スケカナ上位3選手のフリープログラム後のプレカンです。
☆ 翻訳は男子シングルと女子シングルだけです。
男子フリープログラムの後に行われたプレスカンファレンスでは興味深い話の数々を聞くことが出来た。
特に羽生結弦は、上手く行かなかったショートについて掘り下げた。
ちなみに五輪王者は同じプログラムで4回転ジャンプを3本着氷した史上2人目の日本人になった。彼の前には本田武史が遥か昔2003年の四大陸選手権でこの快挙を成し遂げた。
女子シングル-フリープログラム
シュリー・ワーグナー – 「今日の演技は本当に安定していました。今日のミスのあった演技で獲得した得点を評価すると、今シーズンの見通しは明るいと判断することが出来ます」
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ – 「ショートプログラムは私にポジティブではありませんでした。でも気持ちを立て直して予定されていた全てのジャンプを着氷し、クリーンと呼べるプログラムを滑れたことに満足しています」
永井優香– 「3位に入れたことが信じられません。今日の私のプログラムは競争力のあるプログラムではありませんでしたが、自分が出来たことを評価しています」
男子シングル- フリープログラム
パトリック・チャン – 「試合前、僕の緊張レベルは最高潮に達していました。6分間練習の感覚は最悪でした。リンクに立った時、僕は前に滑った選手の結果を考えずに、周囲の人達や僕を見ている人達から離れて自分の世界に閉じ篭ろうとしながら滑りました」
羽生結弦 – 「僕のショートプログラムの得点は良くありませんでした。4トゥループが抜けてしまい、ルッツのコンビネーションでミスを犯しました。ショートの得点を当てに出来なかったのはハンデでした。でも練習の感覚はすごく良かったのでフリープログラムで挽回出来ることを確信していました。特に予定していた3本の4回転ジャンプを着氷出来たことに満足しています。でも今日は6分間練習からいい感覚でしたし、クリーンなプログラムを滑りたいと思っていました。先シーズンに比べれば、いいグランプリ開始となりました」
村上大介 – 「グランプリのショートプログラムで首位に立ったのは初めてです。2人の五輪メダリストの後に滑ることは、初めての体験でしたが、平静を保つことが出来たことに満足しています」
*********************************
☆ 今大会一番感動したのは羽生君とリーザのフリーでした。
ショート失敗の後の圧巻の巻き返し。
最初から最後まで気迫に圧倒されました。
完成度と言う意味ではクリーンなプログラムを滑ったパトリックとアシュリーの方が優れていたのかもしれないけれど、羽生君とリーザの演技は着氷が完璧でないジャンプがあったとしても心に響く何がありました。
高難度ジャンプのリスクを恐れず常に進化し続けようとする彼らの真摯な姿勢と情熱に感動させられるからなのかもしれない。
そして今はまだ未完成だけれど、この先どんどん磨かれて、最終的に一体どんなプログラムに進化して行くんだろうとワクワクさせられる。
それにしても写真もタイトルも2位の羽生君。Neveitalia相変わらず露骨なハニュー愛