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Piroetteより「ニースの美と技術:羽生結弦」

ローレウス祭りが終わり、イタリアは再び深刻なハニューロスに見舞われていますが、素敵な古い記事を見つけたのでご紹介します。
ピエモンテ州ビエッラにあるNPOフィギュアスケート情報センター「Piroette」のウェブサイトに掲載された伝説のニースのロミジュリについて語られた記事です。

原文>>

カルロ・グリエルミノッティ・ビアンコ(2012年4月10日)

去る2012年3月31日、ニースでのフィギュアスケート世界選手権が幕を閉じた。
いつものように若者達はサスペンスに満ちた氷のスペクタクルをプレゼントしてくれたが、真のサプライズは日本の羽生結弦のパフォーマンスだった。この若い選手はフィギュアスケートの勢力図に凶暴に切り込もうとしている。
フリープログラムでは技術点91.99、芸術点83点、合計173.99点を叩き出し、ショート7位から銅メダルに追い上げた。

羽生は観客を魅了して引き込み、彼らを試合の一部にした。
彼は、観客がエクスタシーに達するほどの歓喜のひと時を彼らに贈った。
この若いスケーターが震災による打撃からようやく立ち直ろうとしている祖国をどれほど誇りに思っていることか。

「僕の感動、僕の演技は今も尚、震災から立ち上がろうとしている日本の人々に向けられています。彼らは僕に闘い続けるための大きなモチベーションを与えてくれました」

ユヅルはこう語った。

羽生はロミオとジュリエットの旋律に乗せて舞い、テクニカル、ジャッジ、そして観客の息を止めてしまうジャンプとステップを次々に披露してその才能を証明した。
4回転ジャンプと巨大な3Aでプログラムを開始し、続いて3F、3Lzに何とか2トゥループを付けると3Tとコンビネーションにした2本目の3アクセル、もう1本の3Lz。続くメリハリの利いたパッセージではアドレナリンは宇宙レベルに達した。
羽生の生気、自分に出来ることを見せて、驚かせてやろうという彼の願望が漲っているのが感じられた。

そしてステップシークエンスで一気に解き放たれる。
観客は拍手で彼を後押し、会場全体が音楽と一体化した。
まるで自分自身に語り掛けるように滑り、その眼差しでリンクを操り、氷は彼の命令に従っているようだった。

ステップシークエンスの最後で激しいステップを爆発させ、汗の最後の一滴を振り絞って驚異的な幅の3アクセル(☆サルコウの間違い)をねじ込み、本物のコントロール力を見せつけた。

「とてもナーバスになっていました。今日滑る前は世界選手権のプレッシャーを感じていました。僕にとって初めてのワールドですから。でも今日はいい演技が出来たので幸せです。まさかメダルが獲れるとは思っていませんでしたからとても驚いています」

2010年のジュニア世界チャンピオンはプレスカンファレンスでこうコメントした。

そう・・・本当に恍惚とさせられるスペクタクルだった。
私の両眼は今も氷上を滑る彼のしなやかな身体を追っているのだ・・・

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☆羽生君を知ったのはこの前のシーズン(2011年四大陸選手権)で、初めて彼の演技を見た瞬間から、これは途方もない才能だと確信し、ファイナルでも全日本でも一番応援していましたが、このニースのロミオで文字通り完全に心を鷲掴みにされました・・・

それからというもの明けても暮れても暇さえあれば1日に何10回もロミジュリ動画を再生してしまうリピート中毒状態に!!!😨
今まで経験したことのない、この明らかに尋常でない症状が一体何なのか分からず困惑しました・・・
これが急性ユヅリーテ(ほどなく慢性化)という治療薬のない重い病だと知ったのはそれから大分経ってからのことですw(そして同じ症状を患う人々が世界中に大勢いることを知って勇気づけられ、今では開き直ってこの病気と上手に付き合っています😷

あれからもう7年が経とうとしています。
もうすぐ3月11日。
久しぶりにまた見たくなりました。
もう何百回見たか分からないけれど、何度見ても当時と同じ感動が蘇ります・・・

☆ニースの奇跡(Rai Sportマンマ解説版)
エレナさんの動画です。いつもありがとう!Grazie Elena!💛

実況:アリアンナ・セコンディーニ
解説:フランカ・ビアンコ―ニ
ゲスト:アンドレア・ブオンジョバンニ
(いつも素敵な記事を書いてくれるガゼッタ・デッロ・スポルトの記者さんです。大興奮のマンマ達に圧倒されたほとんどしゃべらせてもらえていないw)

 

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち