イタリアのウィンタースポーツ専門サイトNeveitaliaの2014年中国杯直前の記事です。
(2014年11月4日)
(翻訳は男子シングルのみです)
<男子シングル>
日本の羽生結弦に注目が集まる。羽生は同シーズンにグランプリファイナル、オリンピック、世界選手権を制するという、過去にロシアのアレクセイ・ヤグディンしか成し遂げたことのなかった史上2人目の三冠を達成したばかりである。
しかもその僅か6か月後に行われる欧州大会とグランプリシリーズに参戦することを発表していた。
10月上旬のフィンランディア杯は軽度の腰の怪我が原因で欠場したため、この上海での大会が実質、シーズン初戦となる。
輝かしい成功を収めた『パリの散歩道』の後、再びタッグを組んだジェフリー・バトルが振り付けたショパンの音楽に乗せた新しいショートと、アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲「オペラ座の怪人」の音楽にシャーリーン・ボーンが振り付けを担当した新しいフリープログラムが初めて披露される。
ブライアン・オーサーの弟子は日本選手によるグランプリシーズ連勝記録(ファイナルも含め4連勝)の更新を試みる(過去にロシアが2000年にGPシリーズ6連勝を達成しており、1997年から1999にかけて何と18勝も挙げている)。
羽生に挑むのは前シーズン、中国杯で優勝した中国の18歳、ハン・ヤンと、スケート靴の問題でシーズン・デビューを遅らせざるを得なかった野心的なロシアの19歳、マキシム・コフトゥンである。今大会表彰台の有力な候補者で昨シーズンのファイナル出場者でもある両選手は、この上海でシーズン初戦を迎える。