再びピエモンテ州ビエッラにあるNPOフィギュアスケート情報センター「Piroette」のウェブサイトより。
ニースロミオの記事です。
羽生結弦、日本の『Friciulin』
カルロ・グリエルミノッティ・ビアンコ(2012年4月5日)
ビエッラ(とピエモンテ地方)の方言ではほっそりとした優美で愛らしい少年を指すのに「小さな子」を意味する愛情深い表現である「Friciulin」(フリチュリン)という言葉を用いることがある。
2012年3月31日土曜日の午後のニースで、仙台のやんちゃな少年が披露した氷上の傑作が終わった時、溢れ出る大粒の涙を拭いながら、私は自分が世界のフィギュアスケート史に残る事件に立ち会ったことに気付いた。
観客が起こした集団ヒステリーが収まり、ようやくしゃべれるようになると、私は自然に彼を『Friciulin』と「命名」し、ラウラにそれを伝えた。彼女も私と同感だった。
特にラウラは、生徒と教師が人前で号泣し、(普段礼儀正しい)日本人達のリアクションが尋常でなかったことに触れ、ここで起こったことが如何に特別なことだったのかを力説した。
羽生結弦は阿部奈々美と都築章一郎に師事し、振付でナタリア・ベステミアノワとイゴール・ボブリン夫婦のサポートを受けている
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☆翻訳する順序が逆になってしまいましたが、これが最初に投稿された記事です(2012年4月5日)。
次が「羽生結弦:ニースの美と技術」(4月10日)、
最後が「羽生結弦のロミオ+ジュリエット:音楽と振付を追想する」(4月24日)でした。
カルロさん、現地観戦だったんですね!!!(羨ましい!!!)
テレビ観戦でもあれほど衝撃的だったのに、生ロミオの破壊力は如何ほどのものだったのか!!!
熱に浮かされたように立て続けに3本も記事を執筆してしまうわけですね。
執筆の経緯はこんな感じだったんじゃないでしょうか
- ステージI:ニースのロミオに衝撃を受け、興奮冷めやらぬ内にとりあえず短い記事を書く
- ステージII:全然語り足りず更に詳しく熱い記事を執筆する
- ステージIII:何故あの演技にこれほど惹きつけられ、これほど心を奪われたのか?あのプログラムの何がそれほど特別だったのか理解するために編曲や振付の分析を始める
私はOriginはニースのロミジュリのような伝説のプログラムになる気がします。
ロステレ杯ではジャンプにミスはあったけれど、何かが憑依したような、どこか刹那的な演技に圧倒されました。
もうすぐ・・・あと数週間で再び見られると思うと心が震えます。
羽生君が元気で、順調に練習できていますように・・・