのジャンプをタノ(手を挙げて跳ぶ)にするのは僕個人の意見としては、正直見た目的に美しくないし、バランスが悪いと思うけれど、メドベデワはGOEでツルスカヤに対抗するためにこのように跳んでいる。

スケーティングの質でもツルスカヤはメドベデワを遥かに上回っている。
ツルスカヤは2018年シーズンにシニアに上がる。
メドベデワがシニア1年目ですぐに通用したように、2018年の五輪シーズンはツルスカヤが制する可能性がある。

エテリ・トゥトベリーゼは練習では選手達に試合のプログラムよりずっと難しいことをやらせている。

エフゲニアは練習のランスルーでは1つのプログラムの中で試合では跳ばない3F/3T/3T と3S/3T/3Tという2つの3連続コンビネーションジャンプを跳んでいる。

↑☆これ、バルセロナの公式練習で見ました!
フリーのランスルーで3-3-3を2本、3-3を2本、合計4本のスーパーコンボを跳んでいました!

宮原の銀メダルは意外だったが、素晴らしい演技だったので相応しい結果だった。
ショートはメドベデワの戦略勝ちだった。
エラーの付く可能性のある3ルッツを外し、3ループにした。
一方の宮原は3フリップがエッジエラー判定になり、多くの点を失った。
メドベデワと宮原の差はジャンプの質
現時点では表現力において知子のほうが優れているが、得点には反映されていなかった。

今大会、メドベデワは宮原だけでなく、他の出場選手と比べても演技構成点が圧倒的に高かった。
この評価について、一部で高過ぎると言う声が上がったが、メドベデワは全選手中、ショートとフリーをノーミスで揃えた唯一の選手だったことも確かだ。

ペアとアイスダンスの話題は省略

マ:最後になるけれど、今回のポッドキャストに相応しいタイトルは『みんなユヅル・ハニューに首ったけ』以外考えられない。

司会:この第8回ポッドキャスト『Tutti con Ambesi』の『みんなハニューに首ったけ』はこれでおしまい。
次回はフィギュアスケートだけでなく、よりグローバルな話題を掘り下げていこう。

マックス、日本でも多くのユーザーが僕達のポッドキャストを聴いてくれているって本当?

マ:勿論、本当だよ。だから日本の皆さんにどうぞよろしく!
彼らはこの競技に多大な情熱が抱いていて、最大のリスペクトと賛美を持ってこのスポーツを楽しんでいる。
皆が彼らのようだったら素晴しいのにと思うよ。

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これは・・・
聴きながら思わず椅子から落ちそうになりました!

前のポッドキャストを翻訳した時に、その溢れんばかりのユヅル愛にタイトルを一層『みんなハニューに首ったけ』(Tutti pazzi per Hanyu)にするべきでは?と書いたんです。

ということはマッシミリアーノさん達はポッドキャストが翻訳されていることを知っているだけでなく、私のブログも見てくれているんですね・・・

提案したタイトルを採用してもらった上、「日本に皆さんによろしく」とか言われたら・・・翻訳せざるを得ないじゃないですか!!!

ちなみに前回のポッドキャストの翻訳は、分かっているだけで英語、中国語、韓国語に転訳され、それぞれの国のユーザー達から熱いコメントが寄せられていました。
この素晴らしい内容が国境を超えて共有されていくのは嬉しいことです(翻訳して下さった方に感謝します!)。
全ては羽生結弦という素晴らしい選手の魅力ゆえですね!

Dear Max & Angelo

Grazie per vostro Podcast sempre piu ricco e divertente.
E’ un profondimento unico.
Siete fantastici!

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