OA Sport「世界フィギュア:2019:チェンが優勝、羽生は2位、リッツォは7位」

男子フリー後のOA Sportの記事です。

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ファブリツィオ・テスタ(2019年3月23日)

途方もない技術レベルの大会を制したのは、予定された全てのエレメントを成功させた打ち上げ花火のような演技によって2年連続で優勝を飾ったネイサン・チェンだった。

プログラム内訳は4本の4回転ジャンプ‘:素晴らしい4ルッツ、4フリップ、2本の4トゥループ(2本目は3トゥループとのコンビネーション)、3アクセル(先シーズンに比べて断然上達した)とコンビネーション、3ルッツ/3トゥループ、3フリップ/eu/3サルコウのような高得点の3回転ジャンプ。
タイトル保持者はフリープログラムで何と216.02点(技術点121.04 と演技構成点94.78)を獲得し、トータルで332.42に達した。規格外の羽生結弦の度肝を抜かれる演技の後にリンクに降りたアメリカ人スケーターが示した冷静さは特筆に値する。

現オリンピックチャンピオンは明らかに万全なコンディションではなかったにも拘らず、攻めのプログラムを滑り、手持ちのカードを全て駆使して勝負した。
高い出来栄え点に値するエレメント(奇跡的に堪えた回転不足になった4サルコウを除く)を素晴らしいクオリティで実施した。
更に、エイリアンは驚異的な基礎点を持つシークエンスジャンプ、4トゥループ/3アクセルを着氷した。彼も300点を超え、演技構成点では最高得点を獲得した。
正確には206.10 (110.26, 95.84)を獲得し、トータルは300.97だった。

イタリアの珠玉、マッテオ・リッツォはフリーで164.66 (83.31, 81.98)、トータルで自己ベストの257.66点を獲得して7位に入賞し、またしても快進撃だった。
フランカ・ビアンコ―ニと父親のヴァルテルに師事する青い炎(イタリア代表)の選手は、冒頭の4トゥループの転倒にも拘わらず、3アクセル/2トゥループ、3ルッツ、3ルッツ/3トゥループなどの得点源のエレメントを着氷し、説得力のあるプログラムを滑ってまたしてもメンタルの強さを証明して見せた。

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エイリアンはあくまでも羽生君一人
揺るがないOA Sport😂

この世界選手権はソチ五輪で金メダルを獲ってから、ずっと自分自身との孤高の戦いを続けていた羽生君がようやく血が騒ぐほどワクワクさせられる好敵手に巡り合ったターニングポイントになった大会だったのではないかと思います。

やっぱりパトリック以来だったのね。
確かに、ソチ後の4年間、強いライバル達は存在したし、優勝を逃したこともあったけれど、羽生君がノーミスなら誰も近づけなかった訳で、あくまでも彼次第でライバル次第ではなかった。
ネイサンは強いだけではなく、聡明でライバル選手をリスペクト出来る人間としても素晴らしい選手(イェール大学医学部に通いながら今季全勝って普通じゃない)。
こんなライバルが現れて一番嬉しいのは羽生君なのでしょう(ある意味でラファより喜んでそう)

そして思った通り羽生君はサイヤ人属性だった😂
パトリック=ピッコロ
ネイサン=ベジータ
かな?

こんな人が実在して、こんなストーリーが現実に繰り広げられること自体が奇跡。
神様、彼の足を治してあげて!!!
🙏🏻

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu