OA Sportより「全日本選手権2021:羽生に期待、紀平は欠場

羽生君が全日本に出場します!
イタリアのスポーツメディア、OA Sportも歓びの記事を上げていました(出場する、というだけで世界レベルでニュースになる羽生結弦)

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ファブリツィオ・テスタ
(2021年12月21日)

クリスマスウィークには非常に重要なフィギュアスケートの大会が開催される。
12月21日から26日に開催されるロシア選手権に加え、同時期に埼玉のアイスリンクで全日本選手権が開催される。もはやほぼ確実となった羽生結弦の存在は皆にとってのクリスマスプレゼントである。グランプリ2大会の欠場を余儀なくした怪我の後、シニア7度目となるタイトル(ノービスとジュニアを含めると10個目のタイトルである)を目指して出場する予定だ。

本物の史上最高のスケーターにとってはシーズンデビューであり、威信ある大会で状態を試す絶好の機会となる。この意味において、彼のプログラム構成、そして仙台のエイリアンの今季における真の目標である4回転アクセルを試すかどうかについては何も分かっていない。

羽生の他には、影山優真宇野昌磨に加え、佐藤駿友野一希島田高志郎といったいずれにしても興味深い顔ぶれが埼玉スーパーアリーナで戦いを繰り広げる。

女子シングルでは7月に負った右足首の問題に未だに苦しんでいる紀平梨花の不在を強調しなければならない。西宮出身の選手は、サプライズがない限り坂本花織、三原舞依、樋口新葉、そして忘れてはならないベテランの宮原知子の誰かに王座を譲ることになる。

一方、パンデミックによる入国制限が原因で、ここ数カ月間の真の新星であるカナダ拠点のペア、三浦璃来/木原龍一は欠場する。最後に、アイスダンスでは小松原美里/ティム・コレトと最近飛躍的に成長した村元哉中/高橋大輔が対決する。

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☆羽生君、出場するのですね!😭
平昌シーズンやその翌年のロステレコム杯の怪我ほど深刻ではなかったと思っていいのでしょうか。
ショートでは新プログラム、「序奏とロンドカプリツィオーゾ」がいよいよ初公開されるのですね!
清塚信也さん演奏によるピアノバージョンだそうなので、ドビュッシー編曲版でしょうか?
私はパリ散、Let’s Go Crazy、Let Me Entertain Youといったノリノリ、カッコいい系も大好物なのですが、王道クラシックを滑る羽生結弦はまさに氷上の芸術です。
今から楽しみでなりません!

そして・・・
梨花ちゃん・・・😭😭😭😭😭
梨花ちゃんはジュニア1年目から注目して応援している選手です。
ずっと北京オリンピックに焦点を合わせ、着々とステップアップしながらストイックに頑張ってきたというのに、まさかこの最も重要なシーズンに大怪我をするとは・・・

男女シングルにおける日本スケ連のオリンピック選考基準は以下のようになっています:

全日本に出場出来ない以上、①、②、③の基準は難しいですから(世界ランキング上位3名は該当するのでしょうか?)、唯一の希望は*の「ただし~云々」になりますが、梨花ちゃんの世界選手権における最上位は4位です。
返す返すも2019年埼玉ワールドの結果が悔しくてなりません・・・😭

あまり過ぎたことを蒸し返してグチグチ言いたくはありませんが、私にとってあの大会の銅メダリストは梨花ちゃんでした。
フリーではメドヴェデワ選手の明らかにインサイドエッジの3ルッツに2.11点もの加点が与えられました。本来なら「e」と判定されるべきジャンプです。
そして、演技構成点においても、マッシミリアーノさんは「何故、メドヴェデワのPCSが紀平より2点も高いのか、僕には説明が見つけられない」と苦言していました。
最終スコアにおける梨花ちゃんとメドヴェデワ選手の点差は僅か0.31です(2019年埼玉ワールド女子リザルトフリープロトコル、そしてジャッジパネル😡)。
テクニカルパネルがちゃんと仕事をしていたら(仮にeではなく!だったとしても)梨花ちゃんが銅メダルだったのです。
開催国がロシアならともかく、梨花ちゃんの母国、日本で開催された大会です。
ホームアドバンテージどころかホームペナルティでした。

勿論、*の「世界選手権3位以内入賞」に該当したとしても、梨花ちゃんが代表に選ばれるという保証はありませんし、2月の五輪までに彼女の怪我が回復し、万全な準備が出来るかどうかも不明です。
でも・・・少なくとも選考基準の条件の一つには当てはまり、希望の扉が少しは開かれたのです。

客観的に見て、梨花ちゃんはロシア勢に対抗出来る唯一の選手です。このようなポテンシャルを持つ選手が、テクニカルパネルの誤審によって五輪出場の一縷の望みも絶たれてしまう、などということがあっていいのでしょうか?

ジャッジやテクニカルパネルの誤審は、その大会の結果だけでなく、選手の人生そのものにも影響を与える可能性があるのです。
ISU元会長のオッタヴィオ・チンクアンタは(映像などの動かぬ証拠がある)不正を行ったジャッジを1~2年の資格停止処分で済ませることについて「私には些細な違反のために1人の人間を一生資格停止にすることは出来ない」と発言しています。
それでは「その些細な違反」のために、人生を狂わされるかもしれないアスリートはどうなるのでしょうか???

ISUも各国連盟もジャッジの誤審がその選手の人生にもたらす影響をもっと重く受け止めるべきです。そして、肉眼では判断の精度に限界があると言うのなら、せめて複数カメラなりAIなりを取り入れ、より公正で正確な採点を目指そうとする姿勢を示すべきです。
選手はISUや連盟の駒ではないのです。

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち