前回に引き続きライター/編集者のマルティーナ・フランマルティーノさんのブログ「Sportlandia」より
羽生結弦の演技に心を鷲掴みされ、彼の虜になってしまった人の典型的な行動パターンは:
演技動画のリピートが止まらなくなる→過去の演技動画を片っ端から視聴し始める→演技動画だけでは飽き足らずインタビューやドキュメンタリーの動画も漁り、彼の人柄や人間性にも魅了される
そして必ず、羽生君が東日本大震災の被災者であり、現在も様々な方法で被災地を支援し続けているという事実を知るに至るのです。
おそらく「たま落ち」らしいマルティーナさんも例外ではなく、羽生君と東日本大震災の繫がりについて書かれています。
4月30日の記事です。
とても素敵な内容だったので翻訳させて頂きます。
2019年4月30日
羽生結弦:東日本大震災
筆者:マルティーナ・フランマルティーノ
リンクに降りた時、羽生結弦がそこで出来ることは並外れています。
彼のあらゆるジェスチャーの美しさ、最も難度の高いことを実施する幸せ、全体の調和、表現・・・
氷上の彼を描写出来る言葉は本当に存在しないと私は思います。
でも彼の氷上以外での人生を見つめた時、選手としてだけでなく、人間としての彼の器の大きさを知ることが出来ます。
自分の競技における最高の選手、彼の場合には競技史上最高の選手になるために練習することは、たださえ決して簡単なことではありませんが、目の前に巨大な壁が立ちはだかる逆境の中で練習するということは、彼の真の偉大さを物語っています。
まだ子供の頃、練習拠点のリンクが数年間閉鎖され、彼のスケート人生は困難になりました。そして2011年3月11日に日本を襲った地震は彼の心に永遠の傷跡を残しました。
これらは私が以前、偶然見つけたドキュメンタリーの動画です(幸運なことに英訳字幕付きです。私のように日本語が分からない人達のために時間と労力を割いてこの作業を行って下さる皆さんに永遠の感謝を捧げます)
☆「蒼い炎I/II」も購入されたようで、5月11日のブログで本が手元に届いた喜びを書き綴っています!
2019年5月11日
蒼い炎
たった今届きました。
私は幸せな子供のようになっています。
(勿論、日本語ではなく、私に理解できる言語で書かれていたらもっと嬉しかったけれど、このことは、この本を購入すると決めた時点で既に納得済みでしたから)。
彼が何を言っているのか理解することが出来ない私のような人達のために、彼の言葉を翻訳してくれる素晴らしい羽生ファンの皆さんに心から感謝します。
翻訳のおかげで私は「蒼い炎I」を既に読むことが出来ました。
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☆動画漁り、本の購入・・・沼に落ちてしまった人が辿るお決まりのコースですね。🤣
おめでとうございます!
あなたはもう抜け出せない
でも彼のスケートが遠く離れた国の人々の心を掴み、これがきっかけとなって、彼の生き方、在り方、そして被災地を想う心までもが世界中で拡散され、シェアされていくのは感動的です。
本当に凄い人。
存在そのものが奇跡です