お帰りなさい4Lutz!!!🎉🎉🎉2019年6月9日FaOI神戸

今日、2019年6月9日
羽生君がついにクリーンな4ルッツを成功させました!
お帰りなさい4Lutz!:awww:
映像こそないけれど、イタリアにも電光石火のスピードでこのニュースは伝わってきました。
イタリアのファンの皆さんを歓喜の声を拾い集めてみました。

まずはエレナさんのブログEleC’s Worldより

エレナさんはこのアイスショー開催期間中、毎日アイスショーの内容、各種記事、画像、動画をまとめて詳しくルポタージュして下さっています。
4ルッツ成功に関するレポートを抜粋します。

<2019年6月9日の投稿から>

フィナーレ:
アイスショー全体を通して最も素晴らしく、最も嬉しく、最も感動的で心を打つ瞬間でした。
プルシェンコとひそひそ話をした後、ユヅルは最後の一人としてフィナーレのジャンプ大会に挑戦しました。
1回目はパンク、プルシェンコは両腕をもっと引き締めるようジェスチャーでアドバイスします。ユヅルは分かったと言うように何度か頷き、再び挑戦します・・・

そして完璧な4ルッツを着氷しました!!!

現地で見ていた人はGOE+5のクオリティだったと言っています。
すぐに彼は腕を天に突き上げて喜びのガッツポーズ。
会場全体が歓喜で爆発しました。
喜び、そして解放
全てのスケーター達が円陣を組んで彼を抱擁し、成功を祝福しました。
それからユヅルは輪から抜け出してプルシェンコの元に行きました。プルシェンコは彼に何か言った後で、しっかりと抱きしめ、まるで子供にするように頭にキスしました。
なんて素晴らしい光景でしょう!!!

スコット・モイアは感激のあまり涙していたというレポートさえありました!
言ってみればツイッター越しにアイスショーを追っている可哀そうな私達は・・・実質、リアルタイムでこの感動を生きていました。
何故ならツイッター上が😭😍😆などの絵文字で溢れていたからです。
皆が感激し、心の底から感動しました。
まるで幸せの爆発が私達全員に伝染したようでした(私は携帯電話で読んでいて・・・
どのツイートでも様々な絵文字以外で私が理解出来たのは「4Lz」だけでしたが、泣き顔の絵文字と一緒にハートや星や拍手の絵文字が入り乱れていましたので、何か素晴らしいことが起こったのだと理解出来ました。そして信頼のおける最初の翻訳を読んで、確信を得たのです)。
本当に魔法のような瞬間でした。

もしかしたら、平昌オリンピックでユヅルを知った新しいファンの皆さんには、この感情を完全に理解することは出来ないかもしれません。
リンク内外におけるこれほど大きな幸福感の理由を簡単に説明してみましょう。

2017年11月9日、NHK杯の最初の公式練習中、4Lzに挑んだユヅは酷く転倒し(前日、高熱を出していましたから、まだ足が弱っていたのでしょう。でも彼はリスクを冒して挑戦しました)、右足首にオリンピック出場がギリギリまで危ぶまれるほどの深刻な怪我を負いました。

それからの数か月間は彼にとって重く苦痛に満ちた困難な時期でした(彼のコンディションが全く分からず、トロントのどこかにいることしか知らなかった私達にとっても)。
この期間、彼は自分自身との巨大な闘いに挑み、恐れ、不安、自身の身体、国全体からのプレッシャー、更には批判や馬鹿げた中傷等とも闘わなければなりませんでした。

オリンピックまでのタイムリミットが刻一刻と迫る中、ユヅルは自分の夢のためにあらゆるリスクを冒す決意をしました。
つまり、足首の状態を更に悪化させるリスクを承知の上で、痛み止めを使用しながら4回転ジャンプの練習を再開したのです。
彼は既に成功させていた4種類の4回転ジャンプをオリンピックで跳ぶという野心を諦め、トゥループとサルコウだけに限定しました。
彼の「4回転ジャンプ」が戻ってきたのは韓国に立つ数日前のことでした(4ループは出発前日にようやく跳べるようになりました)。

彼は冷静で自信に満ちているように見えましたが、本当はどんな心境だったのかは分かりません。
でも彼はあらゆる逆境、あらゆる限界を超えて、伝説的な勝利を飾りました。

彼の成功した4ルッツは、今まで見たことがないほど美しいジャンプだけれど、彼がこのジャンプを跳ぶのを見ることはもうないだろうと私達のほぼ全員が思いました。

でも彼はまたしても不死鳥のように蘇ったのです。
彼の身体、正確に言うと彼の足首は今ではとても脆くなっていて、リスクが非常に高いというのに、彼の内面の強さは驚異的です。

私達の戦士は今日、2019年6月9日、つまりあの転倒からちょうど19か月目に全てを乗り越えることが出来たのです。
このことは他のスケーター達、フィギュアスケートを愛し、彼を応援している人達が全員知っていることです。
だからこそ他の選手も跳んでいるこのジャンプに多くの人がこれほど感動し、涙するのです。
この4ルッツを見られるのが待ちきれません!!!

現実的な言い方をすると、一度成功したからといって、このジャンプの安定性や成功が保証される訳ではありません。
でもこれはとても重要なことなのです。何故なら、今日のこのジャンプの成功は、彼の努力と意志の力の賜物であり、間違いなくこのジャンプが彼に残したある種のトラウマを乗り越えたことを表しているからです。

4ルッツの後、彼はまるで感謝するようにそっと右足首を叩きました。
今日のサプライズはこれで終わりです。

ToshIもブログを更新し、ユヅルを愛する私達のほぼ全員が感じた、心の最も深い部分にある感情を描写することに成功しています。

龍玄としさんのオフィシャルブログ

とても感受性豊かな詩的な文章です。
是非、英訳を読んでください!
英訳>>

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<イタリア羽生結弦フォーラムより>

今日、2019年6月9日、NHK杯で4ルッツで右足首を負傷してからちょうど1年と7か月、ユヅは神戸公演の千秋楽のフィナーレで完璧な4ルッツを着氷しました!!!
全てのスケーター達が彼を祝福するために駆け寄り、スコット・モイアに至っては何と泣いていたらしいです。プルシェンコも彼を強く抱きしめただけでなく、まるで子供にするように頭にキスしました。

私は本当に言葉がありません・・・
この若者はただただ驚異的です・・・

:dead::dead::dead::dead::dead:

ありがとう・・・私もレポートを読んで・・・感動しました。
私達ファンも右足首に余計な負担をかけないで欲しい、右足首が怖いと心配し、
ブライアンですら、当時もうこの素晴らしい傑作を見ることはないかもしれないと言っていたというのに。
私達は彼を見くびってはならないということを本当に学習するべきね。
でも難しいわ
だって彼は逆境の度にハードルを上げていくから、ついていくことは困難なのよ。

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<その他のグループチャットから>

歓喜と幸福:今日、羽生結弦公認の4ルッツが正式に戻ってきました!
😁🎉🎉🎉🎉👏👏👏
Welcome back 4Lz!

アモリーノ(キューピッド)!私がどれほど幸せでどれほどあなたを誇りに思っていることか!

おはよう、
神戸公演千秋楽の今日、どうやら4ルッツが完璧に決まったようよ。
GOE+5の出来だと
映像で見られるのが待ちきれないわ!

今日は9日。怪我をしたのは2017年11月9日だったのよ。
信じられない・・・

怪我の後、このジャンプは失ったと思ったのに、彼はどうしても取り戻したかったのよ。
そして取り戻した。
何という意志の強さなの

ブライアンでさえ再び4ルッツを見ることはないだろうと言っていたのに
私も感動しているわ!!!

あんな大怪我の後で、挑戦するだけでも正気の沙汰ではないというのに
私は彼が誇らしい

ブライアンは彼を見くびってはならないと言っていたわ

何も彼を止めることは出来ない

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☆オリンピック出場さえ危ぶまれた、あれほどの大怪我の原因になったジャンプを
2シーズン連続で同じ箇所の怪我にこれほど苦しめられた後で
トラウマになってもおかしくないというのに

何という人でしょう!😭
何という精神力
何という意志の強さ
本当にもう言葉がありません・・・

国別対抗戦前の医師の診断によれば2~3か月の加療が必要と言うことだったので、今はリハビリ期間中かリハビリ明けぐらいの時期のはずなのに、こんなに早く4ルッツまで戻してくるなんて!

しかもマスカレイドを全身全霊で滑り切った後で、ちゃんとしたアップもせずに、会場中が注目する中で、いきなり跳んで成功させることがどれほど難しいことか
本当に信じられません。

私達が公式の場で4ルッツを見たのは2017年のロステレコム杯です。
深く沈みこんで堪えたジャンプになりましたが、飛距離と高さは驚異的でした。

「飛行が永遠に続きそうだった。もう降りてこないかと思った」
(by アンジェロ・ドルフィーニ)

完璧なアウトエッジ+Toe-pickで踏み切った教本通りの4Lz
この高さ!是非アイスコープで測定して欲しい!

公式練習中には完璧な4ルッツを決めていました
本当にうっとりするほど美しいジャンプ!

私達ファンは当然のことながら、無理をしないで欲しい、怪我をしないで欲しいと心配しますが、彼はそんな次元の人ではない。

超自然的な存在、天命を与えられて生まれてきた神様に選ばれた人
もう心の声に導かれるままに、好きなだけ、好きなところまで突っ走ればいい。
私達は彼を信じ、黙って応援するだけです。

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu