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OA Sportより「四大陸2020:羽生結弦が世界最高得点でショートを制す」

イタリアのスポーツメディアOA Sportに掲載された男子ショートの記事です

原文>>

四大陸選手権2020:
羽生結弦が新しい世界最高得点を叩き出してショートを制す
2位はジン

ファブリツィオ・テスタ(2020年2月7日)

エイリアンが帰ってきた。
満員の木洞アイスリンク(韓国-ソウル)で開催されている四大陸選手権2020の2日目最後の試合、男子ショートプログラムで羽生結弦が大差で首位に立った。

1年半後の時間を経て2018年オリンピックシーズンのプログラムに戻した規格外の日本人選手による待望の演技は新たな世界最高得点111.82点(TES63.42、PCS48.40)を記録した。

オリンピックチャンピオンはスケーティングの滑らかさ、流麗さ、巧みなエッジワークといったこのスケーターの特長を最大限に輝かせる曲、フレデリック・ショパン作曲バラード第1番ト短調(OP.23)を披露し、観客を陶酔させた。

ブライアン・オーサーの教え子はリンク全体をカバーする難しいステップを前後に散りばめながら、まず最初のエレメントとして究極クオリティの4サルコウ、続いて4トゥループ/3トゥループのコンビネーションを次々に成功させた。ボーナスゾーンで壮大な3アクセルをあっさり決めた史上最高のスケーターは、レベル4の評価を受けた圧巻のステップシークエンスに繋げた。3本のスピンも全てレベル4だった。
衝撃的なスタートを切った羽生はモントリオールで繰り広げられる直接ライバル、ネイサン・チェンとの対決に向けてエンジンに点火した。

☆OA SportはISUの羽生君のバイオグラフィーのページでプログラム曲が変更されていた件も記事にしていました

羽生結弦はオリンピックの2プログラムに戻す?
ISUバイオページの謎
(2020年2月1日)

記事の中で羽生君のことを「フィギュアスケートの生きたモニュメント」と!

リザルト>>

プロトコル>>

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☆令和のショパン
文字通り「完璧」でした。
アンジェロさんのこの言葉を思い出した

彼は静止した状態から一押しで・・・
たった一押しとブラケットだけでリンクを20メートルほど移動していた。
つまり彼は僅かの押しだけで、膝の屈曲と、それどころか技術的ステップによって加速することが出来る。
これこそが、僕の考える『Outstanding』だ。

芸術に昇華されたフィギュアスケートの究極の形
羽生結弦史上、そしてフィギュアスケート史上最高のショートプログラムだったと思います。

なぜPCSがスケカナより低いの?

同じプログラムで比べるなら、2015年バルセロナGPF、2017年オータムクラシック、2018年平昌オリンピックのどのバージョンと比べてもスケーティングスキル、トランジション、音楽表現、エレメンツの質、あらゆる点で明らかに進化していました。

GOEについても同様です。
なぜ全てのエレメンツが+5満点ではないのしょう?

これは大会によってジャッジのさじ加減が変わるから~云々の問題ではありません。
数学でも英語でも国語でもテストで全問正解なら100点です。
全ての問題に正解と同じ答えが書かれた答案を96点とか97点と採点する試験官はいません。

ルールではどのエレメンツについても6項目あるプラス要件の内5項目以上満たしていれば+5と決められています。
羽生君のエレメンツは5項目どころか6項目全てを満たしていました。
なぜ+4になるのでしょう?

一方で音楽を無視して長い助走からジャンプを跳んでも、着氷が多少流れていなくても、踏切と回転が微妙でもジャッジの皆さんから気前よく+5をもらえる選手もいるのに?

羽生結弦だから?
それでは女子受験者を一律減点する不正入試を行っていたどこかの医大と同じです。

ジャッジの心象という言葉をよく耳にしますが、6点満点時代の採点システムならともかく、現行のルールでは評価の基準と要件が細かく決められていますので、ジャッジが心象で評価していい部分などほとんどないはずです。

 

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち