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OA Sportより「フィンランディア杯2019:コストルナヤが勝利+山本がショート首位」

イタリアのスポーツメディアOA Sportのフィンランディア杯の記事から印象的な部分を抜粋します。

フィンランディア杯2019:
アリョーナ・コストルナヤが2本の3アクセルを着氷して勝利

原文>>

ファブリツィオ・テスタ(2019年10月13日)

ようやくその時がやってきた。エスポーのメトロ・アレーナで今週開催されたフィギュアスケート国際大会、フィンランディア杯2019でアリョーナ・コストルナヤが2本の3アクセルを着氷し、彼女に相応しい勝利を飾った。

エテリ・トゥトベリーゼ率いるチームに師事するスケーターは高速度で実施された見事な放物線を描く非常に高さのある高難度ジャンプ、3アクセルを1本目は2トゥループとのコンビネーションで、直後に単独(テクニカルパネルから回転不足と判定された)で実施した。

アレクサンドル・デスプラの「The Meadow」、ブルーファンデーションの「Eyes on Fire」 、ミューズの「Supermassive Black Hole」の3曲から成る美しいフリープログラムを公式大会で初披露したモスクワ出身の選手は、2アクセル、3ループなどの非常に質の高いジャンプをエレガントに次々と決め、後半のボーナスエリアに3フリップ/3トゥループ、3フリップ/EU/3サルコウ、単独3ルッツを実施し、全てレベル4だった3つのスピンとステップシークエンスを合わせて157.59 (85.91, 71.61)、トータル234.84を叩き出し、自己ベストを更新した。

コストルナヤにとって絶対的主役として今シーズン活躍するために必要不可欠な、重要な一歩となった。

男子はフリーもショートも結構辛辣だったので、訳しませんが、山本草太君のショートについての言葉が温かかったので、その部分だけ抜粋します。

フィンランディア杯 2019:
アリョーナ・コストルナヤがショートで魅了する。
男子では山本が宇野を上回る

原文>>

ファブリツィオ・テスタ(2019年10月11日)

男子シングルでは2016年世界ジュニア選手権の銅メダリスト、日本の山本草太がショートで首位に立ち、ソルトレイクシティのインターナショナル・フィギュアスケーティングで披露した良好なコンディションを証明した。
スピン(3つの内2つがレベル4)と共に4サルコウ/2トゥループ、4トゥループ、3アクセルの構成を正しく実施し、92.81 (51.89, 40.92)を獲得した

このスケーターが2016年に負った大怪我によって2年近くに渡って苦難の時を強いられ、何度も悲劇の引退が囁かれていたことを考慮すると、これは並外れた結果である。

ハイレベルな草太を氷上で再び見られることは、フィギュアスケートだけでなくスポーツ界全体においても注目すべき素晴らしい事である。

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コストルナヤ、3アクセル×2の衝撃!
ある意味でトゥルソワの3種4本クワドより衝撃的だったかも。

スケーティングスキル、トランジション、エレメンツのクオリティにおいて現在の女子シングルで最高と言われているアリョーナ・コストルナヤが3アクセルを装備したら・・・ヒエラルキーがひっくり返る可能性があります。
いずれショートにも入れてくるでしょうから、そうなるとショートの点差とPCSとGOEでトゥルソワと勝負出来るかもしれません。

このフリープログラム、ロシアテストスケートの動画を見た時はあまりにも酷い編曲に愕然としたのですが、編曲が変とかそんなことはもはやどうでもよくなるほど圧倒的な演技の美しさ・・・最初から最後までどこを切り取っても溜息が出るほど美しかったです。

山本草太君のショートはライストで見ていて感動しました。
マッシミリアーノさんは、彼がまだジュニアだった2015年のポッドキャストで、平昌五輪の日本代表はおそらく羽生結弦、宇野昌磨、山本草太の3人で、3人共にメダルを獲得出来るポテンシャルがあると言っていました。

羽生君と宇野君は当時のマッシミリアーノさんの予想通り金銀メダルに輝きましたが、山本君は将来を嘱望される逸材だったにも拘わらず、度重なる足首の骨折でずっと練習を制限され、平昌の代表にはなれませんでした。
ジャンプとスケーティングの質が高いコンプリートな選手、大怪我を乗り越えて復活した不屈の意志を持つ選手だと思います。今大会のフリーは残念でしたが、これからポテンシャルを開花させていって欲しいです。

しかし今大会の男子フリー、PCSの係数が20%(女子のPCS満点は80点)も違うにも拘わらず、トゥルソワのネペラ杯の得点(163.78)を超えられた人が誰もいなかった・・・
TES合計はコストルナヤが今大会1位

 

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち