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OA Sportより「スケカナ2018:ジュンファン・チャ、スター誕生!トゥクタミシェワ復活」

スポーツニュースサイトOA Sportよりスケートカナダのハイライト。
例によってエイリアン羽生結弦が出てきたので翻訳します

原文>>

 

フィギュアスケート、スケートカナダ2018:
ジュンファン・チャ、スター誕生!トゥクタミシェワ復活、
疑問が残るメドヴェデワの選択

 

ファブリツィオ・テスタ(2018年10月29日)

「A Star Is Born」
この瞬間、映画館では客足が遠のきつつあるブラッドリー・クーパーの映画のタイトルを持ち出せば、2019-2019シーズンISUグランプリシリーズ第二戦で何が起こったかをより適切に分析できるだろう。

今年のスケートカナダはケベック州ラヴァルのプレイスベルで開催された。
誕生しようとしているスターは疑う余地なく2001年生まれの韓国人。
既にオークビルのオータムクラシックインターナショナルとフィンランディア杯の素晴らしいパフォーマンスによって観客の注目を浴びていたジュンファン・チャ(優勝候補の宇野昌磨とサプライズだったキーガン・メッシングに次ぐ3位)である。ブライアン・オーサーに師事する才能豊かな選手は傑出した2つの演技を引き出した。
ショートではクラシックの名曲、セルゲイ・プロコフィエフの「シンデレラ」に乗せて演じた韓国の選手は、出来のいい3アクセルに加え、4サルコウ、男子では珍しいコンビネーション、3ルッツ/3ループを実施した。

チャの見事なエレメンツ処理能力はとりわけフリープログラムで光った。

ラーマンの「ロミオ+ジュリエット」のサウンドトラックに乗せて、冒頭で4トゥループ(コントロールパネルによって回転不足と判定された)と4サルコウに挑戦し、パフォーマンス中盤で3回転ジャンプだけのコンビネーションジャンプ(3ルッツ/3ループ、3アクセル/3トゥループ)を実施、ボーナスの付く後半に3アクセル、3ループ、3フリップ/EU/3サルコウ(最後のジャンプはオータムクラシックの時と同様、コントロールパネルによって回転不足と判定された)を着氷した。

技術的なことを別にして、韓国選手のフリープログラムが驚きだったのは、際立ったモダン性である。実際、ようやくクラシック路線のショートと対照的なフリーを選んだ非常に若い選手は、ハイテンポの難曲に乗せて、テーマに見事にマッチしたステップによって勇気ある振付を披露した。
素晴らしい演技を披露したチャは、正しく磨かれていけば、ゆくゆくエイリアン羽生結弦の後継者になれるかもしれない。

 

一方、女子シングルではスターの復活に立ち会った。
エリザヴェータ・トゥクタミシェワが、バルセロナのフランプリファイナル、ストックホルムの欧州選手権、上海の世界選手権を制した2014-2015年シーズン以来、トップに戻ってきた。

アレクセイ・ミーシンに師事するロシアのスケーターは、とりわけ3アクセルを含む技術要素を綺麗に決め、文字通り技術的に完璧だったショートプログラム(演技構成点は高かったものの「滑り」は完璧ではなかった)のおかげでライバル達を蹴散らした。

ロシアの選手はバンクーバーでのファイナル進出を賭け、難関である日本の大会で好調な日本人選手達、宮原知子と紀平梨花と対戦する

この瞬間、陰りが見えるスターは疑う余地なくエフゲニア・メドヴェデワである。
オリンピック銀メダリストはフリーでは1位だったものの、余裕で優勝できるはずの大会で3位に終わった。
この結果の原因は、第一印象では明らかに酷い戦略にあると言える。

11点以上の得点を失い、最終結果に重く圧し掛かったショートプログラムのコンビネーションのミスは別として、メドヴェデワはフリープログラムに3ルッツを2本入れた。ルッツは昔から彼女にとって苦手なジャンプで、案の定、コントロールパネルから『Wrong edge』(エッジエラー)の判定を受けた。

どうやってブライアン・オーサー・コーチにこのようなプログラム構成を強行することを納得させたのか、その動機は不明だが、フリーで高得点を獲得したことは明らかで、3位はジェーニャのフィナーレ進出にとって断然追い風となる順位である。バンクーバーに確実に行くためには、モスクワの選手はグレノーブルのフランス国際で前述の紀平梨花、チームメイトの強敵マリア・ソツコワ、アメリカのブラディー・テネルを破って優勝しなければならない。

(ペアは省略)

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数字が得意なマッシミリアーノさんのデータによれば、今大会のジュンファン選手の表彰台(17歳と6日)は、グランプリ大会初表彰台の最年少記録を持つ羽生君(16歳と364日でロステレ杯優勝)に次ぐ歴代2番目の若さなんだそうです(以下、ナム・ニューエンのスケアメ2位(16歳と158日)ネイサン・チェンNHK杯2位(17歳と205日)、宇野昌磨スケアメ2位(17歳と311日))。

羽生君の場合、14歳でジュニアGPファイナル優勝とか19歳でオリンピック金メダル+3冠とか17歳でワールド銅メダルとか他の記録があまりにも規格外過ぎて忘れてしまいがちですが、グランプリ初台乗りも何気に史上最年少なんですね!(15歳3か月弱での四大陸選手権銀メダルも凄いと思う)

女子では新葉ちゃんが残念な結果でしたが、右足甲に怪我を抱えているんですね(涙)
一番重要なのは全日本なので、今は焦らず、無理をしないで欲しいです。

個人的にリーザの優勝は嬉しかった!
確かにリーザはプログラムの繋ぎが薄く、ジャンプの前にステップとかあまり入れていないかもしれませんが、ジャンプ自体の美しさ、クリーンな技術と言う点では女子シングルではピカ一だと思います。

特に彼女の3ルッツは明確なアウトエッジ&トーピックのクリーンな踏切、高さと幅があり、着氷後の流れも滑らかで、まさにルッツはこうあるべきというお手本のようなジャンプで、見ていて気持ちがいい。

今シーズンから1)高さと幅、2)踏切と着氷、3)エフォートレスの3項目を満たしていないと、+4と+5は出してはダメというルールに変わったので、リーザや新葉ちゃんのようにジャンプ自体の質が高い選手がもっと評価されるようになれば嬉しいです。

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち