イタリア解説RaiSport版「2019欧州選手権~マッテオ・リッツォ銅メダル!」

ミハエル・コリヤダのフリー実況解説ですが、実際にはコリヤダ選手の演技後からマッテオ・リッツォのメダル確定までのイタリア解説陣とマッテオのコーチであるフランカさんの興奮、感動、涙、絶叫の記録です(コリヤダの演技については全く解説していない)

実況:アリアンナ・セコンディーニ(A)
解説:フランカ・ビアンコ―ニ(F)
   ファブリツィオ・ペドラッツィーニ(P)
   アンナ・カペッリーニ(C)

☆Brau Avitia 3さんの動画です

(コリヤダ演技後)

A:私達は息が止まりそうです。
フェルナンデスは179.75、サマリンは・・・

F:技術点を見て

A: 58.12です
ビアンコ―ニは気絶しそうになっています
サマリンは167.78です。
マッテオ・リッツォは247.08でした。
私達は状況を理解し、待たなければなりません。
果てしなく感動的な瞬間です・・・

F:TESは58点で、転倒の減点がありますが、マッテオに対してショートの点差が20点あります

A:彼が首位に立つには171.11が必要ですが、これは不可能です。
2位になるには169.37、3位に入るには146.60が必要です。
でも彼のプログラムは本当に壊滅的でした。
ですから、今この瞬間、私達は最終結果を待っています。
なぜなら、本当に重要なメダルを意味している可能性があるからです。
でもまだ何も言いません。私達は最後まで黙って待ちましょう

まさに果てしなく感動的な瞬間です・・・
なぜならマッテオ・リッツォが表彰台に乗る可能性があるからです。
私達は指を交差して祈っています

待ちましょう・・・待ちましょう・・・

サマリンは269.84
マッテオは247.08

誰かフランカ・ビアンコ―ニに水を持ってきてあげて。
もう何が何だか分からない状況です。
しっかりしてフランカ!
さあ水はここよ
私達はコリヤダの演技のリプレイを見ていますが・・・

大きな感動の瞬間です・・・
私達は全員一緒にここで・・・応援しています
私達の心は一つです・・・思いがけない、想像もしていなかった、素晴らしい、美しいメダルがイタリアにもたらされるかもしれないからです。

しっかりするのよ、フランカ
現在、マッテオのコーチをしているフランカ・ビアンコ―ニは窮地に陥っています

F:しゃべるのは困難です・・・

A:大丈夫よ、私達がいるから安心してここにいて。
しっかり!
最後のジャッジの得点が入力されました!
皆さん・・・

F:私は彼(マッテオ)を見たいです!!!

A:さあ、皆さん何かにつかまって体を支えて下さい

F:私は水を飲まなければなりません

A:フェルナンデスが1位、サマリンが2位、
コリヤダは本当に残念な結果でした

F:マッテオはどこに行ったの?グリーンルームに見えないけれど

A:マッテオはどこかに行ってしまったわね

F:いいえ、そこに居るわ

A:さあ、準備はいいですか

(得点発表)

C:キャァァァァァァー!!!

F:ァァァァァァァー!!!

A:ここには発狂した人がいます。
今の絶叫を聞いたでしょう!
このフリースケーティングでは私達のマッテオを超えることは出来ません!!!

F:信じられない!!!
信じられません・・・

A:皆さん・・・
これが結果です
マッテオ・リッツォが欧州選手権で銅メダルです!!!
マッテオ・リッツォが彼のアイドル、ハビエル・フェルナンデスと共に表彰台に上がります!!!
ハビエル・フェルナンデスはここで7つ目の欧州タイトルを獲得し、このスポーツの歴史を塗り替えました。

当然のことながら、フランカ・ビアンコ―ニはマッテオ・リッツォの元に向かいます。

F:みんなありがとう!
でも私はちょっとマッテオのところに行ってきます。ありがとう!

A:何という感動でしょう。
私達はこの感動的な瞬間に全員一緒に立ち会うことが出来ました。

何が起こっているのか理解しなければなりませんでした。
コリヤダの最初のミスの後、私達のロシアの同僚(ヤグディン)は「君達、マッテオ・リッツォが表彰台だよ」と私達に言いました。

アンナ・カペッリーニは泣いています
私達にとって本当に素晴らしい瞬間でした。

P: 素晴らしかったよ
アリアンナ!!!マドンナ・・・・

僕達にこれが現実だと最初に分からせてくれたのは、僕達の隣にいるアレクセイ・ヤグディンだった。
僕達に「君達、おめでとう!」と言ったんだ
僕はふざけながら「いやまだ分からないよ。だって20点も点差があるんだから」と答えたけれど

A:彼は私達にすぐにそう言ったのよね

P:すぐだったね。

A:さすがオリンピックチャンピオンの慧眼ね

P:確かに、君の言う通りだ

A:私達はハビエル・フェルナンデスの現役最後の演技で既に涙腺が崩壊していましたが、マッテオの銅メダルで全員号泣です。
昨日、マッテオはまだ子供だった頃、父親に連れられてモロゾフの元で練習するハビエル・フェルナンデスをいつも見ていたと私達に語ってくれました。そしていつも彼と比べられていたと。
これは本当に素晴らしい結果です。

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☆スポーツジャーナリストのディ・ジェンナーロさんが実況席の様子を捉えた動画を投稿してくれていました!最初の絶叫はアンナちゃんだった!


フランカさんはコリヤダの演技が終わる前から泣き始めて、リプレイ中はほとんどしゃべることが出来ませんでした。
マッテオ・リッツォの演技中はファブリツィオさんとアイスダンスのアンナ・カペッリーニが解説していましたので、フランカさんはマッテオの演技の後、実況席に加わったんですね(イタリアの実況席は自由奔放で面白いw)。
マッテオは素晴らしい演技だったけれど、まさかメダルに届くとは夢にも思っていなかったのでしょう。
コリヤダはちょっと可哀そうだけれど、イタリア解説陣が一致団結し、全員号泣しながらマッテオのメダル確定の瞬間を待つ・・・何て感動的で温かい光景でしょう😭

16歳のクワドジャンパー、ダニエル・グラッセルといい、イタリア男子シングルの未来は明るいです。

ただ埼玉世界選手権ではイタリア男子は1枠。
今季のナショナルチャンピオンはダニエルですが、マッテオの今大会の銅メダルでどちらが選ばれるのか分からなくなったとアンジェロさんが言っていました。
どちらが選ばれるにしても、出場が決まった選手には10位以内に入って来季ワールドのために2枠をイタリアに持ち帰るという重要な使命がありますので、そうなると経験豊かなマッテオの方が有利なのか(ダニエルはジュニアワールドがあるし)
どちらが選ばれても批判は出るだろうし、イタリア・スケート連盟にとっては非常に難しい決断になるだろうとのことです。

ロシアのワールド出場選手も分からなくなってきました。
女子はサモドゥロワは決定、アリーナも多分決定で3枠目が誰になるのか
リーザ・トゥクタミシェワが有力だと思いますが
今大会、リーザが出場していたら、彼女が優勝した確率が高かったわけで、口の悪いマッシミリアーノさんは(GPFの)エキシでセミヌードで氷上に寝転がるという自殺行為によって肺炎を起こし、大事なチャンスをフイにしてしまったと何度も嘆いていました。

男子はサマリン以外はナショナルの結果はリセットされ、振り出しに戻ったと見ていいのでしょうか。
20点も点差があるのにコリヤダの最初のミスですぐに「おめでとう。マッテオの勝ちだ」とイタリア解説陣に告げるヤグ様ひどい・・・😅(でも実際にその通りになった)

ヤグプルが「僕達が一緒にワールドに出ようか」と言っていたそうですが(冗談抜きで是非見てみたいので、今季は無理でも来季以降の国別とかJOとかへの出場を本気で検討して欲しい)、二人の強靭なメンタルをロシア男子に伝授してあげて!

マッシミリアーノさん達は北京までの4年間に覚醒が期待される才能とポテンシャルと言う点において最も有望な選手として、いつもコリヤダとアリエフの名前を挙げていますが、二人共ここ一番でことごとく自爆するので見ていてもどかしい・・・

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