コロナ禍の影響で保留または中止になっていた仕事のプロジェクトがここにきて一気に再開し、かなりヒマだったロックダウン時期から一転して超多忙になり、プログ更新はすっかりおろそかになっていましたが、今日は2019-2020年シーズン最後の日なのですね!!!
不覚にもイタリア時間の21時過ぎに気が付きました!
シーズン最後の日なのだから何か投稿しなければ!と謎の義務感に駆られ、日本はもう7月1日ですがイタリアはまだ6月30日なので😌
本屋を経営するライター/編集者のマルティーナ・フランマルティーノさんのブログに投稿された振付動画のプログラムを振り返るシリーズから、今シーズンのショートプログラム「Otonal」
マルティーナ・フランマルティーノ著(2020日5月20日)
羽生結弦は中途半端が嫌いなタイプです。
子供の頃からの目標、オリンピック二連覇(1度の五輪金メダルでは彼には少な過ぎるのです!)を達成した後、幼い頃から最も影響を受けたスケーターにオマージュを捧げる決意をしました。
自分のお気に入りのスケーターは誰々と言うのは簡単です。
でもプログラムでオマージュを捧げるとなると、より骨の折れる仕事になります。
特にそのスケーターが彼にとって重要であればあるほど・・・
ジョニー・ウィアーはトリノ五輪でOtonalの旋律に乗せて滑りました。
ユヅルは同じ曲を使いましたが、ウィアーがフリープログラムで使用したのに対して、彼の場合は1シーズン半使用したショートプログラムでしたから、少しカットしなければなりませんでした。
フィギュアスケート羽生結弦選手の動画3本目をお届けいたします。#SkateForward明るい未来へ #フィギュアスケート #羽生結弦 #YuzuruHANYU pic.twitter.com/jn1ULsxKAd
— 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) May 6, 2020
ベストプログラムは2018年オータムクラシック、新ルールでの世界最高得点を叩き出したヘルシンキGP、そして世界最高得点を再び更新したロシア杯の演技です。
その後、再び怪我を負い、復帰戦となった2019年世界選手権ではサルコウが抜けるミスがありショートプログラムは3位でした。
今シーズンのベストプログラムはオータムクラシック・インターナショナル、スケートカナダ、NHK杯、全日本です。
最も重要な大会であったグランプリファイナルではコンビネーションでミスがあり、2位でした。
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☆私にとってのベストOtonalは幸運にも現地で見ることの出来たロステレコム杯バージョンです。
完璧に実施された各エレメント、羽生君の時だけリンクが無重力地帯になっているようでした。
同じく現地で見ることの出来たトリノGPFバージョンはステップアウトになってしまったコンビネーション以外のエレメンツはOtonal史上最高のクオリティだったと思います。
冒頭の4サルコウと3アクセルは羽生君比でも最高のジャンプに数えられるクオリティでした。
そしてこの世のものとは思われないステップシークエンス!
イタリアのファンがよく「催眠効果がある」と形容していますが、文字通り催眠術にかけられました!
素晴らしいシーズン、素晴らしいプログラム、素晴らしい演技をありがとう!
羽生君が怪我無くシーズンを終えられたこと、引き続き現役を続行してくれることに心から感謝します!